美味しい魚のはなし

今日は美味しかったかな?

メギスの素揚げ風

メギス(ニギス)は、この周辺のスーパーで見かけたことは一度もありませんが、角上魚類では普通に見かけます。

安い魚ですが、角上には鮮度がそれほどいい状態では入ってきません。(地元なら鮮度バツグンなはずですが)

でも、薄味ながら、クセの無い旨味を感じられるお得な魚だと思います!

この前、カミさんが一杯(一皿)買ったら、もう一杯分サービスされたそうで、それが冷蔵庫にあるから何とかして!と頼まれていました。

脂は内臓にあっても、身には全く無く、また身の水分が多いので、水分を出来るだけ取っておきたいんです。

自分は、キッチンペーパーで包んで冷蔵庫でしばらく寝かせます。

さて、いつもは3枚卸しで中骨を取るんですが、この小さくて身が柔らかい魚だと結構手間でしかもうまく出来ないんです。

あ、手開きどうかな? と思い立ち、早速試したところ、まあまあうまくいきました。

中骨が黒ずんで見えるのは、鮮度が落ちて、血合いが黒っぽくなってしまっているからです。

今回、一番の収穫はメギスの手開きが出来たことでした!

フライパンにオリーブ油(クセの少ない魚料理に合うヤツあります)を多めに敷いて、熱くなったら、まず中骨を揚げます。

次は、身ですが、広げて丁寧にフライパンに並べた方がいいです。

最初は、フライパンに無造作に放り込んだんですが、身が崩れてボロボロになってしまいました。

揚げているところですが、キレイな写真じゃなくてゴメンなさい!

しばらく揚げてから身をひっくり返すんですが、フライパンに身がちょっとくっついてるので、それをフライ返しかフォークで剥がしてからひっくり返さないと身が崩れてしまいます。

このやり方だと、身を崩さずにキレイに揚げるのが難しいんです。かたくり粉とかをまぶして、から揚げにする方がキレイにいくはずです。

さて、仕上がりも全くキレイではないんですが・・・

味の方は、中々良くて、カミさんも喜んでくれました。また、ちょうど顔を出した娘が、美味しい美味しい!と言って全部平らげてしまいました!

調味料は一切使わないんですが、軽く塩を振って調理するといいかもしれません。

生ホタルイカは、崩れないよう加熱するのが難しい

生ホタルイカは、身が崩れないように加熱しないといけないんですが、まだ1回も成功していません!

もう身が柔らかくなっているので、オリーブ油でそのまま炒めるのはダメそう。

なので、かたくり粉をまぶして、から揚げ風に調理しようと思ったんですが、これでもダメでしょ、と言われて断念・・・

で、そのまま、そっとボイルしましたが、身は崩れるわ、新鮮な香りはないわ、で失敗でした・・・!

写真もキレイじゃないので、今回はやめときますね。

また挑戦してみます!

 

これくらい新鮮なのが欲しい!

マソイの煮付け

マソイは、別名キツネメバルということで、今旬の赤メバル黒メバルのように脂が乗ってるんでしょうか?

ウロコ、ヒレ、内臓をキレイに取り除き、肝と割って中を洗った胃袋は身と一緒に煮付けることにします。

赤メバルのように、肝付近に脂がかなりありました。

身が厚いので、煮る時、何回か落し蓋をめくって、煮汁を上からかけ回しました。

火が強くならないよう注意して、煮込み時間はやはり10分ほどです。

身に脂が少しあって、赤メバルより身が引き締まっていました。

これも臭みなく美味しく出来ました!

煮汁は、ハギの時と同じ割合です。

しょうゆ20mL、酒40mL、みりん10mL、水140mLです。今回ショウガは入れませんでした。

やはりうすくち醤油で仕上げた方が、自分はいいと思います。

塩焼きでも美味しいのかは、やってみないと分かりませんが、煮つけの方が合いそうな感じです。

アラの塩焼き

いつもは、色んな魚の切れ端や頭の部分とかをアラと呼んでいますが、

今回のアラは、スズキ目ハタ科の高級魚です!

大型は恐ろしく高価で手が出ません。今回のは、20cmちょっとの小アラです。ちっちゃーい!

ウロコ、内臓、エラを取り除き、しばらくキッチンペーパーに包んで、塩を軽く振るだけで、早速グリルで焼きました。

平凡に見えて、脂も全く無いんですが、すごく美味しいんです!

いつも青魚で堪能している旨さとは全く違います。

身が引き締まっていて、でもパサパサにはなっていない。淡白だけど旨味がある感じです。

自分は、前回は味見だけで、今回はほぼ半身を食べましたが、大型の脂乗りがいいものは最高だろうなと感じました!

ウマズラハギの煮付け

ウマズラハギは、まず外側の厚い皮をむかなければなりません。

お尻の方からハサミを入れ、下あごの方まで切り込んでしまいます。

そして、その切れ目から、皮をめくるようにむいていけばOKです!

頬の所が割れて口のように見えますが、

ここからハサミを入れ、エラをキレイに取り除いたあとです。

かざり包丁を入れ、沸騰した煮汁につけて10分ほど弱火で煮ます。

アルミホイルの落し蓋は重要で欠かせません。

仕上がりは・・・

油がかなり浮いていますが、肝から出たものです。

身には脂がなく淡白なので、肝と一緒に煮た方が美味しいと思います。

また、肝が大きくて、肝自体も美味しいんです。

今回、臭みが出ないように、エラ、内臓、血合いをていねいに取り除き、流水でキレイに洗いました。

煮汁は、しょうゆ20mL、酒40mL、みりん10mL、水140mLとしました。ショウガを入れてもいいでしょう。

薄口しょうゆにして煮込み時間を短く、また火力も低くした方がいいと思います。

今回、臭みが全くなく美味しく出来ました!

カミさんからの合格サインも出ました!(笑)

アラ、マソイ、ウマズラハギ、ホタルイカ

久々に角上魚類に寄ってみました。

いつもの、スーパー2件で鮮魚チェックをした後だったので、期待はしていませんでした。

まず、ウマズラハギが居ましたが、珍しく刺身用!

ということは、新鮮で臭みが少ないはず。肝もしっかり入ってるとのこと!

今の時期美味しいと思います! ゲットしました!

 

次は、マソイで、これも刺身用!

自分はクロソイだと勘違いして、いつもより鮮度がいいと、これもゲット。

後で調べたら、クロソイとは別種で、別名キツネメバルでクロソイより美味との事!

 

そして、アラです!!

幻の超高級魚とか呼ばれています!

まあ、それは大きいヤツのときなんですが。

自分がゲットしたのは、超小さい小アラ。それでも650円でした。

 

最後に、生ホタルイカですが、これをオリーブオイル炒めにしてみようとゲット。

結構買っちゃいましたね!

 

明日、写真入りレポートしてみます!

と言っておけば、明日中にやるしかないですからね・・・!

やっと「旨くいった」ウルメイワシの刺身

 今日は、贈答用のお菓子を探しにどこへ行こうか? という話になり、

新しく出来た、所沢東口のグランエミオに行ってみました!

品ぞろえも良く、設備等も気持ちよく使えるものになっていて、とても良かったです。

そして、鮮魚売り場もあったので、早速チェック!

魚力(うおりき)という魚屋さんが入っていました。

トビウオ、マサバの切り身を見て、とても鮮度がいいのに感激!

とびきり鮮度がいい魚を見ると、生命力をもらえる気がするんですよ!

いや、大げさでなくて本当に。鮮度バツグンの野菜もです!

みなさん、そう感じたこと、ありませんか?

もちろん、新鮮な魚を食べれば、生命力をたくさんもらえるんですが。

で、見つけたのは、とっても鮮度の良さそうなウルメイワシです!

マイワシじゃないんですよ。大きな潤んだ目をしているので、ウルメイワシなんです。

実は、ウルメイワシ、まだ美味しく調理できたことがありませんでした。

鮮度抜群なら刺身、と聞いていましたが、今まで鮮度のいいものに出会わず。(この魚、痛むのが早いんです)

脂がホントに無いので、塩焼き、煮つけは、美味しくできない。

から揚げ、天ぷら、オイルソテーなら、すごく美味しくなるはずですが、挑戦したけどまだ上手くいってない。

そして、今日のウルメイワシを見て、これは刺身だっ! とすぐに思いました!

 鮮度が落ちが早いので、刺身なら今晩調理しかありません。

 

さばきに専念しないといけないので、写真はそう頻繁に撮れません。ゴメンなさい!

さて、頭を落として、内臓を取り除き、お腹をきれいにしてから、手開きです。

腹骨をすいて、皮引きまで来ましたよ。

血が臭みの元なので、キッチンペーパーを下に敷いて吸わせてみました。

 

キレイに盛り付ける技は、ないんです・・・

それより、素早く仕上げていかないといけないんです。身が温まらないうちに出来上がるようにしないと。

お皿が小さくて、山盛りになっちゃいました。

 

何とか出来ましたね!

ちょっとの間ですが、冷蔵庫で冷やしてと・・・

・・・さあ、いただきましょう! 美味しいかな?

・・・うん! すごく美味しい!! 臭みも無く、大成功!

ちょっとでも臭みがあると、カミさんからダメ出し来ますからね・・・

2人で、どんどん食べていき・・・

 

丸々4匹分全部! きれいにいただいちゃいました!

ウルメイワシの刺身、初めて美味しく仕上がりました!

鬼のような脂のマサバ! 

今まで見たことのないような脂乗り! というマサバ(真鯖)に出会いました!!

2月末、所沢角上魚類で。

サイズは中の上。

1匹750円でしたが、もうお店の人に訊ねるまでもなく、明らかに脂乗りが凄そうな体形!

お腹が丸く左右に膨らんでいるというのもそうですが、紡錘形で背中のカーブの丸みが強いと、太ったサバということですね!

また、下手な写真になっちゃいました!

 

うわー、この脂乗りはどうした?!

全身に均一に脂が回ってる!

 

脂乗りのいいサバは、塩焼きが最高です!

焼き魚の中で、間違いなく最高の逸品の一つでしょう!

比べるのは変かもしれないけど、サンマの塩焼きなんか霞んでしまうような旨さです!

で、塩焼きの写真を載せたかったんですが、ちょっと焦げてしまって・・・

あ、味はどうだったかですが、とにかく凄い脂で、身全体に脂が回っていて、身のどこをつついても脂じゅうじゅう!

これだけ脂が凄いと、好みもあると思うんですが、自分はメチャクチャ旨かったです!

でも、肉の脂とは質も味も違うんです。

体にいい不飽和脂肪酸の脂なんですね。

冷蔵庫で出番を待つ魚たち・・・今日はハタハタ

そうなんです・・・

時間がある時にゲットした鮮魚、

カミさんが珍しく目利きしてゲットしてくれた鮮魚、

この魚たちのことは毎晩、絶対に気になってはいるんです。

でも・・・

帰りが遅くなる、カミさんの実家で食事してしまった、今日は食べる家族がいない・・・等々

こんな感じで、今日も、次の日も、と、魚くんたちの出番は先延ばしされていきます。

今回、我が家でゲットしていたハタハタ君が、そういう目に合っていたんです。

 

ハタハタは、以前は、ちっとも好きじゃありませんでした。

から揚げも塩焼きもピンとこなかったんです。ハタハタの鍋は食べる習慣がないし・・・

ところが、角上魚類で「湯上げ」という調理法の試食をやっていたのを味見したんです・・・

もう、これに一気にハマりました!

シンプルで、魚の旨味が確実に分かる・・・!

自分は、蒸した方がさらに旨いと思って、そうしています!

まず、頭、ヒレは取って、出来れば卵や白子は残したまま、他の内臓はきれいに取ってしまいます。

さらに、中骨周りの血合いをできるだけきれいに取り除くんです。

この下処理は何回かやれば慣れると思います。

次に、キッチンペーパーで魚を包んでおいて、水分を出来るだけ取っておいてから、皿に並べ、皿ごと蒸すんです。

蒸しあがったところです。写真の色合いが良くないけど、どうでしょうか?

これをポン酢だけで食べるんです。

新鮮なハタハタでやってみて下さい!

身はもちろん、卵(ブリコ)、白子もすごく美味しいんですよ!!

簡単にできるので、ぜひ試してみて下さい。

新鮮で旬のものであれば、味は保証しますから!!

 

で、今回のは日にちが経ってしまってるので、蒸すのはもうダメなんですね・・・

ならばと、塩焼きにすることにしました。

内臓も全部取って、流水で念入りにキレイにしました。

この写真以外のも、全部塩焼きにしました。

脂が少しですがにじみ出てきて、それも旨味になっているようです。

今晩のおかずにいただきます!

 

PS.なかなか美味しかったです! 自分一人で食べてしまいました!

青魚の油

旬の青魚には、他の食材からは摂れない貴重な油が豊富に含まれています。

まあ、栄養分がどうとか言う前に、すごく旨い! ということなんですが。

この時期、個人的には、マサバの塩焼きがすごく気に入っています!

下の写真は、昨年12月初めの鮮マサバをさばいて、キッチンペーパーで1日包んで水分を取ってから塩焼きにしたものです。

一番脂が少ない尾の部分でさえ、これだけ油がにじみ出るんですね!

 

さて、青魚の塩焼き、特にマサバの塩焼きは最高に旨い(!)んですが、油分は前回紹介したように、ずいぶん流れ落ちてしまいます。

また、酸素のある空気中で加熱する訳ですから、ただでさえ酸化されやすい不飽和脂肪酸の油は一部劣化してしまいますね。

そこで、この青魚の油分を、劣化させないで無駄なく手軽に摂取できないか? と考えると、あるんですね!それも身近に!

例えば、マイワシの煮付けの缶詰です。

マルハニチロの、脂乗りのすごい(!)北海道マイワシを使った煮付け缶、1缶たったの100円です!

この煮つけ缶詰の製法ですが、缶に生魚と調味料を入れて、空気を抜いたあと密封します。

その後に缶全体を加熱するので、調理中、魚の脂は空気に触れず劣化しないんです!

これをそのまま食べてもいいんですが、煮汁の油分も全部摂ろうと、炊き込みご飯を作ってみました。

名付けて、玄米イワシ飯です!

まず、良く洗米した玄米2合に、刻みしょうがを沢山入れます! もっともっと入れてもいいと思います。

これに、今紹介したマイワシ缶詰1缶の中身を全部入れます。他の調味料等は一切入れません。

この油を見て下さい! さらにイワシの身にも脂たっぷりなんです。

最近、青魚の缶詰はテレビで宣伝されてしまったので、値段が上がったり、安いけど中身が最悪なものがあったりしますので注意して下さい!

マルハニチロ、ニッスイ、あけぼの、ちょうした、あたりのメーカーのが間違いないと思います。

さて、あとは炊飯するだけです。

出来上がりは、下のような感じです!

この缶詰の味付けはちょっと甘めなので、味的にはまだ工夫できると思いますが、手軽でなかなか美味しいですよ!

玄米には油溶性のビタミンEが豊富に含まれていて、この魚油との組み合わせで効率よく摂取できるのではないかとも思っています。

炊飯器が魚臭くなっちゃう(!)のが、ちょっと欠点かな? (えっ? この欠点はちょっとじゃないって?)

魚焼いた後の片付け

男料理で必ず怒られることの一つは、後片付けについてでしょう。

特に魚料理の後片付けの時、ちらかしたまま、汚いまま、臭いが残ってる、を続けてしまうと、カミさんから「もうやっちゃダメ!!」と言われてしまいます!

また、片付けの工夫とか、ちょっとだけでも出来るといいですよね。

今回、マイワシの塩焼きを作りましたが、この時期にしては脂乗りがすごくて、魚焼きグリルに魚油がたくさん落ちていました。

下の写真ですが、右手前、右奥にかなり溜まっているでしょう? 中型イワシ3匹でこの量ですよ!

さて、このグリルの掃除ですが、食後、ちょっとくつろいだ後にサッサとやっちゃった方が絶対にいいです!

この調理で使用済みになったキッチンペーパー、ティッシュを捨てずに取っておくんです。

これらの使用済みペーパーは、魚油を浸み込ませたり、油や汚れを拭き取ったりするのに使います。

また、焼き魚を乗せた食器の皿にも油が結構付いていますから、これも、使用済みペーパーで拭き取っておきます。

この皿の処理をやっておくと、食器洗いの時に、洗いのスポンジや他の食器に魚臭さが移らず、特にカミさんに喜ばれます!

新しいペーパーを使うのはもったいないし、魚油を流しに捨てたり、また、洗剤を使ったりすると、排水管詰まりや下水を不必要に汚すことになってしまいます。

ペーパーを使わずに、例えばコンポストのように、魚油を肥料作りの原料にしてしまうのが最善の手かもしれません。

実は、マンションに居た時は自作コンポストを作って、それで処理をしていました。近いうちにまたそうしたいと思っています。

で、魚油を拭き取ったペーパーは臭ったりするので、魚を包んでいたビニール袋とかに入れて口を縛ってゴミ箱に入れます。

グリルの掃除は、ここまでやっておけば、まあOKかな。

これで、次回もすぐに魚が焼けますね!

片付けをついつい後回しにしちゃうと、次に、さあ魚を焼こうとした時、「うわぁー・・・」となって、かなりやる気がそがれちゃうんですね。

マイワシの塩焼き

前回、房総マイワシのマリネを紹介しましたが、

その後また、カミさんが、房総マイワシを買ってきてくれていました。

でも、時間がない時は、何日も冷蔵庫に眠ったままで、そのうち刺身やマリネにはできなくなるんですね・・・

「冷蔵庫に今、何の魚がいつからいるか?」と、いつも自分の頭の中にはあって、気にはしているんです。

今回のマイワシは、買ってからもう5日は過ぎてしまいました!

そこで、塩焼きにしようと、一昨日、さばいてみました。

最初の鮮度が良かったんでしょう。お腹も破れていないし、充分塩焼きで行けそうです!

下の写真は、下処理をしたあとキッチンペーパーでくるんで水分を取っておいた状態で、焼く前に軽く塩を振ったところです。

真ん中と下のヤツは、体に張りがあって魚体も丸いのが分かりますね。(多分脂乗ってて旨いでしょう)

 

 

で、下の写真が魚焼きグリルで焼いて出来上がったところです!

あまり美味しそうに見えないと思いますが、内臓を除いて、水分を取ってから焼くと、こんな感じになってしまうんです。

でも、脂乗りいい時期なら、とっても旨いんですよ!

今回のも、脂乗りがとても良く旨さバッチリでした!!

 

さて、今日、角上魚類へ出かけてみると、ものすごく混んでいました!

節分だからか、良く分かりませんでしたが、とにかく、何かある時はお寿司の人気が凄いんです。

家族で祝ったり、お客さんにおもてなしで出したりするんじゃないでしょうか?

で、「節分イワシ!」と宣伝して、房総の鮮マイワシを売っていました。

節分イワシについて調べてみると、柊(ヒイラギ)にイワシの頭を差して、柊の尖った葉と、イワシの臭い匂いで鬼を追い払い、また臭いのあるイワシを食べることで、魔除けや、陰の気を消すといった意味があるんだそうです。

 

ということで、節分イワシは、「脂乗りのいい旨いイワシ」ということではなさそうですね。

実際、今日の鮮マイワシの体形は、横から見て丸みがなく、むしろ棒状のようで脂はなさそうでした・・・

マイワシの和風マリネ

最近、脂の良く乗ったマイワシをひんぱんに見かけます。

以前は、入梅イワシと言うくらいですから、6月、7月ころからチェックしていましたが、

9月ごろはもう脂ないよね、と思っていました。

しかし、ここ数年だと思うんですが、9月を過ぎて冬になっても、北海道あたりのマイワシはものすごく脂乗りがいいんです!

状況が変わって来たのか、今まで気付かなかっただけなのか・・・

 

で、ここ数日、房総(千葉)の新鮮なマイワシをスーパーで良く見かけていました。

思わず手が出るような、鮮度の良さと太り方なんです!

でも、真冬の房総のじゃあ、脂乗ってないんじゃないかな? と半信半疑だったんです。

そこで、ものは試しと、このマイワシで和風マリネを作ってみることにしました!

結果、すごく美味しかったので、紹介しようと思います!

(もっとお手軽に旨さを味わいたいなら、お腹を掃除したあと、塩焼きにして下さい!)

 

まずは、この鮮度の良さを見て下さい! 目がキレイでしょう?

パック詰めのヤツだったので、太さはマチマチなんですが。

 

次に、良く洗って、頭、ひれを落として、さらに内臓を除いて、特にお腹の中をキレイに掃除しておきます。

特に、中骨周りに残る血もキレイに洗い流します。

今日は、時間が無かったので、カマも残しませんでしたが、焼くとおいしいんです!

次に、手開きで中骨を取り除きます。お腹に脂があるのが分かりますね。

もちろん、手開きの時、手に脂がついてくるので、もう間違いなく旨い!と分かります。

次は、カマの部分をもう少しだけ落とし、腹骨をすき取って、最期に皮をひきます。

時間がある時は、取り除いたカマ、中骨、腹骨、皮、全部焼いて食べて下さい。旨いですよ!

あとは、ザックリと切り分けて、すぐにマリネ液に漬け込んでいきます。ごめんなさい!ピント合いませんでした。

和風マリネ液は、黒酢2、マイルドポン酢1、それに昆布を入れておきます。

皿に盛ってみました。どうも、写真が上手に撮れません・・・

いつもは、玉ねぎ、パプリカのスライスなんかを加えるんですが、今回は野菜なしでやってみました。

カミさんも合格を出してくれたので、良かったらぜひ作ってみて下さい!

旨さも、栄養面(特に上質の青魚の脂)でもおすすめできると思います!

12月30日に新鮮なキンメダイ!

今年の年末は家のことをやるのがかなり遅れて、魚屋さん回りが凄く遅くなってしまいました。

自分は、カミさんの実家で鮮魚担当なんです。

鮮魚を選んで、下処理しておいて、元旦にサクにするまでを任されています。

今年はもう30日だから、角上魚類に行っても、養殖のマダイか養殖のシマアジくらいしかいないだろうなぁ・・・とあきらめていました。

今日、期待せずに角上所沢店に行ってみると・・・

何と! 入荷したての神奈川産キンメダイけっこう大きいヤツが、1400円!!

大喜びして、即買いました!

義兄が握りずしを作ってくれるんですが、さて、湯引き皮つきにするか、皮は引いてしまうか、義兄の指示によって自分が処理するようですね! 自分は、皮は引いてしまう方が好きなんですが。

脂乗りのいい美味しいキンメだといいなあ。

メギスの素揚げ

から揚げにしようと準備していたら、
メギスが、水分の抜けたいい状態になっていました。
はらわたを取り、キッチンペーパーで包んで冷蔵していたんです。
卸したての魚を素揚げにしようとすると、身がバラバラになってしまうので、
さばいてすぐの魚なら、衣を付けるから揚げしかないような気がしています。
(揚げる料理の場合です)
で、今日は、ハーブソルトを軽く振って、オリーブオイルで素揚げしてみました。


これは上手くいきました!
旨かったですよ! 美味しいと喜んだカミさんに残り全部食べられてしまいました!
メギスは2枚卸しで中骨もあり、カマも残してありますが、
高温のオリーブ油のおかげで、香ばしくいい感じで食べれます。
脂が乗る時期なら、丸ごと塩焼きが旨いんですが、
今の時期なら、フライかから揚げがいいですよ。

魚は毎週捌いていましたが・・・

久しぶりの更新になってしまいました。
毎週末、欠かさず魚さばいてましたが、写真撮ってないんです・・・
汚れた手でカメラ操作や、またカメラいじったあと食材いじるのも・・・と考えちゃうんですね。
キッチンにwebカメラ常設しておくといいかも。(笑)
週末は、カミさんの実家で簡単な魚料理を続けています。
旬の魚が変わっていくし、近くに大きな鮮魚店があるので何とかなっています。
思い出せるものは記録しようと思っています。

さて、今年もカツオはどうしちゃったんでしょうか?
この時期のカツオは最高に旨いのに!(脂ないけどとにかく旨い)
だったら戻りガツオの解凍ものでガマン?

真鯵の水なます

 ずっと気になっていた、「水なます」を作ってみました。
うまいんですよ!! これがとっても!

まずは、鮮度の良いマアジを3枚におろし、サクにします。


脂の乗った北海道産マイワシも別にさばいてみました。


次に、サクを刺身くらいの大きさに切り、さらに包丁の刃でたたきます。
今日は薬味用の葉野菜がなかったので、
おろしショウガと味噌だけを加えました。
本来は、大葉、みょうが、なども加えるようです。
味噌は、マアジ2匹に大サジ3くらいです。
つまり、味付けがやや濃いなめろうですね。


マイワシの方は、味噌大サジ2にしました。
あと、用意するのは、
茶碗に軽く盛った炊きたてご飯、氷水。
何と、これだけです!


自分は、常食の玄米ご飯を使いました。
さて、このなめろうをご飯にかけて、
その上から、冷た~い氷水をかけるんです!
ご飯があったかいので、氷もいくつか入れましょう。
仕上がりがぬるいのは、ダメなんです。


さらに、キュウリの輪切りを加えたりした方がいいみたいです。
今回は、とにかくあり合せのもので作ってみました。

カミさんにも、同じように盛り付けました。
二人とも口にするまで、半信半疑。

サラサラとかき込むように食べました。
そして二人とも大満足! 
「うまいねぇ、これ!!」

実は、自分の生まれは長崎の小島。本籍は広島鞆の浦の近くでした。
魚が大好きな訳は、いつも食べていたからなんです。
鯛茶漬けとかにも馴染んでいたんですが、
魚に冷たい水をかける、というのは食べたことはもちろんないし、
どうしても、イメージが湧きませんでした。

今日、食べてみて良く分かりました!!
死ぬほどうまい、とか、危険な味、等と言われているのが。
「水なます」は、昔からの千葉の漁師めしなんですね。

カツオの和風マリネ

 5月にマアジの和風マリネを作ったんですが、
今度は、生のカツオでいってみましょう。
もう、カツオはちょっと旬をはずしているかな。

秋になったら、今度は戻りガツオです。
脂乗っていてすごくうまいですから!
時々、すごくきれいなカツオのサクが並んでいます。
しかも安い時は旬の証拠ですから見逃さないで。

さて、刺身用に買ったのに、今晩は食べなかったね・・・
なんていう時にこれを作って下さい。
次の日は刺身だと美味しさ半減なんですが、これならOK!


下に見えるのは、スライスしたタマネギ、パプリカです。
このカツオ、もう身の色がさえないでしょう?
これに、ポン酢マイルドと酢を半々の割合で混ぜ合わせます。


カツオが隠れていますが、タマネギは多めがいいです。
もうちょっと薄くスライスして、水にさらしてから入れるといいです。
パプリカは無くてもいいかな~。
ちょっと今回は野菜の切り方が荒かったようです。

昨日、食べ終わりました。
夏にとっても美味しく感じるレシピです!

ゴマサバの酢締め焼き

 駅の売店で Dancyu(ダンチュウ) という雑誌を見つけました。
「日本一の魚レシピ」 永久保存版 だって!
早速買って、帰りの電車の中で読み始めました。
すぐに目に留まったものがいくつかありました。
今日はその中の一つ、サバの酢締め塩焼きを紹介します。

まずは、ゴマサバを用意。
川越卸売市場で、2匹800円でした。


この2匹のゴマサバのうち、上のヤツは脂乗り良さそうですね!
背中側の丸み、体の膨らみ具合を下のと比べてみて下さい。
で、この太ってる方は取って置いて、と。
今日は初めてのレシピなので、下のヤツでいこうと思います。
旨ければ、次回はいいサバで料理しましょう。

では、まず、さばいてお腹の中をきれいに掃除します。
自分は、このあと、キッチンペーパーをお腹に詰め、
さらに魚全体をキッチンペーパーで包み、冷蔵庫に入れておきます。
余計な水分を除くためです。
特にゴマサバは、身質がボソボソする傾向があるので、水分取った方がいいです。

冷蔵庫で寝かせたあと、ゴマサバを3枚おろしにします。
腹骨をすき取り、血合い骨も骨抜きで取り除きます。
(面倒なら、骨抜きは省略してもいいでしょう)
身は、4つくらいに切っておきます。

次は、皮目に切れ目を入れ(飾り包丁)、
酢に浸します。酢に浸す時間は20分ほどです。


この後、切り身をキッチンペーパーで包むようにして酢を拭き取ります。
さらに、身の両面に塩を少しだけ振ります。
あとは、グリルでいつものように焼くだけです。
1回目の出来がイマイチだったので
2匹目のゴマサバでもう一度挑戦。


さて、どんな味だったか?
身が締まって、さらに脂分と酢の風味が合っています。
カミさんも、「これいいじゃない」と言ってくれました!
今回の仕上がりはともかく、次もまたやってみたいレシピです。