美味しい魚のはなし

2022年1月の記事一覧

マイワシ、焼きだけだと飽きるので和風マリネがおすすめ

 この時期の大型のマイワシは脂乗りがすごいので、焼きは文句なく旨いです!

で、脂がすご過ぎるので、時には別の食べ方で。

もちろん刺身は最高なんですが、賞味期限は数時間。

そこで、生のまま数日は持ってしかも味が落ちない和風マリネをおすすめします!

和風マリネって勝手に名前を付けたんですが。(笑)

まずは鮮度のいいマイワシですが、ちょっと探すと扱っているスーパーとかにもいいのがありますよ。

キレイに水洗いしてウロコ、ヒレ、アタマを取ります。

ウロコ、胸ビレ、腹ビレ、アタマは手で簡単に取れます。

次はキッチンバサミで、背ビレ、尾ビレを落とし、お腹を切り開きます。

内臓は、エラの方からキレイに取り除きます。

指先を使って、カマ付近背骨付近の血もキレイに洗い流します。

ココ念入りにやった方がいいんですが、身が柔らかいので身を割らないように。

水を良く切って、キッチンペーパーで水分を取り、手開きします。

手開きはYoutubeとか参考にするといいですが、最初上手くいかなくても慣れてきます。

人差し指親指で背骨をつまみ、「背骨に沿ってこの骨をしごくようにしながら胸の方へ滑らせていく」って感じです。

背骨と大きな骨が外れて開きが出来たら、カマのところを切り落として腹骨をすき取ります。

お腹の身は脂があって旨い部分ですが、腹骨が残ると食感を著しく損ねるので、腹骨を残さないように切り落とします。

次は皮引きです。

包丁の背側を使ってもいいし、手で皮をめくっていってもいいですが、背ビレにつながっている骨を身に残さないように気を付けながら半身ずつ皮をはいでいきます。

最後は刺身に切り分けます!

包丁の刃を斜めに寝かせて斜め切りした方がいいです。

皮の真下にある脂がすごいでしょう?

あ、もちろんですが、この刺身をわさび醤油でこのまま食べても最高に旨いんです!

刺身が出来たら、すぐにマリネ液に漬け込んでいきます!

1尾分ずつでもすぐに漬け込んでから2尾めを刺身にしていった方がいいと思います。

あ、マリネ液ですが、我が家では黒酢とマイルドポン酢を合わせているだけで、この中にスライスした玉ネギを入れています。

これで出来上がりです!

食卓に出す直前までフタをして冷蔵庫に入れておきます。

脂乗りがいい時期のマイワシのマリネ、ぜひぜひ作って食べてみて下さい!

味は保証しまーす!!

ただし、凄く新鮮なもので作って下さいね!

 

それから、カマや骨、腹骨の付いた身、引いた皮ですが、捨てないで下さい。

オーブンで焼くんです。

骨もカリカリと全部残さず美味しく食べられますよ!

マイワシの丸焼き

 鮮魚店に行っても、「美味しそうな魚は高いし、やっぱり鮮魚やめようかな・・・」と思った時、何気なく見過ごしている魚はいませんか?

この時期のマイワシは太っていて脂乗りがスゴイですよ!

以前川越の鮮魚店で魚の色々な食べ方を教わったんですが、その1つが「マイワシの丸焼き」です。

でも、サンマと同じようにマイワシを網の上で丸焼きにすると大変です!

お腹が破れて脂分とかが落ちたり煙や臭いがすごかったり、大きな炎で燃え上がったり!

屋外なら七輪の上でサンマのように焼けば良さそうですね。

サンマの丸焼きの時との違いですが、マイワシの場合はお腹の中身が焼け落ちてほぼ無くなってしまうことです。(サンマの時よりヒドイ!)

冬のマイワシは脂が凄すぎるので、意識して脂を落とすためにこの焼き方にするのはアリでしょうね。

ただ、食後の「魚焼き器の片付け」はかなり大変です。

そこで昨年から試したのは、グリルパンで焼く方法です。

焼く前に下のようにペーパーで巻いて水分を取る時もありますが、時間がない時は良く洗ってからサッと水気を切るだけでも大丈夫です。

グリルパンには焦げ付かないアルミホイルを敷いてその上に魚を乗せます。

蓋をして焼くので、ちょっと蒸し焼き風になる感じ。

自分は、アタマとヒレは落としてから焼きます。

こんな感じでお腹は破れません。

調味料など一切使わなくて大丈夫!

焼きあがってからの醤油とかも要らないんです。

食べてみれば分かります!

あ、そうですね。

脂がしつこいと感じるようなら、ポン酢をかけて食べるといいですよ!

 

 さて、これより太いヤツが冷蔵庫にまだ居るんですが、また焼きだとツマラナイ・・・

鮮度良ければ、手開きで刺身にしたいところなんですが。