美味しい魚のはなし

2019年8月の記事一覧

さかなクンが、テレビでニザダイの刺身を造っていました!

ちょっと前に、アイゴとニザダイを紹介しました。

このどちらの魚も、磯臭さの代表選手みたいな感じで、自分もこの磯臭さには完全に降参でした!

磯臭さの原因は、海藻を主食としているからだと言われています。

これがニザダイです。クサハギとか、宮崎県日南市ではコベンジョなんて不名誉な名前で呼ばれているんです!

先週だったか、あのさかなクンがテレビ出演していて、何とニザダイの刺身をその場で造って振る舞う場面があったんです!

自分はその試食のシーンに見入っていたんですが、何と「美味しい!!」と言っていました。

「磯臭い」なんて言葉は一言も聞こえてこなかった。

さらに、どの魚のことか忘れましたが、「藻類を食べているので美味しい」という意外な話も聞こえてきました。

自分は実際にメジナで経験したんですが、獲れた時期、獲れた場所(海域)によって臭いは全く違っていたんです!

ですから、番組中ではちゃんと目利きがされていたと思うんですね。

そして、海藻が主食というだけでは、磯臭い原因にはならないということかもしれません。

番組の出演者の皆さんがニザダイの刺身に感心していたら、

さかなクンが、「大型のニザダイ1匹いくらくらいで流通していると思いますか?」と聞いていました。

ある人は3000円くらい! と答えていましたが、正解は50円でした!

「安いのは流通量が少ないから」と言っていましたが、美味しくて流通量が少なければ高値が付くに決まっています!

この魚は、獲れた時期や場所、そして下処理など気を使わないと美味しく食べられないんだと思います。

でも、この番組では、美味しい時のニザダイを知ってもらいたい! という意図があったのかもしれません。

さかなクンは、実際本当の魚博士ですから、当然全部を分かった上でテレビで発信したんだろうなあ、と感じました!

蒸しホウボウ

色も形もちょっと変わってる(!)ホウボウは、見た感じかなりインパクトがあります!

カナガシラはこれとそっくりですが、別の魚です。

写真下手でゴメンなさい。

どうやって食べるのか、迷いますよね。

売り場では、刺身、煮付けと書いてありました。

刺身とあれば鮮度はいいはずです。

今日は、蒸してみることにしました!

蒸し器に丸のまま入らなかったので、ぶつ切りになっています。アタマを落した方が良かったかな?

いや、これが、脂無いのになかなか美味しかったんです!

身が多く、骨も外しやすい。

クセがないいい味で、身が適度に締まってるけどボソボソにはならず、ちょっとだけコラーゲン質でもあり・・・

この感じだと、ポアレ、洋風スープ、みそ汁、から揚げとかにすると、とても美味しく仕上がると思いました!

これで350円は当たりでした!

また別の料理に挑戦してみますね!

スズキ、イシモチの塩焼き

夏の肉や魚は味が落ちる、と聞いたことがあります。

今検索しても、そのような話が見つからないのですが、理由の一つは夏に脂乗りが良くないということかもしれません。

この前、買い出しに行った時に、スズキとイシモチを安く買ってきました。

スズキは小型でしたが、鮮度が良かったです。250円でした!

スズキは、生息域によってはすごく臭い時があるんです!

例えば、工場が近い沿岸で獲れたものが石油臭い(!)とか。

なので、スズキを買う時は必ず念を入れて聞いておいた方がいいですよ。「臭くないですか? ホントに?」って。(笑)

さて、我が家では夏の暑い時には、魚料理のリクエストがあまりないんです。脂無いからかも。

このスズキは刺身にしたかったんですが、無難なところで塩焼きにしてみました。

焼き上がりの写真が失敗! それと、カミさんも箸をちょっとつけただけで「クセがあるよ。もういらな~い」だって。

魚食べる気分じゃないとか言ってました!

で、自分が食べてみたんですが、

臭みやクセも無かったですよ。脂も無く淡白でしたが、身質も良く、悪くなかったんです。

ポアレやムニエルにすると良かったかもしれません。あと、やっぱり刺身ですね。

一緒に塩焼きにしたイシモチは、鮮度のせいか、身質も良くなくて味もなく、つまんない仕上がりでした・・・

あ、でも、2尾とも自分が残さずキレイにいただきましたよ!