肥料も含めて、人工的な農薬を全く使わない野菜作りについて勉強しています。
最終的には、雑草、枯れ木、枯れ竹のような糸状菌のエサになるようなもの以外は畑に持ち込みません。
今年初めての挑戦ですから、最初は失敗だらけでしょう。(笑)
雑草、枯れ木、枯れ竹などは、野菜の生育に必要な窒素分を含んでいません。
では、窒素分はどうやって得るのかと言うと、何と空気中の窒素を取り込む(!)ということなんです!!
糸状菌に窒素固定細菌が共生する環境を作ることによって、これが可能になるんですね!
そして、前述の雑草などは糸状菌たちのエサになる訳です。
この理論の講習会に参加したんですが、本当に凄い衝撃でした!
この農法の実践について、自分の残り時間をかける価値が充分にあるとすぐに感じたんですね!
いや、これでも言葉が足りないくらいなんです。
いずれ、ここにも書いていきますが、
この件は、単に野菜を作るだけではない、とっても大きなことを含んでいるんです。
ああ、ここまで書いてきて、宗教がらみの洗脳にあってるんじゃないかと、疑う人がいるのも分かるような気がしました!
事実、この農法を開発し、もちろん自分で実践しつつ、各地で講演されている吉田俊道さんも、
そんな悪口を言われてるんだと苦笑されていました。
この農法は、今までの農薬を使う農法、そして今までの有機農法とも違うやり方なんです。
では、全く新しい農法なのか?
そうは言えると思いますが、深く考えてみると、古代の農法にこのやり方はあったんだろうということなんです。
実は、地球環境を犠牲にしない、完全に循環型再生型の、いわゆる自然農法を古代には行っていたはずなんですね。
その貴重な文化は充分に継承されず、途切れてしまった。
途切れてしまった理由はいろいろあるんでしょうが、やはり、戦争や産業革命などは原因の一つでしょう。
今のところ、自分はそう考えています。
さて、やっと温かくなってきたので、畑の土作りから始めているんですが、
刈った雑草やら、枯れ枝等を保管し、糸状菌のエサになりやすい状態にする入れ物を作っておきます。
この入れ物を木材で作るんですが、やはり12ミリ厚の杉の野地板で作るのが安上がりなようです。
180幅で1820長を6枚、180幅で910長を6枚、これらを赤松の角材に固定していきます。

ここまでは、家で作っておいて畑に運びます。
畑で、この側板に当たる部分をビス止めしていきます。


とりあえず、2基出来ました。
1基の容積は、900リットル弱です。
この1基の真ん中に仕切り板を作って、半分の中で資材の熟成をさせようと考えています。
資材の熟成にはかき混ぜや水分補給が必要なんですが、もう半分の中に移し替えながらかき混ぜるようにすれば良く混ざるだろうということです。
ここでは、通常の堆肥化はさせないので、米ぬかを入れたり納豆菌などの他の菌を入れたりはしないんです。
糸状菌のエサになりやすいように熟成させる訳です。
さて、今放置されている雑草はこれだけあります。


明日、枠の仕切りを作ったあとに、まずはこれらの雑草を枠に入れていきます。