日ごろのこと、何でも!

何でも雑記

単なる田舎暮らしへの憧れではなく、このような気持ちで生きていきたい

 「ポツンと一軒家」というテレビ番組があります。

日本全国の山奥の、ポツンと佇む一軒家

水道さえない家もある

水源を探して家までホースで引っ張ってくる

水路が詰まってしまう時もある

定期的に水源の清掃をし、神様に恵みへの感謝をする

 

一軒家で暮らされている方はずい分登場しましたが、

不便だとか、住みづらいとか、そういう言葉は聞いたことがありません

それどころか、幸せそうで、ここに住み続けたいとおっしゃるんです

 

「ない」という思考ではなく、「ある」という思考でいるのだと思います

水もある

電気もある

田畑もある

薪もある

ご先祖様も代々ここにいる

手間はかかるけど、手間も楽しみの一つ

ちょっとしたことで幸福感を感じられる

 

すでにあるものに着目していくことの大切さ

恵みに対する感謝の気持ち

そういったことを毎回教えてもらっていると強く感じています

人間は、欠けていること、無いこと、そこばかりに目がいってしまいますが

既に持っている、満たされているものが、身の周りや、自分の中にもある

そういうことにふと気付かされるのも確かです

ある時、突然気付くんです

それもハッキリと

 

身の周りの、すでにあるものを意識して見つめるようにしたい

そのような恵みを嬉しいと感じる心を持っていたい

ささやかな恵みにも感謝できる心を常に持っていたい。

 

 

(ある方のブログにすごく共感して、そこからかなり引用させていただいています)

告別する人の、かつての姿を思い浮かべてしまう

 かつて元気だった人。

年齢を重ねるということはあるにせよ、

なぜ元気が失われていったのか?

本人が元気で居れるよう、周りでもっとしてあげられることはなかったのか?

いつもこのことについて考えてしまう。

 

本人がずっと元気で過ごせるために必要なことは、

生活の基本的な部分は自分自身で出来ること。

少なくとも自分でやろうとすること。

 

そのためには、身体が自由に動かせないといけない。

特に足腰が弱ると、連鎖的に体全体の動きが鈍くなる。

足腰の筋肉は第2の心臓と言われている通り、全身の血の巡りに欠かせない役割も担っている訳だから。

健康で持久力のある身体が、何よりの基本だと自分は考える。

 

食事が、ジャンクフードやカップラーメン、またお菓子の類などに偏ってしまわないようにする。

野菜やたんぱく質が不足しないような食事を自分で作った方がいい。

でも、それほど手をかけなくても素材の美味しさを感じられる食事は作れるはず。

 

家にこもりっきりになったりしないよう、

出かけたり、家の周りのことは自分で直したり掃除したりする習慣を身に付ける。

充分な睡眠をとって、ストレスをため込まず上手に解消していくことも重要だと思う。

日中良く動いていないと充分な睡眠はとれないから、このことにも運動が深く関わっている。

 

以上のようなことを続けていれば、病気で寝込むようになったりすることも減るだろうし、

最悪、病気を呼んでしまうことも遅らせられると思う。

 

自分の身体が元気で、身の周りのことが出来ていれば、

周りから不本意なアドバイスを受けることがあっても、

本人の希望に沿った提案にまとめることが出来る。

本人に元気がなく、病気がちであれば、周りの提案に従わなくてはいけなくなる。

本人にとって不本意な生活は、希望を失わせ、生命力が徐々に弱くなっていってしまう。

 

 

物干し竿を結束バンドで固定する(1)

 我が家の物干し竿が、台の受けに対して、長さがほぼ同じなんです。

すると、物干し竿が動いた時に、竿が受けから外れて落ちてしまう危険性があります。

物干し竿が落ちるって、結構危険です!

そこで、結束バンドで縛って固定していたんですが、手持ちの結束バンドをかき集めた物を使ったんです。

でも、対候性の無いタイプが大部分だったので、

紫外線の影響だと思うんですが、ほとんどが切れてしまいました。

この結束バンドですが、屋外で長期間使用する場合は、「対候性」の表示があるものを選んで下さい。

今回は、一般的な「耐候性」タイプを買ってきましたが、高温に強い等さらに対候性を高めたタイプもあります。

 

死別を避けることは出来ないのに、受け入れがたい

 自分は、人との別れは、それほど寂しくはないんです。

それは、別れた人が元気に生活している姿をずっと想像していられるから。

そして、離れていれば、死別に立ち会わなないままでいられるから、悲しまずにいられる

ということなのかもしれない。

自分は、母親との死別がトラウマになっているのかもしれない。

特に、身近な人の、命の火が消えてしまうことが悲しくてしかたがないんです。

 

「。」に威圧感や怒りの感情を読み取る若者 タイパ重視世代の気遣いと正義

 タイパとは、タイムパフォーマンスの略で、かかった時間に対する満足度をあらわす言葉だそうです。

タイパは「効率」や「生産性」という言葉に言い換えることもできる、とありました。

 

 うーん・・・

 気を付けてないと大変だなあと思いました。

でも、気を付けていても、その場に応じて適切にふるまえるのかと言うと・・・

 

 

ネズ君対策しました! で、その後は・・・ 

 古家の天井裏、屋根近く、壁など、カリカリゴソゴソと音が頻繫に聞こえていました。

またも、ネズ君との対決かと思っていたんです。

最初に対策したのは、外壁のサイジング材のすき間を塞ぐことでした。

あー

写真撮ってない・・・

もちろん、ネズ君が外から帰ってくる前を見計らってから塞ぎました。

 

次は、天井裏に、アース製薬の「ネズミ一発退場」をセットして、

ネズ君が嫌がる臭いの煙を焚きました。

もう一か所は、この前ネズ君と実際に出会った土間です。

忌避剤を置きながら、ワンコのエサや食べ残しをキレイに片付けました。

そして、ワンコのエサは高い位置に吊るしました。

 

 

最後に、ネズ君が侵入してきそうなすき間を塞ぐことにしました。

「こんな狭い所からは入ってこないだろう」と思ってそのままにしておいた所も塞ぎました。

小さい子は1cmのすき間でも通れるらしいので。

以前、すき間には、石こうに骨材の砂を混ぜてモルタル風にした物を使って塞いでいました。

今回使ってみたのは、南蛮しっくいです。

南蛮しっくいの主成分は消石灰ですが、これにスサ(繊維質)や粘土などが混ざっています。

糊とかも混ぜてあるような気がしています。

(自分が使ったものはシリコン入りとしか書いてありませんでした)

南蛮しっくいはモルタルほどの強度はありませんが、安価で、練った袋入りのものは使いやすいんですね。

さて、これで床付近のすき間を塞いでみたのが下の写真です。

 

 

これらの対策をして2週間近く経ちますが、ネズ君の気配はピタリと止みました。

ただ、まだ対策としては完ぺきではないんです。

メガネフレーム 折れちゃったら修理なんかできないでしょ?

 一昨年の秋、栗の枝落としをしている時に、

落ちてきた枝がメガネを直撃して、メガネのフレームからテンプル(つる)が折れて取れてしまいました!

それで仕方なく新しいメガネを作り直したんです。

メガネを新調しようとした時、壊れたメガネの修理について相談はしませんでした。

フレームとテンプルの再溶接は、無理だろうと感じていたので。

充分な強度の溶接は難しいと思い込んでいたんです。

あるメガネ屋さんでは、この壊れたメガネを見せても修理のことなんか言ってくれませんでしたし。

 

先日、眼鏡市場というチェーン店に出向いて、ダメ元でこの修理について相談してみました。

すると、福井県鯖江市にフレームの修理をやってくれるところがあるとのこと!

いとも簡単に答えて下さるので、すごくビックリしてしまいました。

もちろん、溶接でつなげるんですが、修理代も3千円ほどで済むと言われて、すぐにお願いしてしまいました!

 

そして、先週の金曜日についにメガネが直って戻ってきました!

写真が上手に撮れなかったんですが・・・

 

 

 

自分は、この部分を強度充分に溶接するには、

フレームを一から作るほどのコストがかかるんじゃないか? と思い込んでいたんです。

あ、でも、このような修理をやってくれるところは限られてはいるようです。

週末の関東地方 大雪の可能性ありとの発表 でも、まだハッキリとは分からない

 今週末の関東地方ですが、

山沿いを中心に大雪となるおそれがあり、

平地でも積雪となる可能性があります。

 

 

関東地方で雨や雪が降るのは、上図のように、本州の南岸を通過する、いわゆる南岸低気圧の影響です。

そして関東の上空には、山沿いで雪が降る下層寒気が予想されているものの、

平地に関していえば、雪になるのか、みぞれになるのか、雨になるのか、とても悩ましい状態の寒気予想となっています。

 

 

引き続き、最新の天気予報を確認し続けて下さい!

帰省中の地震 亡くなった9歳の息子 顔のアザは「頑張った証し」

 金沢市の会社員、角田貴仁さん(47)は、家族3人揃って珠洲市の実家に帰省していた。

妻、裕美さん(43)と息子、啓徳君(9)そして両親と正月料理を囲んで元旦を過ごしていた。

 

「あと10分もしたら出発しようとしていた」と、

それぞれが金沢へ帰宅する準備をしていた午後4時すぎ、突然揺れが襲った。

ガタガタと音をたてて揺れる木造平屋の建物。

地震があると、いつも最初に声をあげる妻子の声は聞こえなかった。

直後には、天井が落ちてきて・・・

建物から這い出した貴仁さんが呼びかけても、声はかえってこなかった。

すると、崩れた建物の逆側から、何か叩くような音が聞こえてきた。

「ガン、ガン、ガン」

居間のあたりだろうか。

隙間から覗くと、2人が隠れたコタツごと建物の梁に押しつぶされているのが見えた。

「まずいことになった」

ガレキから音を鳴らしていたのは、啓徳君だった。

「こんなに力があるのかと思うくらい、手首で力強く叩き続けていた」という。

「ちょうど下敷きになっていた時は、息子が妻の方を見ていたので、

たぶん息子は『母親を助けてくれ!』って言っていたんだと思います」

音のする場所に近づくと、ガレキを叩く音は止まった。

声もなく、母親と自分の場所を知らせるために頑張り続けた息子。

貴仁さんは、

「本当に・・・

本当に立派な息子だった」

と、この時の『音』を一生胸に生きていくと話した。

ただ、

「元日とは、卑怯ですよ・・・」

「この先、正月を祝うことはない」と貴仁さんは言った。

 

 

すでに息のない2人を、建物から助け出せたのは、1日の夜になってからだった。

暗闇を照らしたのは、口にくわえたスマホの明かり。

スマホケースには、その痕が残っていた。

ノコギリでは歯が立たず、貴仁さんは近所の人からチェーンソーを借りて、梁を切断した。

その夜は、自宅横の草むらに敷いたブルーシートに2人を寝かせ、一緒に過ごした。

2人の遺体を仮の安置所に運ぶことができたのは、それから2日後。

 

 「息子と妻は、最後まで頑張った。

ちゃんと送ってやりたいと思います」

と話す貴仁さん。

福井から応援で訪れた納棺師、浅野智美さんが

「奥様と息子さん、気になるところはありますか?」と声をかけた。

貴仁さんは、

「息子の顔が黄色いアザになっている。

それを、『そのまま』にしてもらってもいいですか?」

「息子が頑張った証しなので。

とりあえずはこのままで、自然な感じで」

家屋の倒壊でできた顔のアザは、9歳の息子が頑張った証し・・・

貴仁さんは、誇らしかった息子の顔を、なるべくそのままにして見送ろうとしている。

浅野さんは、状態の悪化を防ぐための、最低限の化粧だけを施した・・・

 

土間にネズ君が! ちょこんと

 土間を片付けていた時のことです。

犬たちのエサを入れていた段ボール箱の中を整理しようと、箱の中身を全部外に出したんです。

中身を出したとたんに箱の底が見えて・・・

「あっ!!」

居たんですよ!

ネズ君が。

 

 

 

 

黄色い小袋はネズミよけの忌避剤で、ネズミが寄ってこないように置いておいたものです。

この箱の中に忌避剤2袋も入れといたのに、ネズ君全く平気な顔!

笑っちゃうでしょ?

で、ネズ君、逃げようとしてるみたいだったけど、箱が深くて逃げられない。

箱の底をチョロチョロ小走りしながらも、転がってるワンコのエサをほおばってるんですよ。

逃げることも大事だけど、食べられるものは食べとかなくちゃ! って感じ。(笑)

食べてる時は落ち着いてるんですよ! リスみたいに。

それにしても、カワイイ顔と体形。

毛並みやしっぽもキレイ!

ペットでもないのにね!

この子、駆除するなんてとても考えられません!

どうもハツカネズミのようですね。

写真を何枚か獲って、そのあとちょっと離れた草むらに逃がしてやりました。

でも、今は寒いし、外に食べ物は少ないし、ネズ君には厳しいでしょうね・・・

野生の生命力を信じたいと思います。

あ、でも、家の中に住み着いちゃうのはやめてね!

風呂残り湯汲み上げホースの交換

 我が家の洗濯機は、風呂の残り湯をくみ上げるポンプが洗濯機本体に内蔵されています。

この機能はすごく有り難いんですが、ここに取り付けるホースの持ちがあまり良くないんです。

 

 

こんな形状なんですが、使用して収納してと曲げ伸ばしを繰り返しているうちに裂けてきてしまうんです。

ちょっと裂けるだけでも、水を吸い上げる効率が極端に落ちたり、吸い上げなくなったりしてしまいます。

この形状のホースは固めで潰れにくいというメリットはあるんですが。

さて、このホースユニットだけ補修パーツで取り替えてもいいんですが、ホースだけ別のもので代用してもいいはずです。

洗濯機とホースユニット先端のフィルターの、ホースがはまる部分ですが、ノギスで測ると約15ミリ径でした。

ホームセンターでホースを探してみると、色んな仕様、サイズのビニールホースがあります。

内径15ミリのホースだとはまり方がゆるいので、これより内径が小さめなホースがいいんです。

もう一つ大事なことですが、ホースが柔らかいとダメなんです。

浴槽のふち等にホース伝わらせる時にホースが潰れてしまうんです。

下の写真は、以前使ってみたホースなんですが、柔らかく、ホースが曲がるところで潰れてしまっています。

 

 

色々考えて内径12ミリの硬めのビニールホースを候補にしました。

単価も70円とあったので、4mで280円?

「よし、これでいってみよう!」

で、係の方に来てもらって、ホースを切り出してもらう前に相談しました。

「15ミリ径のオスに内径12ミリの硬めのホースですけど入りますか?」

すると、

「うーん、やってみないと分からないですね」という返事。

「まあいいや。試してみればいいんだから」と、

自分のいつもの、「失敗したら次の手で」と考えたんです。

そしたら、

「これ、1m70円じゃないんです。10cm70円なんですけど、いいですか?」

と確認されました!

ああ、そうだった! 以前もホースの価格で悩んだんだっけ!

4mが280円じゃなくて、2800円なんです!

こんなに高いと失敗したら痛いでしょ?

で、結局どうしたか?

「失敗してもいいです。3.5mお願いします!」

そして、こんな会話をしたんです。

「DIYやるって、高くつく事が多いんです。 材料や道具買い直したりすることがあるから。

でも、結局はそういう途中経過こそが面白いんですよね!」

と言ったら、係の方ニコリと笑顔を見せてうなずいてくれました。

そして、「そうですよね! そこが面白いんです!」と返してくれました。

DIYする人は、安く仕上がることも目指しはしますが、結局は、面白いからやってるんですね!

ホームセンター勤めの方、特に部材や工具担当の方は、ほぼ修理工作経験者、もしくはDIYerでしょうから、気持ちは同じなんですね!

あ、でも、場数をこなせば、すごく安く、思ったものが仕上がるようになるんですよ!

 

さて、買ってきたこのホース、使用結果はどうだったか・・・

 

 

 

 

接続もバッチリ、接触する角の部分でも潰れていません。

そして、残り湯の汲み上げスピードが嘘みたいに早くなりました!

カミさんもすごく喜んでくれたので、材料費は出してもらえました!!

やったね!

頑張れ!! 被災地の受験生!

 頑張れ!

受験生!

 

 頑張れ!!

被災地の受験生!!

 

本当に頑張ったことだけが身になって残る。

皆さんが力を出し切れるよう、最後まで応援しています!!

 

 

 畠山重忠像(1月13日夕刻撮影)

お正月の玄米もち

 ちょっと間抜けなタイミングになってしまいましたが、お正月の玄米餅についてです。

昨年も餅つき機で作ってみたんですが、仕上がりが今一つでした。

そこで、今年は2合ずつ2回に分けて作ってみました。

1回目の様子を観察しておけば、2回目は改良版が出来るんじゃないかと。

昨年は、蒸し水の量とつき時間は普通の白餅と同じでやりました。

蒸し時間は蒸し水が蒸発して無くなるまでなので、こちらでは設定できません。

蒸し時間を長くしようと思ったら、蒸し水の量を増やせばいいんです。

 

さて、今年の1回目は、温湯に2時間ほど浸してから、蒸し水は標準量で蒸しました。

つき時間は、標準時間の1.5倍ほど。

このやり方だと、餅米の粒がかなり残っていて芯まである状態でした・・・

でも、これは鏡餅にしようと決めていたので、この状態のまま形を整えてお供えしました。

 

 

次の2回目ですが、

まず、前日、洗った餅米を熱湯に浸し、1晩置いておきます。

炊飯のように加熱し続けるのではなく、熱湯に浸してそのまま置いておくんです。

翌日、蒸し水2倍量、つき時間2倍でやってみました。

蒸し水2倍量入りきらなかったら、1回目の蒸しが終わったあと水を追加して2回蒸しします。

 

 

このやり方で、餅米の芯も残らず柔らかい餅が出来ました!

ただ、つき時間が長すぎるのはダメみたいです。

意外なことに、腰の無い柔らかい餅になってしまうようです。

今回も、もう少し餅にコシがあった方がいいかな? って感じでした。

なので、つき時間は、標準の1.5倍くらいの方がいいかもしれません。

地震でやけどの5歳児 入院できず亡くなる

石川県志賀町に住んでいた中川叶逢くん(5歳)

「オムライスとから揚げとか好きでした。

『ママ作ったご飯おいしい』って。

スーパーで仕事の服を着ている人に会うと

『お仕事お疲れさま』と、全く知らない人にも言っていました。

すごく優しい子でした」

 

「元気に生まれまして、大きくて」

スマホの中に詰まった息子とのたくさんの思い出。

叶逢くんは、能登半島地震に命を奪われました。

「生まれてきてくれてありがとうとか、

叶逢のママでよかったよとか、

もっと色々したかったとか、

もっとどこでも連れて行ってあげればよかったとか、

時間をもっと作ってあげればよかったという後悔があります」

 

元日の夕方、大きな揺れが石川県を襲いました。

2人は志賀町の親戚の家にいて、石油ストーブでお餅を焼いていましたが、

地震でのせていたやかんが倒れ、熱湯が叶逢くんにかかりました。

やけどの範囲がおしりや足など広範囲に及んでいたため、すぐに救急車を呼びましたが・・・

「救急車が来ないので自分の車で行こうと思って。

道路も割れているし、怖かったんですけど。

おしりのやけどだったので、車に乗ったら『痛い』と言って乗ってくれなくて」

「やけどでは出動できない」と一度は断られるも、

自力で移動できず、再度119番して別の町にある病院に搬送されました。

 

しかし・・・

「処置したら終わりって感じ。

すごく泣いていました。

『痛い』って。

薬も塗るけど痛がるし、皮もめくれていて肉が見える状態だったので、

危険な状態なのになんで入院させてもらえなかったのかな・・・」

入院出来ず、自宅での治療を余儀なくされた叶逢くん。

3日の朝に高熱を出し、同じ病院の集中治療室に入りました。

しかし、その時も・・・

 

「部屋があくまでずっと救急の入り口で待っていて、

顔もちょっと青白くなっていて、色変わっていて、もう息がとまっていることがわかって・・・」

待機をさせられた叶逢くん。

5日に息を引き取りました。

「熱湯が私に全部かかっていたら無事やったのかなとか考えたりしています・・・」

 

12月に建てたばかりの娘夫婦の新居も全壊 オレ泣きました

 寒ブリ漁の盛んな珠洲市三崎町寺家地区だが、漁船はことごとく流され、大破し、使い物にならない。

 

 

「まぁ、想定外やね。

この辺りの寒ブリは、みんな船流されたり裏返ったりして、もうダメですわ。

でも、もうダメになったもんをどんだけ悲観しても変わんない」

辻さんは地震のあった元日は、能登半島の最先端にある須須神社にいたという。

「私は須須神社の氏子総代もやっとるもので、受付のお手伝いで上がっとったんよ。

それで『今日の神楽は終わり』と告げた途端にガーッと揺れ出した。

隣の区の集会所の高台に避難して、波が落ち着いてから歩いて自宅に戻ったんだけど、

道なんかずっと、水が高い位置まできとったから、やっとで家までたどり着いたわ。

ただおかげさまで怪我人はでましたが、寺家には犠牲者はいません。

犠牲者は出なかった。

しかし、津波が奪ったものはあまりにも大きかった。

娘夫婦の新築したばかりの家が、壊滅したのだ。

「ウチの娘と婿さんがクリスマス前に沿岸部に家を新築して、

12月10日に完成して入居したばっかのとこでよ。

娘は妊娠中で高台にあった実家に来とって、助かったんだけど、新築の家はダメになってますわ。

新居見てきてくださいよ。

俺泣きましたよ。

泣きました、俺。

娘と婿に『ここに土地あるさかいにこっちこいや』て建てさせたのに。

俺が呼んださかいにこんなんなってしもうた。

娘と婿は2日に大事なものだけ取り行くと新居行って、2人で泣いて帰ってきて・・・

『保険入っとんたんか』って俺もそこまで聞かれへんでね。

今は娘は金沢のほうに避難して、赤ちゃんも来月出産予定で落ち着いてるんだけどね。

娘さんはまだ20代で、大工の夫と直前までは珠洲市の飯田地区で暮らしていたという。

「3年前に結婚して、新居は大工の婿さんが自分で建てた家なんよ。

こだわって、でかいサッシ使ったり自分でいろんなもん選んで建てた家だったからなぁ」

氷見で積雪 つらい朝 避難所は毛布1枚に2、3人

 能登半島地震から1週間を迎えた8日、

最大震度5強の揺れに襲われた氷見市では断続的に雪が降った。

寒さの厳しさが増し、

避難所に身を寄せる市民からは

「朝の冷え込みがつらい」

との声が漏れた。

家屋の倒壊・損壊が激しい姿地区では

「雪の重みでさらに崩れていないだろうか」

と自宅の確認に訪れる避難者も。

被災者は見通せない先行きに苦悩を深めている。

 

石川県境に近い姿地区は午前10時ごろ、雪が降っていた。

「何もかもわやくそや(めちゃくちゃや)」

桑原桂子さん(88)は、雪の積もった全壊の母屋前で大きなため息をついた。

鉄筋コンクリート造の増築部分は形を残すが、断水で台所も風呂も使えない。

自宅は大工だった夫が生前に建てた。

「下手な父ちゃんが住民に協力してもらってできた家なんよ」

と寂しさを募らせた。  

桑原さんは自主避難所となっている姿集落農事集会所に、長男とともに発災時から身を寄せている。

外出していて無事だったが、生活用品や貴重品は全てつぶれた家の中。

この1週間、着替えることができず、風呂にも入れていない。   

集会所では避難者や集落の女性が交代で料理を作るなど住民が支え合っている。

「感謝でみんなに気の毒な」

と桑原さん。

今後は市が検討を進める避難住宅への入居を考えているとし

「自宅はつぶすしかない。周りに迷惑がかかり、早くしたいが、お金がなくどうしようか」

と途方に暮れた。

 

 

 

姿自治会集会所に避難している上田章枝さん(62)は、自宅が半壊した。

「きょうまで毛布は2,3人で1枚だった。

寒さと断水がきつい」

と厳しい表情。

飲料水の支援はあるが、

お湯を自由に使えず、冷水での洗い物に苦しんでおり、生活再建のめども立っていないという。

 

指定避難所の市ふれあいスポーツセンターには63人が避難している。

中央町の女性(81)は降雪による寒さに悩み

「重ね着してコートも着て、毛布と布団をかけて寝ても背中がゾクゾクする」

と漏らした。

市によると、センターには保健師2人が常駐しているが手一杯の状況。

高齢者ケアなど福祉面に課題があり、市が対策を考えている。

 

高岡市伏木地区では、住民や業者が復旧に追われた。

住民らは

「雪が積もる前に進めたい」

と黙々と作業に励んだ。  

金物屋を営む鍛治勇さん(79)は

「除雪も加わると負担が増える。このまま積もらないでほしい」

と話した。  

 

伏木古国府中部自治会では、麦谷久雄会長(73)が住民宅を訪ねてごみの出し方などを伝えた。

道路の液状化で融雪装置が埋まっているとし、

「雪が積もれば動けない可能性もあった。これから心配だ」

と語った。

「72時間と言われても諦めない」地震発生から124時間後に90代女性救出

 72時間を超えての救出は非常に珍しい事案だ。

地震の発生からおよそ124時間後の救出劇です。

これは非常に勇気づけられる事案で、避難者にとっても希望の光を灯せるのではないか。

 

警察によりますと、6日午後8時半ごろ、

珠洲市正院町で倒壊した家屋の1階部分からがれきにはさまれていた90代の女性が救出されました。

「かろうじてうめき声が出る状態。

『手を握ってください』と言うと、弱いが握ることができる。

半信半疑だったが、これはもしかしたら行けるかもしれないと思った」

女性は現在病院で治療を受けていて、容態は安定しているということです。

 

「72時間と言われているがまだまだ諦められない。

諦めずに救助活動を行っていかなければならない」

 

能登半島地震 震源の地震500回超に 避難所で眠れない日々

 気象庁によると、6日までに「能登半島沖」「能登地方」を震源とする地震は500回を超えた。

損傷した自宅から離れ、避難生活を送る住民らは不安を口にした。

「余震がやまず安心して眠れない」

石川県七尾市が避難所として開設する市立七尾東部中学校で1日から過ごしている佐味町の男性は不安を口にした。

自宅は、天井の梁が落ちてしまうなど一部損壊。

妻は避難所でのトイレが不安で自宅にとどまっており、男性は余震後、慌てて様子を見に行った。

 

 同中学校では、4日時点で約30世帯が利用している。

1日の地震直後から家族5人で過ごしている矢田新町、派遣社員は6日早朝の地震で跳び起きた。

「体育館全体が揺れていて、どうしたら良いか考えることもできなかった」とおびえた表情だった。

一部損壊した自宅に着替えや毛布を取りに帰っており、今後予想される降雪にも気をもんでいた。

 輪島市内でも6日の地震への恐怖の声が上がった。

避難所となっている市ふれあい健康センターにいた市内の女性は

「突然のことに顔を見合わせたり、体を寄せ合ったりする人がたくさんいた。

いつまで続くかわからない揺れが怖く、眠れない日々です」と話した。

 

 珠洲市宝立町鵜飼の宝立小中学校に2日から家族で同小学校に避難している女性は

「寝ていたら、急に大きな揺れが起きてすぐに目が覚めた。

体が休まる時がなく、もう勘弁してほしい。

物資も届き始めているが、大人数の避難所ではなかなか行き渡っていない」と嘆いた。

 

 同市内で写真館を営む男性は

「日がたってもまだ襲ってくる揺れに避難所内は騒然となった。

カメラは壊れ、思い出もがれきの下に埋まったままだ。

早く元通りの生活に戻りたい」とつらそうな表情を浮かべた。

 

 

 

 

 気象庁の地震情報によると、

1日午後4時6分から、6日午後0時59分までに、最大震度7を含む計580回の地震が発生。

このうち「能登半島沖」「能登地方」を震源とするものは502回で、

「石川県西部」「佐渡付近」など近隣日本海側が震源になったものを含めると

計568回の地震が起きているという。

誰の責任なのかということより、このような状況が改善されてこなかったことが問題なのでは?

 1月2日のJAL機と海保機の衝突事故ですが、

ほんのわずか海保機の位置が違っていれば、今回以上の大惨事となり、全員が助からなかったのではないか?

誰の責任なのかということより、このようなミスが起こり得る環境が存在していたことが問題だと思える。

これは本当に恐ろしいことではないか?

間違った操作、間違った動き、これらに対しての即座の警報、そして動きを止めるような仕組み、

鉄道にはこのような仕組みが存在しているのに、航空機の運用にはなぜないのか?

管制官の神業的な采配のおかげで事故が起こって来なかったのかもしれないし、

そのことには感謝しなければならないと思うけど、これでは、綱渡りと変わりないのでは?

過密ダイヤの現状ではなおさらだと強く思う。 

 

<コメントから引用させていただきます>

 ミスなら今までも起こってきたし、今後も起こり得る。

あえてつっこんだ調査と議論が必要なのは、

今までほぼ同じように、

管制と待機する離陸機の間で意思疎通のミスが何十回と発生し、

誤侵入が繰り返されてきて、

何故仕組みが改善されていないのか?

改善が不十分なのか? 

という点だ。

 

「何としても助けたい」  県対策会議で馳浩知事  市町に連携呼び掛け

 石川県は3日夕、県庁で7回目の災害対策本部員会議を開き、

行方不明者の生存率が下がる「発生から72時間」が迫る中で、

人命救助に全力を挙げる方針を関係市町などと確認した。

馳浩知事は「今が人命救助のヤマ場。何としても助けたい」と連携を呼び掛けた。

 各市町に多数いるとみられる行方不明者について馳知事は、

「氏名公表に向けて準備を進めている」と説明。

奥能登の被災者を被害が少ない金沢などに運ぶことも検討しているとした。

 

 奥能登の避難所への救援物資配布が遅れている。

地震と津波で甚大な被害を受けた珠洲市宝立町鵜飼春日野。

4日、つぶれた家屋と傾いた電柱で足の踏み場もない集落を歩くと、

出会った男性が記者に訴えてきた。

「救援物資が届かない。子どもが丸3日、何も食べとらん」

男性の頰を一筋の涙が伝った。