2022年11月の記事一覧
棟瓦とその下が・・・(1)
軒天の修理で屋根に上がったんですが、
そのついでに、分かる範囲で家の見えるところを点検してみました。
そう言えば、雨漏り修理の時に「ぐし」を直したとか聞いたことを思い出しました。
「ぐし」とは棟のことで、屋根のてっぺんの部分です。
この棟付近の防水に、最近は南蛮漆喰を使うらしいことも教わりました。
棟とその周りを観察してみましょう。
古家の台所付近の屋根の棟です。
本来、この棟瓦は、鉄線等を張って固定するようなんですが・・・
この状態だと、棟は簡単に外れるのでは・・・?
やっぱりそうでした!
でも、この状態は・・・
棟瓦の下の土も無くなっていますし、棟瓦は置いてあるだけですから不安定です!
この棟瓦がずれてしまえば、即雨漏りですね!
ここを何とかしたいと思っています!
屋根に上がって補修するので、北風が強くなる前に何とかしたいですね。
軒天の補修(3)
軒天に貼ろうとしていたケイカル板は、ホームセンター資材館にありました。
定尺(910ミリ × 1820ミリ)の5ミリ厚のものが800円くらい。
普通の乗用車だと載せられないので、そんな時はトラックを借りるといいですよ。
軽トラでも載せられますし、ホームセンターで無料で貸し出してくれるはずです。
さて、この板から現場のサイズ 555ミリ × 905ミリを切り出します。
薄いケイカル板なら、石膏ボードと同様にカッターで切れ込みを入れて、切れ込みに沿って折ればいいようです。
もう一辺は、5ミリ分カッターラインに沿って、ペンチで挟んで少しずつ折っていきました。
切断面は、石膏ボードを削った時に使ったやすりで仕上げましたが、
サイズを現場に合わせるために、現場で何回もこのやすりで板を削りました。
さて、ケイカル板をネジ止めするための桟木も必要です。
20ミリ角のホワイトウッドでケイカル板の受けを張ったんですが、あとで後悔しました。
これだと、ケイカル板の端をネジ止めすることになり、強度的に良くありません。
結局、シリコンシーラントをここに塗り、ネジ止めも併せてケイカル板を固定しました。
ネジ止めは、念のためフレア付きのステンレスビスを使いました。
何とか貼り終えました!
あとは、対候性を高めるために塗装が必要です。
さて、軒天の他の古い部分はどうするか?
同じようにケイカル板で貼り直してしまおうか?
それとも、このまま一緒に塗装して終わりにするか?
軒天の補修(2)
現地古家の軒天ですが、こうなっていました。
この壊れ方は、嫌な感じです。
瓦屋根からの漏水による部材の劣化?
または、屋根裏に出入りしていた野生動物が食い破って出来た穴?
今現在、何かが出入りしているかどうかまでは分かりませんでしたが、
この破れ方からして、動物の出入りはあったんでしょう!
とにかく、ここを急いで補修する必要があります。
ネットで色々と調べてから、実際自分で作業出来るのかも考えました。
ここは、幸い別棟のトタン屋根が真下にあるので、
不安定ながら何とかこのトタン屋根を足場に出来そうです!
では、まずは、この軒天の建築当時の材料だった薄ベニア板を取り除きます。
少し浸みのようなものが見えますが、屋根の軒先からの浸水ではなさそうでした。
傷んでいた軒天を外して、屋根裏の内部を見てみましたが、
鳥の巣や羽根、ネズミの糞、虫などは発見されず、とりあえずこの件は一安心。
では、軒天に新しい部材を貼る作業に入ります。
ベニア板ではなく、ケイカル(ケイ酸カルシウム)板を貼ることにしました。
ここを出来るだけ早くふさぎたいのですが、
まずは、ホームセンターでケイカル板を買ってこないと!
軒天の補修(1)
家の下から屋根の張り出したところを見上げてみると、
こうなっちゃっているのを良く見かけませんか?
さて、家のこの部分は何と呼ばれているのか。
「けらば」だったかなぁ?
調べてみました。
あれ?
違うかも
軒天ですね!
軒裏などとも呼ばれているようです。
ここは、薄いラワン合板で作ってあることが多いようです。
また、ケイカル板を使うこともあるようです。
そして、軒天には日が当たりにくいので、明るい白で塗装されていることが多いです。
ケイカル板は、湿気に強く耐火性にも優れていて腐食もしにくい素材です。
白のケイカル板はホームセンターで安価に購入できることもあり、これを使ってみることにしました。
あと重要なのは、軒天を修理するための安全な足場を作った上で作業することですね。
赤木雅子さん 控訴にためらいなし 判決前日の憂鬱気分を振り払った一本の電話
赤木雅子さんは憂鬱だった。
真実を知るため、国と、改ざんを決定づけた当時の財務省理財局長、佐川宣寿氏を相手に裁判を起こした。
国は相手の請求を丸呑みする認諾という手段で裁判から逃げたが、
佐川氏との裁判が続いていた。
しかし、雅子さんはどこかで醒めていた。
「だってもう結論は見えてるじゃないの・・・」
結論、すなわち、判決で訴えが認められることはないし、
一番の願いだった真相解明がかなうこともない。
それは半年前からわかっている。
雅子さんが裁判で求めていた、佐川氏をはじめ財務官僚らの法廷での証言。
新たな真実に迫るチャンスだったが、
5月の弁論で裁判長から退けられてしまったから。
その瞬間、雅子さんの敗訴は決まったようなものだ。
しかし、それを言っては身もふたもない。
でも実際は何の期待も持てないまま判決の日が近づいてくる。
だいたいマスコミの記者は普段あまり関心を示さないのに、
大きな節目が近づいてくると騒ぎがちだ。
雅子さんの気分は沈んでいった。
それを振り払ってくれたのが、判決前日の一本の電話だった。
TBS「報道特集」の金平茂紀さん。
裁判の途中もずっと雅子さんのことを気にかけて、折に触れ番組で取り上げてくれた。
判決直前のマスコミの大騒ぎを雅子さんが愚痴ると、金平さんは笑い飛ばした。
「それでいいんだよ。
裁判が終わったら、その先は誰も関心を持たなくなるよ。
だからこの際、マスコミに大騒ぎして大きく取り上げてもらって、
世間の関心をひきつけた方がいいんだ。
次につながるからね」
なるほど、それもそうだ。
雅子さんはスッキリした。
そして迎えた11月25日、判決当日の朝。
雅子さんはビシッとスーツ姿で身を引き締めた。
首には夫が使っていたマフラー。
巻いていると夫が一緒にいてくれる気がする。
判決は予想通り「請求を棄却する」。
雅子さんの訴えはすべて退けられた。
国家公務員が職務上行った行為は国が賠償責任を負い、
公務員個人に賠償を求められないという、最高裁判例通りの判断だ。
だがそれは想定の範囲内。
判決で雅子さんが最も感じたこと。
それは
「佐川さんは法律に守られているけど、夫は守ってもらえなかった」
ということ。
これじゃあ同じことが繰り返されてしまう。
それを防ぐためにも真実を知ることが大切なのに。
だから控訴にためらいはなかった。
実は前日まで迷いに迷っていたが、もう吹っ切れた。
それより引っかかったのは、法廷の被告席に誰もいなかったこと。
佐川氏本人だけでなく代理人の弁護士もいない。
これには満席の傍聴席から「おかしいんじゃないの」と声が上がった。
法廷に駆けつけていた金平さんは、判決後のインタビューでその点を尋ねた。
すると雅子さんは、
「判決を聞く価値がないと思ってるみたいですよね。
残念だし、きちんと聞いてほしかったと思います」
そもそも佐川氏がきちんと真相を説明して謝罪してくれたら、
雅子さんが裁判を起こすこともなかったし、控訴する必要もない。
でも佐川氏はついに一度も法廷に来なかった。
雅子さんは9月に
佐川氏らを新たに虚偽公文書作成罪で東京地検特捜部に告発状を提出している。
「佐川さんは刑事罰を受けるべきだと夫は手記に書き遺しました。
検察には告発を受理して取り調べを進めてほしいと思います」
控訴により法廷での闘いはさらに続くことになる。
これからどうなるのか?
金平さんは語った。
「外形的状況が変わらないと、同じ結論にしかならないよ」
世の中の状況に大きな変化が起きるだろうか?
「意外と変わることがあるんだよね」
金平さんの取材成果は、26日午後5時半からTBS「報道特集」で放送される。
この番組で赤木雅子さんは、顔は出さない形で生出演する。
雅子さんがテレビでスタジオ生出演するのは、これが初めてだ。
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