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2020年5月の記事一覧

欧米に比べ日本は「感染は自業自得だ」と思う割合がきわめて高い!

新型コロナウイルスの流行を巡り、

「感染は本人のせい」と捉える傾向が、欧米に比べ日本は突出して高いことが大阪大などの調査で分かった。

従来の研究でも、日本人は欧米人と比較して「不運な目に遭うのは自業自得」と考えやすいとされており、新型コロナ感染者を責めたり、謝罪を求めたりする不寛容さとの関連も考えられる。

プロ野球選手会 高野連に寄付検討「すべての3年生に花道を」地方大会開催後押し

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、

高野連は「第102回全国高校野球選手権大会」の中止を正式決定した。

引退する3年生のために、感染防止を徹底し無観客で地方大会が行われる見通しはあるが、財政難で開催断念や参加費の徴収を検討する県もある。

このままでは、笑うことも泣くこともできない球児が生まれてしまう・・・

そこでプロ野球選手会が炭谷会長を筆頭に「何かできることはないか」と考え、寄付という形での支援を考えている。

高野連は、すでに各都道府県の高野連に対して全国一律の無観客試合開催の要望を出す方針。

ただ、開催費用は数百万円から大都市などでは一千万円以上にもなり、無観客開催のハードルは高い。

高野連も財政難の県などに対する補助金を検討しているが、

資金は多ければ多いほど消毒用品の購入や人件費に充てて感染防止を徹底することが可能で、球児を守ることにもつながる。

プロ野球選手会は4月9日にはウイルス感染拡大防止に奮闘する医療機関や研究開発、子供の支援などを目的とした寄付活動をスタートしている。

炭谷会長は「12球団の選手会長と相談し、全選手にこの基金について案内しました」とコメント。

春の大会に続き、夏の大きな目標が消える球児らに対して心を痛めているプロ野球選手が多く、

ある選手は「地方大会ができる球児と、できない球児が出てしまうのは避けてほしい。

そのために少しでも手助けができれば」と選手会の思いを代弁している。

免疫力について考えよう

感染症に向き合う時、最重要とも思える免疫力について考えておかなければなりません。

今後のためにも、免疫力の高いカラダを作るよう心がけましょう!!

 

<寝不足やストレスは免疫力を低下させる>

 ウイルスや細菌と戦いカラダを守る機能を「免疫」と呼び、「自然免疫」と「獲得免疫」の2つに大別できます。

まず、体内に侵入してきた病原体に最初に反応するのが「自然免疫」で、休むことなく体内をパトロールし、体内に病原体が入ったことを「獲得免疫」に知らせます。

次に「獲得免疫」ですが、この免疫は病原体との戦いを積み重ね、経験値を高めていくタイプの免疫力。

「獲得免疫」の防御作用は強力ですが、初めて出会った病原体に対して有効性を発揮するまでには少し時間がかかります。

日ごろから「自然免疫」を高めておくと、警報を受けた「獲得免疫」も素早く戦え、免疫力全体が高まると考えられています。

 

<免疫力の高いカラダを作ろう>

 「自然免疫」力を高めるには、どのような生活を心がければよいのでしょう。

①規則正しい食生活

 体内の免疫細胞の60~70%は腸内に存在すると言われます。

免疫力アップのカギは腸内環境を整えることにあります。

腸内細菌を増やすことができるのは発酵食品です。

また、免疫細胞を作るタンパク質をしっかり摂るように心がけましょう。

(免疫力をつける食べ物)

 ヨーグルト、チーズ、漬物、味噌、納豆などの発酵食品

 野菜、果物、肉類、魚類、卵、大豆

②充分な睡眠

 免疫力に必要な物質は睡眠中に作られます。

充分な睡眠時間と質のよい睡眠が、免疫力の向上には欠かせません。

起床したら朝日をしっかり浴びることも大切です。

③適度な運動

 免疫力を高めるには有酸素運動が効果的と言われています。

ジョギング、ウォーキング、サイクリング、水泳などをゆっくりペースで20分以上行いましょう。

④ストレスフリーを心がける

 ストレスや疲労は免疫力を低下させる大きな要因です。

疲れているときは無理をせず、しっかり休むこと。

一日の疲れをとるために、湯船に浸かることもオススメです。

 

これからも新しい感染症に罹らないよう、免疫力を高める生活を心がけましょう!!

日本は100年前のパンデミックをどう乗り越えたのか?

1918年「スペイン風邪」が日本に上陸

 当時、日本の報道でのスペイン風邪の俗称は「流行性感冒」である。

日本に於けるスペイン風邪流行は「前流行」と「後流行」の二波に分かれるという。

「前流行」は1918年の感染拡大。「後流行」は1919年の感染拡大である。

どちらも同じ型のウイルスが原因であったが、現在の研究では「後流行」の方が致死率が高く、この二つの流行の間にウイルスに変異が生じた可能性もあるという。

このスペイン風邪によって、最終的に当時の日本内地の0.8%強に当たる45万人が死亡した。

 

・「スペイン風邪」の凄惨な被害

 「前流行」と「後流行」の二波による日本でのスペイン風邪の大流行は、各地で凄惨な被害をもたらした。

<東京朝日新聞>

 発病後直肺炎を併発するので死亡者は著しく増加し、各病院は満杯となり、新たな「入院は皆お断り」の始末であった。

<岩手県盛岡市>

 当地を襲った流行性感冒は、市内の各商店、工業を休業に追いやり、多数の児童の欠席を見たため、学校の休校を招いた。

厨川小学校で死者を出し、さらに岩手日報では「罹患者2万を超ゆ 各方面の打撃激甚なり 全市困惑の極みに達す」との見出し
 

・「スペイン風邪」に当時の政府や自治体はどう対処したのか

 さて、肝心なのは当時のパンデミックに日本政府や自治体がどう対応したかである。

結論から言えば、様々な対処を行ったが、根本的には無策だった。

なぜならスペイン風邪の病原体であるウイルスは、当時の光学顕微鏡で見ることが出来なかったからだ。

人類がこのスペイン風邪のウイルスを分離することに成功したのは、流行が終わって15年後であった。

当時の研究者や医師らは、このパンデミックの原因を「細菌」だと考えていたが、実際にはウイルスであった。

当時の人類は、まだウイルスに対し全くの無力だったのである。

それでも、政府や自治体が手をこまねいたわけではない。

今度は内務省を中心に当時のパンデミックに対し、公的機関がどう対処していくのかを見てみよう。

1919年1月、内務省衛生局は一般向けに「流行性感冒予防心得」を出し、一般民衆にスペイン風邪への対処を大々的に呼びかけている。

驚くべきことに、当時の人々の、未知なる伝染病への対処は、現代の新型コロナ禍における一般的な対処・予防法と驚くほど酷似している。

以下抜粋。 

<どうやって伝染するか>

 はやりかぜは主に人から人に伝染する病気である。

かかった人が咳やくしゃみをすると細かな泡沫が周囲に吹き飛ばされ、それを吸い込んだものはこの病にかかる。

<かからぬには>

 ①病人または病人らしい者、咳する者に近寄ってはならぬ

 ②たくさん人の集まっているところに立ち入るな

 ③人の集まっている場所、電車、汽車などの内では必ずマスクをかけ、それでなくば鼻、口を「ハンカチ」手ぬぐいなどで軽く覆いなさい

<かかったなら>

 ①かぜをひいたなと思ったらすぐに寝床に潜り込み医師を呼べ

 ②病人の部屋はなるべく別にし、看護人の他はその部屋に入れてはならぬ

 ③治ったと思っても医師の許しがあるまで外に出るな

 基本的には「マスク着用」「患者の隔離」など現在の新型コロナ禍に対する対処法と同様の認識を当時の政府が持っていたことが分かる。

現在の新型コロナ禍と全く似ていて、マスクの生産が需要に追い付かなかったという。

 

・100年前も全面休校

 各自治体の動きはどうだったか。

とりわけ被害が激甚だった神戸市では、市内の幼稚園、小学校、中学校等の全面休校を決めた。

1919年には愛媛県が県として「予防心得」を出した。

人ごみに出ない、マスクを着用する、うがいの励行、身体弱者はとりわけ注意することなど。

学校の休校や人ごみの禁忌など、これまた現在の状態と重複する部分が多い。

そしてこれもまた現在と同じように、各地での集会、興行、力士の巡業、活劇などは続々中止か、または閉鎖されていった。

 

・パンデミックの終息

 このようにして、日本各地で猛威を振るったスペイン風邪は、1920年が過ぎると自然に鎮静化した。

なぜか?

それはスペイン風邪を引き起こしたH1N1型ウイルスが、日本の隅々にまで拡大し、もはやそれ以上感染が拡大する限界を迎えたからだ。

そしてスペイン風邪にかかり、生き残った人々が免疫抗体を獲得したからである。

ヒト・モノが航空機という、船舶よりも何十倍も速い速度で移動できるようになった現在、新型ウイルスの伝播の速度はスペイン風邪当時とは比較にならないだろう。

このような状況を鑑みると、100年前のパンデミックと現在で採るべき方針はあまり変わらないように思える。

すなわちウイルスの猛威に対しては防衛的な姿勢を貫き、じっと私たちの免疫がウイルスに打ち勝つのを待つ。

実際にスペイン風邪はそのようにして終息している。

 

・100年前もデマや流言飛語

 スペイン風邪当時の日本でもデマや流言飛語が生まれたが、現在ですらも「60℃近いお湯を飲めば予防になる」などの根拠なき民間信仰が出回ってしているが、人間の恐怖の心理は時代を超えて共通しており、当時も様々な混乱が起こった。

人間の心理は、100年を経てもあまり進歩がないという側面をもさらけ出しているように思える。

どうあれ、私たちはスペイン風邪を乗り越えていま生きている。

デマや流言飛語に惑わされず、私たちは常に過去から学び、「スペイン風邪から100年」という節目に現出したパンデミックに落ち着いて対応すべきではないか。

身近で活気のあったお店が急に閉められていた・・・

狭山ヶ丘駅前に、中央フラワーというこじんまりした生花店があるんです。

活気があって綺麗でいい香りのするこのお店の脇を通って行き帰りしていました。

今日の帰宅時にお店の中が見えたんですが、がらんとしてほとんど片付けられていました・・・

この時期急にというのは、今回の件の影響だと思ってしまいます。

そして、このお店の近く、何回か焼き鳥を買ったお店かぶら屋まで。

どちらのお店も、自分はほとんど利用していませんでした。

でも、いつも、明るく元気な接客の様子や声が聞こえてきていたんですよ。

毎日ほんの一瞬でいいから、明るく元気に頑張っている姿を見せてくれるだけでいいんです・・・!

もう行ってしまうんですか?

今回の件が落ち着いても、もう帰ってこないんですか?