何でも雑記
「お饅頭作るのやめる」というおばあちゃんに会いに行った
ときがわ町木のむら物産館に寄って必ず買うのは、
さつまいもとあんこの素朴で美味しい「いきなり饅頭」です!
昨日も物産館に寄ってみると、売り場に貼り紙が・・・
「都合によりいきなり饅頭作りはやめさせていただくことにしました」
「今まで本当に有難うございました」
な、何と・・・!
もちろん、その方とは会ったことはないのですが、
年老いたおばあちゃんが身体を病んで元気をなくした様子を思い浮かべてしまいました。
でも、もしかすると、物産館での販売だけをやめて、自宅では少しでも作っているかもしれない。
もう完全に作るのをやめたんだったら、今まで美味しいお饅頭を作ってくれたことにお礼だけは言いたい。
そう思ったんです。
カミさんにこのことを話したら、賛同してくれました。
撮ってあったお饅頭の写真に住所が書いてあったので、ナビを使ってその場所に向かいました。
現地のそれらしいお宅の大きな庭におそるおそる足を踏み入れました。
「こんにちは!」
「すみません、いきなり饅頭の・・・」
と切り出すと、
そのおばあちゃん、笑顔で
「ああ、私なんですよ!」
と。
会えたんですね!
嬉しかった!
そして、元気そうに見えたので、すごく嬉しかった!!
で、やめた経緯を詳しく話して下さいました。
やはりちょっと身体を壊されていたんですね。
そして、朝とても早いこの仕事はここでやめようという決心を、旦那様とともにされたそうです。
本当に賢明な判断だと思うんです。
身体を壊してまで頑張ろうとする方も居るし、そういった姿勢を美化しようとする風潮もあります。
とんでもないことです!!
身体を壊すことで身近な人たちがどれだけ悲しむか?
そして、自分自身を元に戻ることが出来ないほど壊していってしまう。
そのことを最優先に考えて欲しいんです!
仮に身近に家族が居なかったとしても、両親はすごく悲しみますよ!
もう亡くなられていてもです。
「もうやめるんです」と説明してくれたおばあちゃんに
「そうして下さい!」
「どうかこれから元気で居れるように過ごして下さい!」
と言いました。
今後は朝早くない野菜作りくらいはやりたいとのことでした。
別れ際に、
「今まで美味しいお饅頭を本当にありがとうございました!」
と言って頭を下げました。
おばあちゃんは、
「ちょっと待って」
と言って、畑に行って柿をいくつももいで渡してくれたんです!
恐縮して、カミさんとお別れのあいさつをもう一度して、その場をあとにしました。
いきなり饅頭を考案した経緯もあれこれと話して下さったんですが、
本当に愛情のこもった仕事人だということが良く分かりました! !
おばあちゃん、
今まで本当にありがとう!
そして、いつまでも元気でいて下さいね!!
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