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2020年5月の記事一覧

タラス・ブーリバ、マテオ・ファルコーネ

ベルリンでも例にもれず、通常の演奏会は中止になっていて、無観客演奏の配信を行っているようです。

先日、キリル・ペトレンコの指揮でマーラーの第4交響曲(室内編成版)がデジタルコンサートホールで配信されていました。

毎週土曜日には、Webでベルリンフィルアワーという高音質配信をやってくれるんですが、

前回のアーカイブの配信では、チェコのヤクブ・フルシャが指揮したヤナーチェクの狂詩曲「タラスブーリバ」を聴くことが出来ました。

自分はLPレコード時代からこの曲が大好きでした。

コサック出身のタラスブーリバの物語が標題になっています。

 

タラスの次男アンドレイは敵方の女性に恋してしまい、その女性を救い出すために敵国ポーランド軍に加担してしまう。

そして自分の寝返りを知った父親と接戦し、父の手にかかり落命してしまう。

長男オスタップは、弟アンドレイの死に悲嘆するうちに戦場でポーランド軍の捕虜になってしまう。

タラスブーリバは変装してポーランドに潜入するが、拷問されている息子の最期を目の当たりにし、息子に向かって思わず叫ぶ。父の叫びと同時に息子は命を絶たれてしてしまう。

ポーランドを脱出したタラスブーリバは、死に物狂いでポーランド中を転々と弔い合戦する。

しかしついにタラスブーリバは捕らえられてしまう。

ポーランド軍によってタラスが火刑に処される中、「ロシア人の信仰心と魂は決して滅びることはない!」と叫び絶命する・・・

終曲はタラスブーリバの雄叫びの声にあふれているが、最終部は静かなパッセージがタラスブーリバの捕縛を描写する。

彼の最後の叫びは金管楽器とオルガンの煽情的なパッセージで描写され、鳴り響く鐘と誇らしげなエピローグによって曲は閉じられる。

 

この感動的なヤナーチェクの曲については、別の機会にまた紹介したいと思います!

久しぶりにこの曲と内容の感慨にふけっているうちに、はっと思い出した物語があります。

小学校時代に読んだメリメの短編小説「マテオファルコーネ」です。

短い中に、これ以上ない強烈なラストシーンが描かれています。

これが、学研の少年少女世界文学全集の中に入っていたんです・・・!

 

或る日、マテオファルコーネは妻と仕事に出かけ、10歳の息子フォルチュナトが留守番に残されました。

そこにお尋ね者が憲兵に追われて逃げてきました。

かくまってくれと頼まれたフォルチュナトは、お尋ね者を干し草の中に隠してやります。

そこに憲兵たちが追いついて来て、犯人はどこだと問い詰めます。

しかし、フォルチュナトは脅しには少しも動じません。

そこで憲兵の曹長は、高価な銀時計を見せてフォルチュナトを買収しようとします。

まだ10歳のフォルチュナトはその銀時計が欲しくてたまらず、とうとうお尋ね者の隠れ場所を教えてしまいます。

帰って来たマテオファルコーネは、息子の持っている銀時計を見て全てを悟ります。

そして妻に「おい、この子は俺の子か?!」と尋ねます。

マテオは息子を近くの空き地に連れて行き、大きな穴を掘らせ、その後お祈りをしろと言います。

息子は知っている限りのお祈りをします。

そして、父親に許しを請い嘆願します。

「お父さん! ごめんなさい! 殺さないで!」

マテオは息子に目を閉じて手を合わせるように命じ、自分は十字を切ります。

息子に銃口を向け「神のご加護がありますように・・・」とつぶやきます。

フォルチュナトはあらん限りの力を振り絞って父親の足元に突進します。

銃口が火を噴き、フォルチュナトは動かなくなります・・・

即死でした・・・

 

この物語を思い出してから、数日この内容が頭から離れません。

そして、この年になってからの自分の想いは、やはり昔とは違っていました。

今度、その自分の想いを書いてみようと思っています。

(自分が昔読んだ時の挿絵はまさにこれでした・・・!)

暑い中汗ビショで気持ち良かったけど、腹ペコに

今日も作業があるので、歩いて通勤です。

今年の通勤路は短い区間ですが林の中を通るので、涼しくておいしい空気、上の方から届いてくる野鳥の声などを感じながら歩けるんです!

すごく忙しかった時は、このようなプレゼントを有り難いなんて感じる余裕は無かったですね・・・

今年初めて出会った古本屋さんは、5月末まで開店準備のようでした。

中古ピアノを扱うお店では、コロナ対策を入念にしながら少人数ずつ接客を受け付けているようでした。

 

今日の職場の仕事も体を動かす作業で気が晴れました!

そして、帰宅時の歩きの道中は夏のような暑さ!

喉も乾いたけど腹ペコにもなりました! 登山だとシャリバテって言うんですよ。

とにかく自分はいまだに大食いで困っています。(笑)

暑かったせいでしょう。こんにゃく麺が無性に食べたくなりました!

家に着いて水飲んだ後、早速こんにゃく麺2人前ペロリと食べてしまいました!

麺つゆを豆乳で割るこの食べ方、おすすめです!

カロリーは? 

大丈夫! こんにゃくだから麺のカロリーはゼロです!

その後の夜食ですか?

ええ、しっかりと沢山食べましたよ!(笑)

 

PS.

今夜と明朝は気温がかなり下がります!(秩父は10℃を切るそうです)

窓開けて寝たりしないように!

特に、今体調を崩してはいけませんからね!!

オジサンの悪あがき!

今日は、久しぶりに朝一番で速歩で職場に向かいました!

途中の林では、クロツグミがいつものように楽しそうに澄んだ声でさえずっていました。

職場では、あれこれやることがいっぱい!(そうじゃなくちゃね!)

休憩時間に、娘からのLINEに返信していました。

昨日の魚のから揚げを気に入ってくれたようです!

そして、自分の「おじさん構文度」何%くらいか聞いてみました!

 そしたら・・・

がーん!!

やっぱりね・・・(笑)

雨どいは2か所とも上手く直っていました

娘宅の雨どいも、結構な雨量をきちんと処理出来ていました。

我が家の修理箇所も、雨どいからの水漏れ等ありませんでした。

これでしばらくは大丈夫でしょう。

ああ、点検中に他の修理箇所を見つけたんです。

この壊れた穴の影響はどんな感じなんでしょうか?

雨水が落下するこの真下の地面は?

なるほど!って感じですね。

やっぱり、この穴は補修した方がいいということですね!

ただ、ここからはハシゴが架けられないので、2階の屋根に昇って屋根の端から手を伸ばして作業することになります。

安全に出来ることが確認出来たら作業することにします。

新型コロナより怖いのは人間・・・そうならないように!!

所沢方面に向かう道沿いにスーパーマーケットがあるんですが、

入口に張り紙があり、休業したままになっています。

その張り紙は、「ただ今営業を自粛しています」ではなかったんです・・・

もう気付いたと思いますが、そのお店で感染者が発生してしまったということなんですね。

 

店側としては、感染者について公表しなければならない。

では、私たちは、この「感染者発生」の情報を知らなければならないのでしょうか?

私たちは、この状況で感染を広げないために、このお店のことに限らず、身の周りの感染状況を知る義務があるということにはなるのではないかと思います。

皆さんはどう考えますか?

 

ここで、強調したいのは・・・

・・・自分の心に対しても、自分自身への再度の確認としても・・・

「身の周りの感染状況を知る」必要は、「感染を広げない」ためだけだということです!

今後、時間が経過して、治療薬もワクチンも出来、私たちの体にも抗体が出来れば、

この新型コロナウィルスへの対処法は特別なものでは無くなるのではないでしょうか?

これは、まだ希望的予測だと言われるかもしれませんが。

 

感染者の方を非難する、攻撃するといった行為に絶対に走らないようにしたい!!

今、感染者の方はまだ病に苦しんでいるかもしれない。

仮に症状が治まっているとしたら、その方の気持ちはどうだろうかと考えてみます。

自分がその立場だったらどうだろうかとも。

本当に辛いだろうと、すぐに理解出来るはずですよね?

現在の感染状況では、明日は我が身が感染するかもしれない。

または、自分はすでに感染しているのに、自分は無症状で他人にうつしているかもしれない。

故意で事故を起こした訳ではない人を、絶対に責めてはいけないと強く思います!!

 

自分は、ここしばらくは、極力歩いて移動するようにしているんですが、

道で車と出合う時、「あれ?」と思うことが度々あるんです。

これまでより、車が先に止まってくれるんです!

歩行者に気を遣ってくれているようなんですね!

「ああ、今は車も減ってるからだろうなあ」と思っていたんですが、どうもそうじゃない感じ。

人をいたわろうとする本能が、こういう時には無意識に出てくるんじゃないでしょうか?

(あ、イライラしてる車だっていますよ。昨日遭って怖い思いをしました)

自分が最後にこのことを書きたかった理由があるんです。

ネットやテレビのニュースを見ていると、ギスギスした心無い面ばかり強調されているように感じるんです。

最近特に!

こんな情報ばかりに接していると、接している人までそういう気持ちになってしまいます。

人って、生き物って、元来そうではないと、本当に強く思うんです!

 

今回の新型コロナウィルス事件は、逆に、

現代の荒みかけているライフスタイルを考え直させる、人が元来持っている本当の心を見つめ直すキッカケにも出来るのではないでしょうか?