美味しい魚のはなし

今日は美味しかったかな?

セグロイワシの唐揚げ

セグロ(背黒)イワシは、シコイワシ、コイワシ、その他多くの別名で呼ばれていますが、正式名称はカタクチ(片口)イワシです。

幼魚名のシラス、チリメンも良く耳にしますね。

この魚を見つけたら、よほど痛んでなければ、即買いです!

とっても味のいい魚なんです!

自分が紹介するまでもなく、煮干し、いりこは味のいいダシを取るのに使われていますよね。

最高級の和食のダシとしても使われますし、みそ汁やラーメンで味の良さびっくりした人もいるのではないでしょうか?

海外で有名なのはアンチョビですね。

アンチョビはセグロイワシのオイル浸けです。

今回は、鮮度まあまあのパック売りが2パック約30尾で240円でした。

まずは、1尾ずつきれいに水洗いします。

アタマは残したまま、エラと内臓は取ってしまいます。

数が多い時は面倒なので、アタマも取っちゃっていいと思います。

この状態で水気を切った後、数尾ずつキッチンペーパーで包んで冷蔵庫に入れておきます。

さて、夕食時になったら、いつものやり方でカタクリ粉を薄くまぶします。

これを揚げていきますが、フライパンにオリーブ油を、炒める時よりは多めに入れて中火で調理します。

仕上がりは、こんな感じになりました!

 

もう、このまま食べられます!

自分は調味料を使わないことが多いんですが、塩をちょっとだけ振って揚げた方がいいかも。

ああ、天つゆに浸して食べても美味しいですよ!

で、カミさんが「マリネにしてみる?」と言い出しました。

アジの南蛮漬けのようにしようと言うんです。

「ああ、いいねぇ!」と和風マリネ液を作ってもらって出来たのがこれです。

これ、バッチリでした!!

ちなみにセグロイワシの旬は春だそうで、春は脂が乗ってコクがあるかもしれません。

旬以外でもこの魚は味が良く安いので、とにかく食べてみて下さい!!

大メヒカリの塩焼きは?・・・!

鶴ヶ島の彩鮮館で、珍しく大きなケースに入ったままのメヒカリが売られていました。市場から届いたばかり?

このメヒカリが、今まで見たことがないような大きいヤツだったんです!

まだ目もキレイで、魚体に青っぽい色も残ってるでしょう?

鮮度も良かったんですね。

この5尾で350円でした!

さて、この魚は良く唐揚げがおすすめになってるんですが、

トロボッチと呼ばれるくらい脂が身全体に乗ってるので、塩焼きがいいと思います! 干物もいけるでしょう。

小さければ丸のまま焼くんですが、これだけ大きいと火が通りにくいと思います。

で、頭だけ残して、おなかの中はキレイに掃除して、ヒレも取ってしまいました。

そして、キッチンペーパーで水分をふき取って、塩を軽く振ってから早速弱火で焼きました。

やっぱり脂がすごく、また焼き上がりがいい感じだったので、

「旨そう~! さあ食べて食べて!」と言ってるうちに、写真を撮り忘れてしまいました!

そこで残った小さめのヤツを、慌てて写真撮りました。

あー大きいヤツは焼き上がりもすごく美味しそうだったのに~(笑)

背を上にして焼いたんですが、これだと脂がかなり落ちるんです。

それでも身に脂たっぷりで、もうこれはとーっても旨かったです!!

サイズが大きいだけでこんなに違うんですね!

脂の旨味もそうですが、身の味もいい! 頭も骨も硬すぎずそのまま食べられる。

もう、カミさんも大喜びでした。

あまりにも喜ぶので、自分は1尾だけにしたんですよ。(笑)

 

これは本当に感動ものだったので、次の日、また大メヒカリを買いに行ったんです!

そして、これも感動したカフェ「エランズコーヒー」に寄って、コーヒー豆とプリンを買って帰りました。

いつもの真鰯(マイワシ)の和風マリネ

マイワシは、これからどんどん脂が乗ってきます!

青魚の脂は旨いだけでなく、体にすごく良いということが、商品の宣伝なんかにも使われてますね。

また、魚の値段が高くなってきている中で、安定して獲れているためか、安く手に入るのも嬉しいんです。

今回は、千葉水揚げの大型が1尾70円でした。

千葉産のマイワシはブランドになっているようですが、旬のものであれば千葉産でなくてもいいんです。それより鮮度の方が重要です!

脂が乗ってくると、魚を真横から見た時の紡錘形のカーブが強くなってくるんです。

これがすごくなってくると、大きく膨らんだ体に付いている顔が、はっきりと小さく見えるようになるんです!

本当に「デブ」になるんですね。(笑)

今回のは、まだそこまで行ってませんね。

 

あ、包丁を一緒に撮っていますが、ここまでは包丁は使わず、キッチンバサミだけです。

アタマは手で折り取って、お腹は指で念入りに掃除します。

手開きしたあと包丁で腹骨をすき取って、皮引きをしようという所です。

これは脂がほとんど無いように見えますが、皮の下にたっぷりあるんですよ。

こんな感じで、包丁で身を押さえながら、一気に皮を手で剥いていきます。

あとは切り分けるんですが、このまま刺身で食べても、もの凄く旨いんです!

自分で刺身にした方が、すごく鮮度のいい状態で食べれますよ!

 

我が家では、ほとんどこの和風マリネにするんですが、これで1週間は美味しく食べれるんです!

出来立ても美味しいんですが、調味液が浸み込んだマイワシも、また美味しいんですよ。

今回は、1か月前のより脂乗りが良く、マリネ液に昆布も入れてもらったので、とても美味しく出来ました! 

 

脂が最高に乗ったマイワシは、自分のオリジナルの「骨まで柔らかい煮込み」にもしたいんです。

あ、圧力鍋だと骨はすぐに柔らかくなりますが、味は良くないです。

高い温度で失われたり壊れたりする旨味は、やはりあると思います。

マアナゴの唐揚げ

前回、アナゴを買ってあったんですが、調理する余裕がなくダメにしてしまいました! ごめんね・・・

で、今回は買った次の日に下処理を済ませ、今日唐揚げに初挑戦してみました。

生き締めの状態で売られていました。

三枚卸にしましたが、これがかなり大変でした!

アタマだけ別に充分に焼いて、水分が抜けた状態で食べてみたんですが、結局これが一番美味しかったんです。

水分を取ってから焼くと、この魚の味の良さが分かるように思います!

さて、キッチンペーパーで包んで一晩置いたものに、かたくり粉をうすくまぶしました。

オリーブ油を使い、中火で加熱したんですが、唐揚げ風には仕上がりませんでした。

硬い中骨だけは長めに揚げました。

身の食感は弾力性がかなりあって、コラーゲン質って感じです。

小骨は柔らかくなっていたのか、全く気になりませんでした。

でも、アナゴの旨味は良く分かりませんでした。

やはり、川越の時にうまくいった干物か、グリルで焼くかが美味しく出来るような気がしました。

エゾメバルの煮付け

エゾメバルというメバル属の魚が一尾160円!でした。

別名ガヤと呼ばれていますが、昔、ガヤガヤと沢山獲れたことからこの名が付いたらしいです。

鮮度も良かったので、よし、煮つけにしよう!と、2尾買いました。

旬と思われる春は過ぎていますが、どんな味か試してみる価値ありでしょう? この値段ですから。

さばいてみると、お腹の脂はちょっと少なめでした。

自分は、特に煮つけの時は、ヒレは全部落としてしまいます。

あ、ここまではキッチンバサミでやるので早いですよ。

煮汁は、うすくち醤油を8倍くらいに薄めて、それにみりんを少し加えただけのものです。

今回、肝を一緒に煮付けているので、ショウガを入れた方が臭み消しにいいかもしれません。

そして、火が強くならないよう、また加熱時間も短くしてみました。

火が強いと、臭みは取れても香りが良くなくなってしまうように感じるんです。

 

やはり、脂が少なかったからだと思いますが、身が締まり過ぎた感じになりました。

以前、キメバルを煮付けた時も同じような感じでした。

あと、わずかですが、イブクロから苦みが出てしまっていたようです。

加熱温度を上げ過ぎず、加熱時間を短めにするのは良かったようです。心配していた臭みも出ませんでした。

煮付けは、ベストの仕上がりにするのが本当に難しいと思いました。

近いうちに、もう一度挑戦してみたいですね。