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11月に蚊に刺された! 最近経験しませんでしたか?

 秋も深まり気温が下がってくると蚊の季節も終わりかと思いきや、11月になっても、ときには真冬にも蚊に刺されることがあります!

なぜ気温が下がっても蚊が出てくるのでしょうか。

 日本の蚊の中で私たちに身近なのは、ヒトスジシマカ、アカイエカ、チカイエカの3種類です。

それぞれ生態が違い、越冬の仕方も異なります。

ヒトスジシマカが活動するのは5月中旬〜10月下旬で、寒くなると死に絶えて卵のまま越冬します。

アカイエカは冬が迫るとメスが翌年の春まで越冬に適した場所で休眠状態に入ります。

休眠するのは山や丘の薄暗い洞窟のような寒さをしのぐことが出来る場所で、物置小屋、押し入れ、クローゼット、下駄箱の中などで休眠することもあるようです。

そして春になると産卵して次の世代にバトンタッチするのです。

それに対して、チカイエカは冬眠することなく、年間を通して活発に活動し、繁殖行動もします。

というのは、その名の通りビルの排水溝、浄化槽、地下水槽などが発生源で、冬でもさほど気温が下がらない環境をねぐらにしているからです。


 また、チカイエカは他の蚊にはない生態を持っています。

多くの蚊は、メスが卵を産むために人や動物の血を吸いますが、チカイエカは最初の1回目だけは血を吸わずに産卵することができるのが特徴で、これを無吸血産卵と言います。

そのため人や動物がいない場所でも容易に繁殖できます。

しかし、2回目の産卵からは血を吸わないと産卵できないため、人を刺しにくるのです。

蚊は気温が15℃を下回ると活動が低下しますが、機密性が高く暖房を使っているマンションやオフィスビル等では冬でも15℃を下回ることはありません。

「まさか、この時期に蚊はいないだろう」と蚊に刺されても疑わない人がいますが、チカイエカは季節を問わず人を刺しにくるんですね!

涼しくなっても油断せずに、電気式液体蚊取り器などで蚊対策をしておいた方がいいと思います。

我が家では、この11月に何回か刺されているんです!

システム畳の下にジョイントマット

 古家の和室の床を板張りのフローリングにする予定だったところを、12ミリ厚のシステム畳を敷いただけで仮の仕上げにしてしまっていました。

システム畳の下は11ミリ厚の荒板だけでその下は床下(地面!)です。

これだと、冬は畳の面は冷たくなってしまうでしょう。

手のかかる断熱工事をやるしかないということになるかもしれませんが、その前に簡単な手を試してみようと思い立ちました。

発泡ポリエチレン製のジョイントマットをシステム畳の下に敷いてみるんです!

数センチのすき間がありますが、あとで埋めようと思います。 

では、システム畳を敷き戻します。

今のところ、全く冷たくないし、素足で歩いても問題なし!

温かいくらいです。

板の間だと、断熱工事をしてあってもこうはいきません。

板の間の表面の板は、畳より比熱や熱伝導率が大きいからだと思います。

ただし、畳面は柔らかく、ちょっとだけですが沈む感じはあります。

真冬の時期、特に風が強い日に床からの冷えがどうなるのか、様子を見てみようと思っています。