2022年6月の記事一覧
組織や集団が陥りやすいイジメの典型
2018年、八戸市のある会社の男性社員が新年会でこれを渡されました。
この男性社員は1か月後に自殺しました・・・!
訴訟を起こされた会社側は、「表彰の一環」などと説明しているらしい・・・!!
この報道へのコメントを引用させていただきたいと思います。
● いい大人がここまで低俗なことをしてるという事に強いショックを受けた。
多くのニュースに触れると、ハラスメントの半分は悪意を持って行われるが、
半分は悪意なく行われていると感じる。
しかしこれを「悪意はなかった」は通用しないし、
よしんば悪意がなかったとしても、他者を思う心はなかったことには違いない。
● 吐き気がする内容。
でも、この賞状を渡す時に周りに人がいたのに、
止める人も慰める人もいなかったことの方がつらかっただろうと思う。
課長がやったということだが、部長、その他上司が「知らなかった」という言い訳は許されない。
私もいじめにあっていた時つらかったが、
後で慰めてくれる人がいるとかなり救われた。
止めてくれる人がいた時は感動して泣きそうになった。
どこかに救いがあると思えたら、自殺を思いとどまれたのではないだろうか?
特に2つめの「止める人も慰める人もいなかった・・・」という点について、思いをはせると胸が詰まります。
このようなイジメは、「悪意はないんだ」とか「大したことじゃない」と最初に軽率に判断しちゃった瞬間に、思考が切り替わってしまうような気がします。
そして、こういう思考の集団が簡単に出来上がってしまうんだと思うんです。
こんな集団が出来上がってしまうと、イジメる側の罪悪感はますます薄くなります。
相手の気持ちを考えるなんてことは全く無くなってしまうし、
終わったあとは「面白かった」というような気持ちだけが残るんじゃないでしょうか?
本当にこれは恐ろしいことです!
「イジメ集団って簡単に出来上がってしまう」という事実を、しっかりと認識しておくべきだと思っています。
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