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2020年6月の記事一覧

アメリカの根強い差別意識

 今日見つけた記事を下に引用させていただきました。

 国民を守るべき警察官による殺人とも言える差別、そしてそれは一つの事件ではなくアメリカという国の本質が露呈したんだ! と自分は感じました。

そして、事件直後のトランプ大統領の言動がそのことをハッキリと、それも全世界に証明してしまったのです!!

もし事態を冷静に判断できたなら、このような暴動が起きることも、全世界中の人たちが驚き悲しみこの差別行動に対して激しい憎悪の感情を抱くことなど、たやすく理解できたはずだと思うんです。

もう、人としての心を忘れている? もしかしてもう失ってしまっている?

そして、心ある人たちが怒り狂うことなど気づきもしない!

 でも、自分は、アメリカの人たちが全て同じな訳じゃない、ということに想いが至っていませんでした・・・

デモ隊の前でひざまずいた警察官はどんな気持ちだったろうか・・・?

良心は必ず息づいていて、見直される時が必ずやってくると、強く信じていたい!!

 

 

◆ 群衆に寄り添わなかったトランプ大統領

 アメリカのミネアポリスで、無防備な黒人男性が白人警官に窒息死させられてしまった事件は、衝撃的で残忍な動画が流れたこともあって、世界に強烈な衝撃を与えた。

アメリカにおける人種差別には根深いものがあるが、トランプ政権になってからは白人至上主義が加速し、きつい仕事に従事しているためコロナ感染者の多くは黒人によって占められ、死者の割合に至っては白人の倍以上に上っている。

そのことへの鬱積した怒りが爆発した側面もあったのだろう。 

平等と正義を求めたデモが全米を覆った。

それを鎮圧する米警察のどう猛さは、香港デモの際の香港警察の比ではない! 

 トランプがこの事態に対してどのような発信をするかが注目されたが、

彼は5月31日、「猛々しい警察犬と武器」で暴徒と化したデモ隊を追い払えと言ったのだ!!

しかもこのデモは反ファシズム集団や極左集団が扇動しているのだから、「アメリカ国民を守るために」武力で鎮圧するとも言ったのである。

 なぜトランプは一言でも「不当に殺された黒人に同情する。警察という権力に代わって大統領として謝罪する」というメッセージを出せなかったのだろう。

そうすれば、犠牲者だけでなく抗議デモ参加者の心は、どれだけ救われたかしれない。

 コロナで分断されていたアメリカ社会はトランプのそのひとことで一つにつながる方向に、いくらかでも向かうことができたかもしれないし、そうしてこそ世界のリーダーとしての信頼を得ることができたはずだ。

 しかし、トランプにはそれができなかった。

 

◆救われたひざまずく米警官の姿

 救われたのはデモ参加者に向かって賛同の意を表すために「ひざまずいた米警官の姿」だ。

「私たちはあなたたちと共にあります。気持ちを一つにします」と権力側の警官がデモ参加者に向かってひざまずいたのだ! 

なんという神々しいまでに気高い姿だろう! 

ここには民主と平等の理念が根付いている。

アメリカにはまだ救いがあると思った瞬間だった。