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2022年2月の記事一覧

気骨の人 石原慎太郎

 戦後の日本と日本人への痛烈な批判はこの人ならではで、

「骨の髄までアメリカに飼い慣らされ、自立していない」と嘆くこともしばしばだった。

いわゆる進歩的文化人や護憲論者、観念的平和論などに対しては特に容赦なかった。

 

 世間をあっと言わせた銀行税導入、ディーゼル車規制、横田基地の軍民共用化、そして沖縄県・尖閣諸島の買収などの施策も、

見方を変えれば、力の強い者や自分たちの立場を脅かすものへの敵がい心の表れであったともいえる。

 これらの政策は必ずしも華々しく実を結んだとは言えないが、

石原さんにとっては「国に先んじた」という点が大事だった。

知事就任時から、ゆくゆくは「石原新党」を結成し国政に打って出るのではないかといわれ、本人もその気たっぷりだったと思う。

しかし2001年4月に小泉純一郎氏が首相になり、政権が急浮上すると、機運はしぼんでいった。

 作家としても時代の申し子だった。

1956年に芥川賞を受賞した「太陽の季節」は、高度経済成長の扉を開けた。

弟の石原裕次郎さんや慕っていた三島由紀夫氏の思い出話をしながら「ライジングサンの時代だったなあ」とよく懐かしんだ。

豊かさへの憧れと夏の海のような明るさ。

右肩上がりの時代に石原兄弟を重ねた人も多かったはずだ。

 

 時代はうつり、バブル経済とその崩壊を経験し、やがて日本は自信を喪失した。

首都のマッチョなリーダーとして現れた石原さんは、

最後まで「日本人よ、このままでいいのか」と挑発し続けた。

都知事を退いた後、再び国政に身を転じたのは、自分より早く老いていきそうなこの国の姿に我慢ならなかったからだろう。

 【清水忠彦】

壁ACコンセントの交換

 壁コンセントの古くなっているものは交換した方が安全です。

例えばこの露出タイプは最近の部屋ではあまり見かけなくなりましたが、古い和室ではまだ使われています。

これほど中が汚れているのかと驚きますが、ここに湿気が作用すれば通電して発火の恐れが出てきます!

また、このコンセントは、プラグを受ける接点金具がかなり開いてしまっています。

こういう場合接触抵抗が大きくなるので、負荷容量が大きい時はこの部分からの発熱が予想以上に大きくなり、やはり発火の心配が出てきます!

電気器具を使い終わってプラグを抜く時「あれ? 熱くなってる!」と感じるあの発熱ですね。

このように劣化してしまったコンセントを、Panasonic社の標準的なものに良く取り換えてきました。

うーん、作業場ならともかく居住空間には見てくれがイマイチですよね?

コンセント本体に厚みがあるのと、Fケーブルを引き込んでいる箇所の割れが気になります。

この割れは自分の施工が下手なだけ・・・

そこで、薄型コンセントを見つけてきたんですが、これも Panasonic社のものです。

これの方が厚みが薄くいい感じです。

ケーブル引き込み口も目立たないようになっているんですが、実はこれも引き込み口の割り方がやや難しいんです。

そして最近見つけたのが Elpa社のこのタイプです。

 

これはいいですね!

Fケーブル引き込み口も割るのではなく、最初から切り欠いてあるんです。

下部からケーブルを引き込む場合は、上部の切り欠きが塞げるようにパーツが付属しているんですね。

ネジ頭も本体と同じ色に塗装されています。

そして、この3つ口タイプも用意されています!

最近は室内にはこのコンセントを使うようにしているんです。

さて、下はおなじみ洋間のコンセントですが、この2口タイプを良く見かけます。

これのコンセント部分の交換はとても簡単です。

前面の化粧カバーは簡単に外れます。

ネジ止めされているこのコンセント部分のネジを外してから引っぱり出します。

マイナスドライバーなどを図のように差し込むだけで、ロックが解除されケーブルが外れるようになっています。

そしてケーブルを新しいコンセントに差し込むだけでケーブルはロックされます。

この3つ口タイプのコンセント部分は300円ほどです。

この3つ口タイプの方が便利な場面が意外に多く、家族にも喜ばれています。