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今夜は皆既月食、天王星食が同時に! 442年ぶりの天体ショー!

 皆既月食は、月全体が地球の影に入り、

赤黒く変色した月が見られる天体現象。  

 

今日は、午後6時9分に部分月食が始まり、

皆既月食の始まりは午後7時16分、

食の最大は午後7時59分で、

午後8時42分に皆既月食の終わりとなる。  

 

今回は、多くの地域で月の高度がある程度高くなる時間帯に皆既食となるため、

観察しやすいといえそうだ。

 さらに今回は月食の最中、月に天王星が隠される「天王星食」も起こる。  

皆既食中に天王星食が起こるのは非常に珍しく、

442年ぶりの貴重な天体ショーとなる。

(天王星は約6等級で、薄い青色に見えます。

条件が良くても肉眼で見える限界の明るさなので、双眼鏡や望遠鏡などで探してみましょう)

 

織田信長が観ていたかもしれないという観測が、今日出来るかも!

 (気象予報士・多胡安那)

気体から固体への状態変化は「凝華」と呼ぶことに!

 固体・液体・気体の三態間で状態変化する時の呼び方ですが、

つい最近までは、次のようでした。

ここで、固体から気体、気体から固体、どちらの変化も「昇華」と呼ぶようになってしまったのは、

固体物質を精製する方法としての「いったん蒸気にしてふたたび固体にする」

ということをさしたことから来たものだと推測されています。

 

ですから、ここの2か所の変化の呼び方を別にするという改善をすべきだったんですね。

「昇華」という字は、固体から気体への変化にはあてられて良さそうです。

そこで、気体から固体への変化の呼び方を別に考えることになりました。

中国語では、気体から固体への変化をさす「凝華」という言い方があって、

最近は中国でも台湾でもこれを教えるようになっているそうです。

ということで、日本語でも「凝華」を使うことが提案されていました。。

そして、日本の高校でも2022年度から、

気体から固体への変化は「凝華」

と学ぶことになったのです!

大気圧で缶を潰す実験を手軽に

 大気圧の大きさは、常圧で1013ヘクトパスカルと教わったと思います。

この大きさをおおよその値で分かりやすく言い替えると、

「1cmあたり1kg重の力」

又は、

「1辺10cmの正方形の面に100kgの重さ」

となります。

これでだいたい実感できるのではないでしょうか?

幅1m長さ2mのドアに20トンの力ですから、驚くほどの大きさです!

この大気圧の力を実感できる実験を手軽に出来ないでしょうか?

栓のついたアルミ缶を使うと簡単です!

 

 

この空き缶に水を入れて、しばらく沸騰させます。(フタは取って!)

缶の座りが悪いので、キッチンのコンロにまず網を置いてその上で加熱するといいでしょう。

軍手を両手にはめておきましょう。

火を止めたら、缶にしっかりとフタをして下さい。

火傷に充分気を付けて!

あとは、缶が冷えると変化が観察できますが、水をかけても、あおいで風を吹き付けてもいいでしょう。

自然に冷えるのを待ってもいいです。

 

 

これ以上缶が潰れないのは、缶が潰れる時に出来るしわが穴になってしまうからなんです。

この穴から外気が入り込んできてしまって、減圧状態が保てないんです。

穴さえ開かなければ、缶はもっとペチャンコになるはずなんですね!

16日の地震 東日本大震災と別タイプ

 3月16日深夜に福島県沖で発生した最大震度6強の地震は、

東北地方太平洋沖の日本海溝で、

日本列島を乗せた陸側のプレートの下に沈み込む太平洋プレートの内部が震源で、

東日本大震災とは別タイプだった。

気象庁によると、海側から押され続けることで同プレートに歪みが蓄積し、

プレート内の断層が活動して発生した「逆断層型地震」だという。

 

 

震源が海と陸のプレートの境界よりも下の深さ57キロで、

東日本大震災のようなプレート境界の固着域がすべって起きる「プレート境界型地震」ではないことから、

古村孝志・東京大地震研究所教授は

「発生機構が異なり、東日本大震災の余震ではない」と指摘する。

震源がやや深く、規模もマグニチュード7.4と大きいため、東北から関東にかけて広い地域に大きな揺れが広がった。

発生の2分前に近くでM6.1の地震が起きており、最大震度5弱を記録。

揺れの被害を拡大したとみられる。

古村教授によると、

この付近では、東日本大震災の余震とは無関係に、M7~7.5程度の地震が繰り返し発生してきた。

昨年2月13日にもプレート内が震源のM7.3の地震が発生、最大震度6強を記録した。

一般的に、大きな規模の地震が起きた後は、2、3日のうちに同程度やそれ以上の規模の地震が起きる可能性がある。

気象庁は「揺れが強かった地域は、今後1週間程度は最大震度6強程度の揺れに警戒してほしい」と呼びかけている。

方位磁針の「北」、西にずれる 地磁気の変動影響か

 国土地理院は2日、方位磁針が指し示す北(磁北)が5年前に比べ、県庁所在地の平均で西に0.3度ずれたとの調査結果を明らかにした。

地球が持つ磁気(地磁気)が変動しているためと考えられる。

 

 地磁気の極は北極や南極とは異なる位置にあり、磁北は地図上の北と一致しない。

地磁気は地殻の影響も受けるため、場所によってずれは異なる。

 こうしたずれを補正するため、地理院は5年ごとに地磁気の分布を示した地図を発表している。

2日に発表された2020年版によると、東京では磁北が地図上の北より7.6度西にずれており、2015年より0.3度大きくなった。

 いずれの県庁所在地も2015年と比べて西にずれており、札幌、名古屋、大阪などは0.3度変化していた。

 

 磁北と地図上の北のずれは、登山時など方位磁石で方角を調べる際に把握が必要になる。

スマートフォンやカーナビでは自動的に補正される。