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2019年10月の記事一覧

本当に恥ずかしい大人! 16歳の環境活動家への中傷

「明るく素晴らしい未来を夢見る、とても幸せな少女のようだ。見られて、よかったよ!」

ツイッターでトゥンベリさんを皮肉るコメントをしたトランプ米大統領。

米国が寒波に見舞われた1月にはこんなツイートもしている。

「もっと寒くなるそうだ。外に数分といられないぞ。地球温暖化はどうなってる?」

欧米では「地球温暖化はでっち上げだ」などと、科学を否定する集団が一定の勢力を持つ。

米国は、温暖化対策の国際ルール・パリ協定からの離脱を表明している。

 

 日本でもこんな発言が相次ぐ。

「16歳の考えに世界が振り回されたらダメだ」(橋下徹・元大阪市長)

「洗脳された子供」(作家の百田尚樹氏)

「お嬢ちゃまがやってることが間違ってる」(作家の竹田恒泰氏)

 ネット上で「小娘」「お姉ちゃん」と見下した表現や「彼氏紹介してやれ」といった侮辱がなされ、多くの「いいね」を集める。

 

そんな日本の状況について、東京大学名誉教授の上野千鶴子さんはこう話す。

「女性、子どもの声を『無力化』『無効化』する対抗メッセージはいつでも登場します。

それをやればやるほど、そういうことをやる人の権力性と品性のなさが暴露されるだけです」

 上野さんは4月の東大入学式の祝辞で、痛烈な性差別批判をした。

祝辞では「しょせん女の子だから」と足を引っ張ることは「意欲の冷却効果」と説明し、ノーベル平和賞を受けたマララ・ユスフザイさんの父が「娘の翼を折らないようにしてきた」との発言を紹介した。

 

 トゥンベリさんと同じメッセージを権威のある男性が言えば、聞かれるでしょうか? 

繰り返されてきたメッセージに『またか』の反応があるだけでしょう。

トゥンベリさんのスピーチは、世界の要人が集まっても、いつまでたっても、何の進展もない現状に対するまともな怒りをぶつけたものです。

(AERA 2019年10月14日号掲載。上野千鶴子さんが語った内容へのコメントから)

 

 以上、ネットで見かけた記事から引用させていただきました。

自分は、こんな情けない恥ずかしい大人には絶対になりたくないと思っているんですが・・・

真剣な叫びを、心の底からの訴えを、大の大人が受け止められなくてどうするんでしょうか?

その訴えが礼を欠いていても、不快であっても、大人げなくても、未熟であっても、そんなことはこの際どうでもいいじゃないですか! 訴えの核心はそこではないんですから!

むしろ、真の大人こそが、こういう訴えをガッチリと受け止めるべきなんじゃないんですか?

真剣な叫びを聞いたら、襟を正して、自分の反省も込めながら耳を傾けるべきでしょう?

他人に向かって叫んだこと、ないんですか?

親に向かって、恋人に向かって、分かって欲しくてなりふり構わず叫んだこと、本当にないんですか?

もしそうだとしたら、自分はとってもさみしく感じてしまうんです。

心からの叫びでさえ分かってもらえないんだろうなって・・・

 

色メガネは捨てて、もう一度、素直な気持ちで彼女の訴えを彼女の気持ちを聞きましょう! 

そして、今、個人でも出来るたくさんの温暖化対策を、まずは実行していきたいですよね。

あとは、どれだけ素早く実際に行動できるかですね!