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2022年10月の記事一覧

ふりがなを抽出したいのにphonetic関数ではダメな時は・・・

 Excel で、漢字が入力されているセルがあり、

この漢字のふりがなを別のセルに表示したい時があります。

このような時は、phonetic関数を使って、

= phonetic ( A1 )

のように数式設定すれば、簡単にふりがな情報が得られます。

 

しかし、この関数を使っても、上手くいかない時があります。

例えば、ワードやWeb上の漢字をコピーして、Excelのセルに貼り付けたデータのような場合です。

Excelシート上でタイピングして漢字入力したセルには、タイピング時のふりがな情報も一緒に記録されています。

このふりがな情報が抽出出来ればいいんですが

コピーしてきた漢字データには、このようなふりがな情報が含まれていないからダメだという訳なんだと思います。

 

ちょっと実験してみましょう。

 こんな風になっちゃうんですね。

 

では、このような他から持ってきた漢字データにふりがなをふる手は他に無いのか?

調べてみたら、ありました!!

 

① Excel の「開発」タブを開き、Visual Basic を起動させます。

② 「挿入」 →  「標準モジュール」と選びます。

③ コード(命令文)入力画面に以下の命令文を入力。

④ visual basicを閉じる。

⑤ Excelシート上のふりがなをふりたいセルを選択(複数同時選択可!)。

⑥ 「開発」タブから「マクロ」を選び、登録したマクロ「ふりがな」を実行させる。

⑦ この操作後、通常のようにphonetic関数を使うと、ふりがなが表示される!!

 

それでは、実際にやってみましょう!

 

期待通りの結果が出ました!

しかし、この操作でどうやってふりがな情報を得ているのか?

そこまでは把握できていないんですが、すごく助かりました!!

2万6千件ほどの漢字データにふりがなをふれたんです!

(ちょっと調べたところ、漢字の一般的な「よみ情報」を取得しているらしいです)