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2018年11月の記事一覧

ただちに止めるべきだ! 遺伝子編集で人間を操作すること

中国の科学者が、HIV感染者の父親からの受精卵のゲノムを操作。

ゲノムの改変に成功し、ゲノムが人為的に改変された赤ちゃんが誕生した、とのニュースが発表されました。

依頼者側の、何とかしたいという強い気持ちがあったのだろうとは思います。

しかし、全く検証されていない、まさに実験段階(それも禁止されている実験)の領域です。

仮に検証が完璧に済んでいたとしても、自分は強く反対します!

今回のケースは、子供をHIVの感染から守りたいという願いから出たものだと思いますが、ゲノム操作で、完璧に狙った箇所だけを修正し、他への悪影響は全くない、といった事ができるのでしょうか?

さらに、この件が、悪影響なく完璧だと検証されたとしても、このような技術は「生まれてくる人間をデザインしよう」という考えに必ず繋がっていってしまうのではないでしょうか?

 

誰もが「世界に一つだけの花」じゃないんですか?

「オンリーワン」じゃないんですか?

突然こんなことを言われても、ピンとこないかもしれません。

では、好きになった人のことを思い出してみて下さい。

最初は、かっこいいからとか、綺麗だからとか、頭がいいからとか言ってるけど、そんなことはちっちゃなことですよね? そんなことはどうでも良くなってきますよね?

そのうち、なぜ好きなのか、自分でも説明が出来なくなってきます。

結局、「その人の個性」に惹かれていくんだと思います。

「その人の個性」を上手に説明するのは難しいと思うんだけど、はっきりしていることがあります!

「その人の個性」はその人にしかないんです!

 

そのかけがえのない「個性」を人為的に操作しようとするんですか?

ちまたで言うような「優秀」などという薄っぺらい人間でも作りたいんですか?

子供でも分かるようなことを、なぜ、分からない大人がいるんですか?

ニュースで、こうも言っていました。

「倫理観は科学の進歩を妨げる」という意見もあったと。

怖いです ・・・ そして本当に情けないと思います。

科学で何でも出来ると思いあがっていないか? 

科学で何でもやっていいと思っていないか?

いったい、科学が何のためにあるのか? 考え直して欲しい。

 

遺伝子編集で人間を操作することを、ただちに止めて下さい!!