2024年4月の記事一覧
瀬戸内の柑橘 安政柑
今年の春は、瀬戸内福山に10日間もいたのに、魚を充分に見たり買ったり出来ませんでした。
また、地魚を売っているお店もすごく少なく、ちょっと寂しかったです。
一方、瀬戸内は柑橘の産地でもあり、スーパーでも多く出回っていました。
ちょっと傷みかけているものは驚くような安値で売られていたので、こんなのを買ってきたりしました!
果物は魚と違って、傷みかけているものでもむしろ美味しかったりするのが面白いですね!
皮の色がキレイでない不知火(しらぬい)の中玉が10個くらいネットに入って売られていました。
これが何と398円(!)だったんですが、食べてみたらメチャクチャ甘くて濃厚で大喜び!
こっちだと1個398円だったりしますからね。
不知火は皮もむきやすく、薄皮ごと食べれるし、これなら人気者でしょう!
でも、喜んでどんどん食べているうちに・・・
うーん、ちょっと甘すぎなんじゃない・・・?
さて、おばは安政柑(あんせいかん)という黄色い大きな柑橘をすすめてくれました。
これを1箱お土産に持たせてくれたんですが、カミさんが大喜びで毎日のように食べています!
直径10cm以上の大きな柑橘です。
ところが、これの皮をむくのが一苦労!
ナイフで切れ目を入れないと難しいんですね。
そのあと、実を2つに割るとあとが楽なんですが、これもとても大変!
だけど、実がとっても美味しいんです!
食感は八朔に似てるかな?
甘味は強めなんですが、酸味も強すぎず程よくあるんですね。
広島地方の名産品みたいなので、現地に行ったらぜひ食べてみて下さい。
安政柑は、 江戸時代、長崎県東彼杵郡で偶発実生として生じたようです。
その後、種が持ち帰られ、広島県因島で産地が形成されていったようです。
安政柑という名前の由来は、江戸時代安政年間に発見され栽培が広まったことによります。
また、独特な爽快な風味と柔軟多汁、甘酸適和し果実が大果であることが、
激動する安政年間の世情とマッチしているところから、
「安政柑」という名前が生まれたと伝えられています。
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