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今と昔でちがう「理科の学習」びっくりランキング

第1位:アルコールランプは使用しなくなった

 アルコールランプは、理科の授業では見る機会が減っています。

より扱いやすく安全な、カセットガスコンロを使うようになっているようです。

 

第2位:カエルの解剖の代わりにイカの解剖をするようになった

 現在では、準備や後片づけに手間がかかることや、動物愛護の観点から解剖は行わないことが多いそうです。

しかし、2010年代の教科書に「無脊椎動物」の項目が復活した影響で「イカの解剖」をすることも増えているそうです。

 

第3位:冥王星が惑星から外れた

 太陽系の惑星の覚え文句といえば、「水・金・地・火・木・土・天・海・冥」と習った人も多いかもしれません。

しかし、現在の太陽系の惑星は「海」まで。

2006年から冥王星は惑星の仲間から外されています。

国際会議で「太陽の周りを回っていること」「重力が強く丸い形をしていること」「周りに同じような天体が存在しないこと」などの定義が決まり、冥王星はこれを満たさなかったそうです。

そこで現在の教科書では、冥王星は太陽系の外側を回る「太陽系外縁天体」として扱われています。

 

第4位:富士山は活火山の扱いになった

 日本最高峰の富士山。

現在は徐々に活火山としての認知が広まってきていますが、昔の教科書では「休火山」と記されていました。

活火山の扱いに変わったのは、2003年に活火山の定義が変更されたから。

2003年以前の活火山の定義は「活発な噴火活動があり、過去およそ2000年以内に噴火した火山」。

それに対して、2003年以降は「おおむね過去1万年以内に噴火した火山」とされました。

 

第5位:優性・劣性遺伝は顕性・潜性に言い換えている

 メンデルがエンドウの実験から発見した遺伝の法則。

優性遺伝・劣性遺伝という用語も習いましたね。

ところが近年の教科書では、この用語が「顕性遺伝・潜性遺伝」と言い換えられているそうです。

理由は、遺伝子に優劣があるという誤解を与えないためなのだそうです。

 

第6位:SDGsの項目が追加された

 SDGs(エス・ディー・ジーズ)は、Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略称。

令和3年に主要5教科すべての教科書に、SDGsの項目が追加されました。

 

第7位:哺乳類までの進化の過程の認識が変わった

 両生類から分かれた哺乳類と爬虫類がそれぞれ進化し、爬虫類から進化したのが鳥類という説が有力になったため。

「哺乳類のルーツは両生類」が新常識となりました。

 

 第8位:「化合」という語句を使わなくなった

 化学変化の表現の正確性に欠けるとされ、ほとんど使わなくなりました。

 

第9位:「希ガス」から「貴ガス」表記になった

 平成28年版教科書から、国際的にも一般的な呼び方とされる「貴ガス」の表記に変更されました。

 

 

 

第10位:「ダニエル電池」が登場した

 令和3年度より、化学の電池の内容が一新されました。