サーバー運用とPC日記
GPGキー期限切れのupdateエラー
いつものようにサーバーOS(Debian10)のアップデートをしていたら、エラー表示が!
---@aaa:~# apt update
Err:4
https://packages.sury.org/php buster InRelease
The following signatures were invalid: EXPKEYSIG ********** DEB.SURY.ORG Automatic Signing Key <deb@sury.org>
W:
An error occurred during the signature verification. The repository is not updated and the previous index files will be used. GPG error: https://packages.sury.org/php buster InRelease: The following signatures were invalid: EXPKEYSIG ********** DEB.SURY.ORG Automatic Signing Key <deb@sury.org>
W:
Failed to fetch https://packages.sury.org/php/dists/buster/InRelease The following signatures were invalid: EXPKEYSIG ********** DEB.SURY.ORG Automatic Signing Key <deb@sury.org>
W:
Some index files failed to download. They have been ignored, or old ones used instead.
このエラーはGPGエラーで、署名が無効だと言っています。
アップデートファイルをダウンロードする時、GPGキーという公開鍵を使って正しい配布先からのファイルであるかのチェックをしているんですが、GPGキーには有効期限があるんです。
ということで、GPGキーを新たに取得してきます。
---@aaa:~# wget -O /etc/apt/trusted.gpg.d/php.gpg https://packages.sury.org/php/apt.gpg
--2021-05-02 11:00:22-- https://packages.sury.org/php/apt.gpg
Resolving packages.sury.org (packages.sury.org)... 2606:4700:3037::6815:1294, 2606:4700:3030::ac43:b696, 172.67.182.150, ...
Connecting to packages.sury.org (packages.sury.org)|2606:4700:3037::6815:1294|:443... connected.
HTTP request sent, awaiting response... 200 OK
Length: 1769 (1.7K) [application/octet-stream]
Saving to: ‘/etc/apt/trusted.gpg.d/php.gpg’
/etc/apt/trusted.gpg.d/php 100%[======================================>] 1.73K --.-KB/s in 0s
2021-05-02 11:00:22 (8.70 MB/s) - ‘/etc/apt/trusted.gpg.d/php.gpg’ saved [1769/1769]
新しいGPGキーを取得できたようです!
では、再度アップデートしてみます。
---@aaa:~# apt update
Get:1 https://packages.sury.org/php buster InRelease [6,823 B]
Get:7 https://packages.sury.org/php buster/main amd64 Packages [316 kB]
Fetched 316 kB in 3s (122 kB/s)
Reading package lists... Done
Building dependency tree
Reading state information... Done
24 packages can be upgraded. Run 'apt list --upgradable' to see them.
エラーなくアップデート出来ました!
新しい24個のアップデートパッケージが見つかったので、この後 apt upgrade コマンドでこれらのパッケージを適用しました。
このGPGエラーは期限切れで発生するので、あせらずにGPGキーを再取得してアップデートしてみて下さい!
災害時等連絡システム(2)
全く偶然ですが、自宅サーバーで運用している Nextcloud に Talk というプラグインが用意されていて、通話、ビデオチャットも含めたチャット機能が備わっているのを発見!!
早速プラグインを有効にしてみました。
また、android、ios用のアプリも用意されていて、スマホに無料でインストールできます!
昨夜、早速娘とチャットのやり取りとチャット通話の実験をしてみました。
(娘のニックネームはネズミなんです! 笑 )
これ、LINEとほぼ同じ感覚で使えそうですね!
すごい!!
これでいけるかも。
しばらく色々な実験をして、安定に使えるか確かめてみたいと思います。
災害時等連絡システム(1)
阪神淡路大震災、そして東日本大震災でも経験したんですが、このような時、連絡を自由自在に取り合ったり、安否をすぐに確認したりということが難しくなりますよね?
このような事態に遭遇した時、どのように連絡を取り合うのか、いい方法がないか考えています。
例えば、3.11東日本大震災の教訓から生まれた「LINE」という素晴らしいアプリケーションがありますね!
LINEは災害時の安否確認等にも威力を発揮してくれると思うのですが、過去、システム障害が発生したことがあるそうです。
他のサービスでも同様だと思いますが、図中クラウド上のサーバーに多数の利用者のデータが集中すれば、さばき切れなくなることは予想できます。
自由に連絡が取りあえるシステムを何とか作れないでしょうか?
たとえば、レンタルサーバー上にチャット機能を持たせた簡単なサイトを作るとかです。
Peer to Peer接続であれば、サーバーを介さず1:1で通信できるので、緊急時の連絡システムとしてはこれが一番良さそうです。
LINEは、ユーザーIDなどのアカウント情報は管理していますが、データファイルやトーク履歴などはLINEサーバーを介さずユーザー同士が直接管理しているそうです。
(しかし、実際の通話やチャットの中身のやり取りはPeer to Peerではないそうです)
最近、ふと思いついたことがあるんです。
もし、自宅までの光回線が、クラウド上のサーバーまでの光回線と同じくらいの程度で安定であれば、ルーターやサーバー本体への電源をしっかりと確保した自宅サーバーでも使い物になるのではないかということです!
つまり大規模停電等が起こっても自宅までの光回線がダウンせず、サーバー周りへの給電は太陽電池と充電池を組み合わせたもので行うようなシステムにしておけばいいのではないか?
まだ実験の段階なので、運用中の自宅サーバーを使って試している最中です。
RocketChatサーバー(snapインストールだともの凄く楽でした!)はインストールしてみましたが、緊急事態に突然初めてのユーザーが利用するには、初期設定等かなり面倒でした。
LINEと同程度に簡単にすぐ利用開始できるものがいいですね!
(続く)
なぜ自宅サーバー?
このサイトは自宅サーバーでの運用ですが、自宅サーバー運用はデメリットの方が非常に多い訳です。
自宅サーバーのデメリットは検索すれば沢山出てきますが、デメリットの中で最も怖いのは、
①サーバーマシンから発火して火災が発生する!
②セキュリティーを破られて不特定多数の方に迷惑をかける!
自分でサーバーマシンを組み立てて、ソフトをインストールしてシステムを作るというのはもちろん楽しいことではありますが、上記のデメリットだけで充分大きなリスクですね!
自分のサーバーでは、今のところですが、運用当初よりトラブルはなく安定しているのですが、常に面倒を見続けなければならない状況はこれからも変わらないでしょう。
ところで、自分が自宅サーバーを始めた理由ですが、
①職場と自宅の間の大容量ファイルのやり取りをする環境が必要だった。
②一般的なクラウドを使って仕事で使うファイルをやり取りすることは当初職場では禁止されていたし、許可されていたとしても自分には抵抗があった。
③校務でネット上のグループウェア(Netcommons2)を操作しているうちに、自分の仕事にも活用できそうだと思った。
④音楽ファイルをサーバーに貯めておけば、ネット上でアクセスできる。容量が非常に大きな音楽ファイルでも自宅サーバーなら容易に実現できる。
今の仕事を続けている間は、自分にとって①~③は重要ポイントなんです。
完全退職後は、①~③は不要になりますし、これらの一部機能はレンタルサーバー上で実現すればOKでしょう。
④は車の運転中にタブレット等を使って音楽を流しておくとかで残したい機能なんですが。
といった感じで、今のところは充分に気をつけながら自宅サーバーを運用していこうと思っています。
実は今もう一つ、作りたいものがあるんです。
震災や風水害等の大災害が発生した時の連絡システム、安否確認が出来るシステムです。
災害時の連絡ツールはLINEが良さそうですが、LINEでもシステム障害が起こったことはあるそうですし、LINEよりデータの流れがシンプルなものを作れないかということなんです。
この件についてはまた別の機会に書こうと思います。
Wordpressに簡易グループウェア機能を持たせることが可能?
自分のWebサイトを今後どうするのか、いつまで運用できるのか、良く考えるんですが、
①自分自身でサーバーマシン、システムのメンテ、サイトの更新が出来る時まで
②このNetcommons等のWebアプリケーションの開発が続き、自分自身で更新していける時まで
③無料DDNSサービスが継続するまで
さしあたってはこんな感じなんですが、②のNetcommonsに関しては不安があるんです。
自分が持っている程度のスキルでNetcommonsのメンテを続けていくためにはWeb上での多くの情報が必要ですが、現状では情報があまり得られていません。
Netcommonsの運営方針も昔とは異なってしまい、今後どうなっていくのか現時点では不透明です。
自分もあと数年で教育現場から完全に引退すれば、グループウェアもあまり使わなくなってくるかもしれません。
今日何気なくサイトを見ていたら、「Wordpressがグループウェア的に使える」といった感じの記事が目に留まりました!
Wordpressは、大規模なWebサイト構築に使われているCMSで世界中で広く利用されています。
また2020年の統計では、世界中のCMSの60%以上、世界中のWebサイトの35%以上のシェアを持っているソフトです。
Wordpressの運用情報は非常に多く、このシステムの構築とメンテナンスを続けていくことに関しては先が明るい感じがします。
Netcommonsのような高度なグループウェア機能はないかもしれませんが、ちょっと気になる情報でした。
現状では、例えば以下のようなプラグインを使うことでグループウェア機能を実現しているようです。
ということは、今後新しいプラグインも開発されていくかもしれませんね!
このウェブサイトは、
NetCommons3.3.7で動いています。
NetCommons プロジェクト 開発の、
CMS+グループウェアです!
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