サーバー運用とPC日記
今後のNetcommons3の利用について
ここ数か月、Netcommons3のバージョンアップの状況、またフォーラム等を見ていて、
当初とは状況が変わってきている感じがしていました。
2か月に1度程度行われるはずだったバージョンアップも、今年1月からピタリと止んだままです。
不安を感じながら、今年のユーザカンファレンス関係の情報がないか気にしていました。
先日のカンファレンス終了後の主催者とユーザーのやりとりを一部読むことが出来ました。
それについての感想ですが、
現在のNET環境、特にWeb上で多くの個人情報を扱うグループウェアが置かれる環境では、
セキュリティ対策が非常に重要で、これについての対応がどんどん難しくなってきている。
しかも、その対応自体も、年々変えていかなければならない状況でしょうから、容易ではないことは明白です。
これを実現させるために、多くの技術者や予算の確保が必要だと思われます。
まず、この点が難しい状況になってきているという感じがしました。
さらに、レンタルサーバーを使うにせよ、個人でWebサーバーを構築するには厳しい環境になってきている。
システムとサーバー、セキュリティやネットワークの管理は専門業者に任せるSaaSというサービスを使うべきだとの指摘です。
このような、プロジェクトリーダーからの指摘がなされたので、今までのようなアップデートパッケージ版の配布が止まったようなんです。
こんな風に、Netcommons3の利用についての方針が急に変わってきてしまいました。
個人的には、まだ良くのみ込めていないし、どう対処していいのか、戸惑っているところです。
一応、次のようなアナウンスはされています。
最新版はNetCommons3としてGitHubから自由にダウンロードし、どなたでも利用することができます。
管理者にはGitHubから最新版のNetCommons3を都度ダウンロードし、パッケージ化して利用して下さい。
この自宅サーバーのセキュリティー対策は?
自分が使っている自宅サーバーのセキュリティー対策はどうなっているのか、書いておく必要がありそうです。
まず、OSですが、現在はDebianの最新版を最小構成でネットワークインストールしたものを使っています。
使わないソフトは入れず、必要なソフトはその都度追加する方法です。
また、apt コマンドでインストールできないソフトは、リポジトリを登録してからインストールしています。
こうしておくと、apt update コマンドでアップデートのチェックがすぐに行えます。
Netcommonsだけは手動インストールによっているので、Netcommonsのみ手動で最新バージョンにアップデートするようにしています。
また、光回線とつながるルーターからサーバーへは、ポートフォワーディングによって指定されたポートの信号のみ転送しています。
さらに、ファイヤウォールによる設定で、数個のポート以外のポートは全てブロックしています。
SSH等のリモート接続は、ローカルのみ、つまりマイクライアント以外は接続出来ないように設定してあります。
FTPは最初からインストールしていません。
大雑把にはこんな感じなんですが、
運用を初めてから、毎日のようにチェックしているのは、OSとアプリケーションソフトのアップデートです。
アップデート通知が出ていれば、すぐにアップデート作業を行っています。
セキュリティアップデートのみは自動にする手もあるんですが、
以前apacheのアップデートを行った時、Webサイトが停止してしまったことがあったので、手動でアップデートし、不具合が出たらその時点ですぐ対応するようにしています。
また、ベースのOSに新バージョンが発表されたら、
使用しているWebアプリケーションが動作するか調べて、OKなら、出来るだけ早く新バージョンのOS環境にします。
最近はphpのバージョン対応に注意する必要があります。phpのバージョンアップの方がどんどん先行している感じです。
新バージョンOS環境にする時は、ストレージは新調してOSの新規インストールからやり直します。
この時、Webサイトはデータベースも含めて引っ越し作業を慎重に行います。
また、同時にハードウェアの点検もして、マザーボードその他も一新することもあります。
こんな感じなんですが、自宅サーバーでセキュリティ対策が手に負えなくなってきたら、SaaSのようなクラウドサービスについて考えようとは思っています。
Netcommons3 git composer によるアップデート作業を何とか覚えたい・・・
現状では、Netcommons3 のアップデート作業が今までの方法では出来なさそう(もしくは対応が遅れそう)なので、
https://github.com/NetCommons3/NetCommons3/wiki/NetCommons3開発ドキュメント
の中の、「NetCommos3をcomposerでインストール」を一生懸命読んで、必死にチャレンジしていますが・・・
自分の力量では、まだまだ追いつけません。
git、bower のインストールまで終わり、リポジトリのクローンまでは出来ましたが、まだ先が見えません・・・
Windows 10大きなアップデート?
自分のWindowsクライアントも、起動させると毎回アップデートチェックを行っています。
昨日もアップデートのダウンロードがあり、インストールが終わってから使おうと思っていたら、なかなか終わらない。
じゃあ、先にご飯食べちゃおうと、リビングに行ってスイカも食べて戻ってきたんですが、何とまだ終わってない!
その後、風呂から出てきても、まだ延々とアップデート作業が続けられていました!
自分はアップデートを溜めてしまうことはなく、すぐに完了させるようにしているので、今回のアップデートが非常に大きかったことになります!
今回のように、アップデートが数時間もかかるような場合、最初から分かっていれば対処できますが、
突然アップデート作業に入ってしまった時は、とても困ることがあるんじゃないでしょうか?
この間、クライアントでの作業が自由には出来ない訳ですから。
今回の Windows10の大型アップデート、早めに余裕を持って作業されるようにした方がいいと思います!
Debian9の php7.2アップデートは・・・
Debian9のデフォルトの php は ver7.0で、セキュリティサポートは2018年12月に終了しています。
このサーバーのOSは Debian9ですが、php7.2(セキュリティサポート 2020.11まで) を別途インストールしています。
この方法ですが、まず、packages.sury.org/php から gpg キーを取得し、apt-key コマンドでサーバーに取り込みます。
次に、/etc/apt/sources.list.d にリポジトリ設定を書き込み、apt-update、さらに apt-install php7.2 でインストールできます。
ところが、最近 apt-update を実行すると、「gpg キーが有効になっていない」というエラーが出て php のアップデートが完了しなくなってしまいました。
これについての対応は、取得先から最初と同じように gpg キーを再度取得し、apt-key で再度サーバーに取り込めばいいようです。
このあと、apt-update、apt-upgrade、を実行すれば php7.2が最新版に更新されます。
他のモジュールやアプリケーションなども、gpg キーを取得しているものはキーの有効期限があるようですから、キーを再度取得すると上手くいくかもしれません。
すでにDebian10安定版が発表されていて、php7.3(セキュリティサポート 2021.12まで) がデフォルト搭載されてもいるので 、早くこの環境にしてしまいたいんです。
ところが、owncloud、Netcommons3共に php7.3にはまだ対応していないようです。
これらの対応が完了したら、出来るだけ早くDebian10の最新環境に更新する予定です!
このウェブサイトは、
NetCommons3.3.7で動いています。
NetCommons プロジェクト 開発の、
CMS+グループウェアです!
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