音楽日記 自分の言葉で書いていきたい!

ビゼーの「神の子羊」 朝からノックアウト・・・

ビゼーの劇音楽「アルルの女」は、彼自身の手でオーケストラ組曲に編曲されました。

また、ビゼーの死後、友人のギローは、別の曲を使って新たな組曲として編んでいます。

これらが、順に、第一組曲、第二組曲、というわけです。

この第二組曲に「インテルメッツォ(間奏曲)」があります。

サクソフォーンのメロディーは、一度聴けば忘れられないでしょう。

 

学校の放課後、吹奏楽部の練習は、部員一人ずつ個々の教室を使うことが多いんですが、

前の職場で、サクソフォーンの練習教室から、突然このメロディーが流れてきて、目を閉じて聴き入ったことを思い出しました。

 

たった数分の音楽ですが、美しいとか、崇高とか、そんな言葉では足りない・・・

いや、もっと違う感情が込められていると思うんです。

何気なく流れるように始まるソロが、すぐに熱を帯びてきます。

激しいもの、狂おしいものがこの音楽には込められていると自分は感じます。

序奏から聴けば、ああそうだ! ・・・ と、きっと感じられるでしょう。

このような音楽が生ぬるく聴こえる演奏は、絶対にイヤなんです。

(ごめんなさい ・・・ 録音のせいもきっとあるかもしれない)

 

ギローが、ビゼーの死後、この曲に歌詞をつけたのが「神の子羊」です。

サクソフォーンのメロディーをテノールが歌います。

自分は、このギローの編曲を聴いたことがなく、今朝、何気なく、初めて youtube で聴きました。

 

・・・ 参りました ・・・ 朝からノックアウトされた気分になってしまいました ・・・

 

https://www.youtube.com/watch?v=JXbE7uXz6Ks

バックのオケとずれても、さらに情感を込めようと歌っている。(この録音は序奏がかなりカットされています)

 

https://www.youtube.com/watch?v=VoBwBjBiInI

前半がビゼー原曲、2’ 27” あたりからギロー編曲

 

https://www.youtube.com/watch?v=GwXy-J0j-j4

さすがのパヴァロッティ

 

https://www.youtube.com/watch?v=CUqyhayyG-4

素晴らしい!!

徐々に、徐々に、感情を高めていく ・・・

Jose Cura の熱唱 ・・・ !!

バックのオケ、合唱共にいいです!