2021年5月の記事一覧
残念ながら見れませんでした・・・皆既月食
月の出から気にしていて、南東の空を見上げていましたが、さっぱり何も見えません。
20時10分から屋根に上ってみましたが、どこにも月が見えない!
高度が低くて我が家からは見えないのかも? と思っていたら、信号灯を点滅させながら飛んでいる飛行機が見えないんです。
思ったより雲が出ていたんですね・・・
どうしようもないので、家の中に入ってYoutubeの北海道なよろ市立天文台きたすばるライブカメラの配信を見ました。
https://www.youtube.com/watch?v=ifhz3GO_Qs8
全国的に厳しい観測だったようなので、これが参考になりますね!
あと、沖縄では、赤銅色の変化が見られたようです。
我が家の屋上からは、20時59分のこの写真が精いっぱいでした!
26日(水曜) 今年最大の満月「スーパームーン」で皆既月食
26日水曜の夜、のぼってくる月は、満月です。
この日の満月は、特徴が2つあります。
1つは、皆既月食が起こるということです。
皆既月食は、月が赤銅色と呼ばれる、赤黒い色に見えて、今回の皆既月食は、天気の条件さえ良ければ、全国で観察することができます!
国立天文台によりますと、月は18時44分ごろから欠け始め、
皆既食の始まりは20時9分ごろ、
皆既食の最大は20時18分ごろ、
皆既食の終わりは20時28分ごろ、
欠けた部分が小さくなっていって、部分食が終わるのは21時52分ごろです。
もう1つは、26日水曜の満月は、2021年では地球に最も近い満月でもあります。
そのため、最も大きく見えることから「スーパームーン」とも呼ばれるのです。
地球に「最も近い満月」は、「最も遠い満月(12月19日)」に比べて、視直径が約14%大きく、約30%明るく見えます!
さて、26日水曜夜の天気は?
沖縄と、中国、四国から北海道は、広い範囲で晴れそうです!
「皆既月食」&「今年最大の満月」を観察するには、最適の天気でしょう!
ただ、晴れる夜は、気温がどんどん下がります。
貴重な満月を眺める時には、しっかり上着を着て、楽しんでください!
100平方センチメートルの面積にかかる大気圧による力は?
以前、「1辺10センチの正方形にかかる大気圧による力の大きさはどれくらいか?」
と問題にしましたが、その解説を書きたいと思います。(遅くなってすみません)
まず大気圧の大きさですが、1013hPa(ヘクトパスカル)と覚えていると思います。
ここでのh(ヘクト)は単位の接頭辞で、100を表しています。
すると、
1013hPa = 101300Pa
これは約100000Pa(10万パスカル)
となりますね。
また、1Pa(パスカル)の定義ですが、1m2の面積に1N(ニュートン)の力が加わる大きさの圧力となっています。
さて、1kgの質量の物体にかかる重力の大きさ(つまり重さ)を考えてみます。
W = mg = 1kg × 9.8m/s2= 9.8kg・m/s2=9.8N ≒ 10N
となるので、
1kg重 ≒ 10N
ということは、
1N ≒ 0.1kg重
となります。
ですから、こう覚えておくといいと思います!
「1Paとは、1平方メートルに約100グラム分の重さがかかる圧力」
そして、大気圧1013hPaは、
「1平方メートルに約1万キログラム分の重さがかかる圧力」
となりますね!
次は、1辺10cmの正方形の面積をm2単位で求めてみましょう。
10cm=0.1m
ですから
(10cm)2=(0.1m)2
よって
100cm2=0.01m2
となります。
さあ、最後の答えを出してみましょう!
1辺10センチの正方形にかかる大気圧による力の大きさは?
100000Pa × 0.01m2 =1000N
そして、この1000Nは、約100kg重となります!
「1辺10センチの正方形にかかる大気圧による力の大きさは約100kg重!」
ちょっと信じられない重さだと感じませんか?
そして1平方メートルには、この100倍の10000kg重つまり10トン重の重さが加わっていることになるんですね!
結露で校舎内の床が広範囲に濡れる
今朝の校舎内の床、特に廊下の床面は結露のため広範囲に濡れていました。
校舎内の、特にコンクリートにリノリウムを貼った「冷たい床」は全て濡れているような状況でした。
この現象はそれほど頻繁に発生する訳ではないんですが、ちょうど今頃発生しやすいと思います。
外気温が上がってきているんだけど、校舎全体はまだ温まっていなくて壁や床は冷たいくらいの時期ですね。
そんな時期に、雨が降るような蒸し暑い大気が校舎内に入ってくると、大気中の水蒸気が校舎内の冷たい所で結露します。
今日気付いたと思いますが、床だけでなく壁や金属製の手すり、窓枠なんかも濡れていたと思います。
湿度の高い大気が入ってきても、校舎の温度が低くなければ結露は起こらないんですね。
校舎のようなコンクリート製の建物は比熱が大きく、すぐに温まったりすぐに冷えたりしにくいんです。
ということで、急に外気温が上がってその大気の湿度が高い時にこの現象は発生する訳です。
でも、校舎の窓や入口が開いていない時は、気密性が割と高い校舎の中に大気は入っていきません。
登校時校舎の入り口が大きく解放されて、暑いからとたくさんの窓も開けられると一気にこの結露が起こる訳ですね。
梅雨時期でなくても、台風が生ぬるい湿った空気を持ってくる時にも同じようなことが起こります。
台風の時は風が強いので、ドアや窓を閉め切っていても隙間から大気が入り込んできて結露が起きるんです。
今度同じようなことに遭遇したら、良く観察してみて下さい。
床が濡れているのは、外の雨が入り込んできたからではないんですね。
さて今日このような状況で、校舎内で滑りそうになりませんでしたか?
上履きはスリップに対して強くはないと思うので、充分に気を付けて下さい!
スリップして転倒すると大ケガになることもありますから!
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