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2019年6月20日 21時20分

経済など数学が必要な学部にいるのに、

入試科目に数学がなかった私大生の5人に1人は、小学校で習う一けたの計算につまづく・・・

大学生のこんなお寒い数学力が、ある調査で明らかになった。

設問は、一けたの分数の引き算や連立一次方程式など、高校までに習う基本問題ばかり。

このうち、小学校で習う一けたの加減乗除が交じった計算を見ても、

偏差値トップクラスの私大A経済学部生のうち、入試科目に数学のない学生で正しく回答したのは86%だけ。

同様に偏差値中位の私大B経済学部生は82%にとどまった。

 

<問1> 3×{5+(4-1)×2}-5×(6-4+2)=    

 

中学校で習うレベルの問題となると、正解率はさらに低くなり、

2年生で習う連立一次方程式でA大生は77%、B大生では56%。

 

<問2> 3x+y=17

     2x-5y=3

          x=   、  y=   

 

「解の公式」を覚えていなければ解けない、中学3年生向けの二次方程式ともなると、

正答率の方が低くなり、A大生は28%、B大生では13%であった。

 

<問3> x+2x-4=0

       x=   

 

 今回の結果について日本数学会理事長は、「一けたの加減乗除など初歩的な計算につまづくのは、

基礎的な繰り返し練習が教育現場で軽視されているためではないか」と話している。