千葉、石川、富山と続く豪雨 地球温暖化の影響か
石川県や富山県で27日未明から降り続いた大雨は、
日本海から東北に停滞する前線に向かって南から暖かく湿った空気が継続的に流れ込み、「線状降水帯」が発生したことでもたらされた。
今月中旬の千葉豪雨など極端な大雨が続いている背景として専門家が指摘するのは、地球温暖化の影響だ。
<石川と富山に大雨をもたらしたメカニズム>
今回の大雨は、27日午後2時半までの24時間降水量が、富山県氷見市で358ミリ、石川県羽咋市で340.5ミリと、3地点で観測史上最大を更新した。
太平洋に張り出した高気圧の西縁と、東シナ海を進行中の台風18号の間を通るように暖かく湿った空気が継続的に前線に流れ込んだことが直接の原因だ。
今年は西日本の猛暑の影響もあって日本海側の海水面が平年より2~3℃度高い状態となっている。
大気中に大量の水蒸気が存在したことで、積乱雲が次々に発達したとみられる。
三重大の立花義裕教授(気象学)は、
千葉豪雨や関東などで相次ぐゲリラ豪雨にも触れ、
「昔ならここまでの雨にはならなかっただろう。
温暖化によって過去に経験のない雨が降る確率は従来より高くなっている」
と語る。
東京大の中村尚名誉教授(気候力学)も
「今後、秋雨前線が停滞する時期になる。
温暖化で大気中の水蒸気量が増えているので、積乱雲が発生する条件がそろうと、より多くの雨を降らせる」
と警戒を呼びかける。