キャベツの虫対策について考える
2025年9月28日 19時36分
自分が畑を借りて野菜を作ってみたいと思ったきっかけは、吉田俊道先生の菌ちゃん農法の講演会を聞いたことです。
講演会の中で衝撃的だったことはいくつもありましたが、その中で野菜を食べる害虫の話がありました。
虫たちは、弱って防御力が低下している野菜は食べれるが、健康に育った元気な野菜は食べれないんだと!
慣行農法の化成肥料で育った野菜は、元気そうに見えていても、栄養価も低く本来の野菜に比べて生命力がかなり落ちているんだと!
これらを裏付ける実験結果、検査結果も示してくれました。
そして、吉田さんが栽培している虫食いの無いキャベツの画像もはっきりと覚えているんです。
さて、ではどうやって農薬や化成肥料を使わずに、元気な野菜を育てればいいのか?
吉田さんが提唱している菌ちゃん農法がその1つの方法でしょう。
今、自分の畑の中で、菌ちゃん畝と自然農法圃場のキャベツを育てている最中ですが、
菌ちゃん畝のキャベツの方が、虫食いが少ないと書きました。
やっぱり菌ちゃん畝の方は、理屈通り、野菜が元気に育ち、虫食いも少ないんだと感じた方もいるんじゃないでしょうか?
でも、少なくとも今の段階では、菌ちゃん畝の方の野菜は小さいし、色もあまり良くなく、トータルで元気そうだとは言えない感じなんです。
繰り返しますが、今の段階ではです。
今、自分が感じているのは、野菜が非常に幼い段階では、どんな野菜でも抵抗力は高くないのではないかということです。
なので、野菜苗が幼い段階では、食害を受けにくくするような工夫をいくつか講じるべきなのではないか?
もちろん、殺虫用の農薬は使っちゃダメですが!
今年はもう間に合いませんが、防虫ネットで覆う、コンパニオンプランツを周りに植える、気温が下がってから植える、等々・・・
今日、畑に行ってみて、キャベツたちの葉を丁寧に観察して回ってみました。
青虫をかなり見つけましたし、何とサナギ(モンシロチョウの)も2体見つけました!
そして、そこで思いついたことがあるんです。
自家用の少量の栽培なんだから、
手で害虫を除いたり、酢やトウガラシ、コーヒーといった食材を利用した忌避剤をこまめにスプレーするような方法もいいのではないか、ということです。
今日は、まず青虫とサナギを手で取り除いて、
酢を薄めて作った忌避剤を、キャベツ、ブロッコリー、ダイコンの葉にスプレーしておきました。
このキャベツへの対応は手遅れかもしれませんが、今年はこの方法でやってみようと思っています。