マイクロプラスチック・・・海からの悲鳴に耳を傾けなければ
2020年10月10日 21時10分みなさん、袋なしの買い物にはもう慣れたでしょうか?
商品をポケットに入れたり、両手で落ちないように持ったり抱えたりしながらお店を出たり、っていう感じではないでしょうか?
袋を持参した場合でも、商品を手際よく詰められなくて、後ろのお客さんの邪魔にならないかと気になったりしませんか?
ところが、日本のこのレジ袋有料化といったプラスチックごみ削減への取り組みは遅れ気味なんだそうです・・・
プラスチック製のレジ袋は提供禁止という国が増え、日本の対策は先進国に比べ遅れ気味だった。
レジ袋などのプラごみが海に流れ込むと、紫外線や波で砕かれ、マイクロプラスチックと呼ばれる微粒子になる。
マイクロプラスチックは分解されにくく海中を浮遊する。
回収は難しい。
魚や海鳥が餌と間違えてのみ込んで体内に蓄積される。
マイクロプラスチックは魚や貝から検出されるだけでなく、私たちが普段食べている海塩にも交じっているとの研究報告がある。
まだ健康を損なうほどではないと言われているが、衝撃的だ。
海洋汚染は年々深刻化し、その実態を「プラスチックスープ」と表現して警告する科学者もいる。
国内で廃棄されるプラスチックごみのうちレジ袋はその2%程度にすぎない。
まだ、「プラスチックごみ削減へ一歩踏み出した」とさえ言えないレベルである。
日本は四方を海に囲まれ、さまざまな恩恵を受けてきた。
その海の悲鳴に、今こそ耳を傾けなければならない。