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雨水の通り道を変える(2)

 昨日の続きについて書いてみます。

今回のbefor写真ですが、下を見て下さい。

この右側が隣家の方の敷地で、今まではここに写真の雨どいからの雨水を流していたんです。

かなり昔は生活排水まで流していたというんですから、大らかというかお互い気にしなかったんでしょうね!

さて、この雨どいからの雨水をどう処理すればいいでしょうか?

この雨どいの排水口に浸透ます(雨水を地中に浸透させる升)を設置するという手もあるんですが、この状況だと家の基礎から離れた場所が確保できません。

ということで、この古家の敷地の適当な場所に雨水を誘導してから排水することを考えます。

U字溝を設置するのは大掛かりでお金もかかりそうです。

では、パイプを配管する手はどうでしょうか?

そうするのならパイプ内を定期的に掃除出来るようにしておかなければいけないので、多少見栄えが悪くても地上配管でやった方がいいでしょう。

ここまで考えてから、ホームセンターに部材を見に行ってみました。

雨どい関連の部品は意外と高価でしたが、外径がほとんど同じの塩ビ管は幸いにもかなり安価なことが分かりました!

内部からの圧力がかからない箇所に使う塩ビ管(VU管)は、色はおなじみのグレー一色ですが、このVU管の50ミリ径(外径60ミリ)を使うことにしました。

まず1回目の買い物は、50ミリVU管4メートル(900円ちょっと!)、VU管継手、VU管90°継手、VU管45°継手にして、軽トラを借りて運びました。

雨どいに VU管90°継手、それに4メートルVU管を付け、長さの足りない分を別のVU管を切ってそれをVU管継ぎ手で継ぎ足して延長しました。

そして、家の壁に沿って管の進路を曲げる必要があったのですが、これに使う継手のうち現時点で入手できたのは下の2つでした。

上はVU管用45°継手なんですが、水平に対して45°傾いて折れているということです。

下は雨どい用部材で、角度110°と表示してあるんですが、VU管の表示法で表せば水平に対して70°傾いていることになるんですね。

現状に合わせて、雨どい用継ぎ手を使いVU管をさらに継ぎ足しました。

これで、古家の入り口付近までの配管が出来上がりました!

最終的な排水口はここです。

水がスムーズに流れるよう、配管の傾斜角がどこもほぼ同じになるよう水平器を使いながら注意して配管しました。

配管の掃除のことを考えて、管の継ぎ手部分に接着材は使わずはめ込むだけの接続にしてあります。

この後ですが、雨が降った時の水の流れ、接続部の様子等を観察して、問題がなければVU管を壁の基礎部分に金具を使って固定しようと考えています。