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ガザ最大病院で新生児が危険な状態 医師「ゆっくりと死んでいく・・・」

 

 イスラエル軍は13日、

パレスチナ自治区ガザの主要病院であるシファ病院の門に到達し、同院を包囲した。

イスラエル軍は、

ガザを実効支配するイスラム組織ハマスが病院の地下に司令部を構えているとしている。

 

 このシファ病院で、小さな新生児が並んで横たわっている。

未熟児の子や、暖かさを保つために布にくるまれている子もいる。

新生児たちは、時間が経つごとに大きな危険にさらされている。

病院に十分な電力がないため、保育器から出されている。

 

 病院の外にはイスラエル軍の戦車がいる。

イスラエルは、

ガザを実効支配するイスラム組織ハマスが病院の地下に司令部を構え、

患者を盾にしているというが、

ハマス側はこれを否定している。

イスラエルは、赤ちゃんを避難させようとしたが、ハマスに阻止されたとしている。

 

 新生児の世話をしている外科医のアハメド・エル・モカララティ医師は、

子どもたちがゆっくりと死んでいると話す。

「現在、36人の新生児が生き残っている。過去24時間で3人を失った」

「温度が管理されておらず、彼らはあまり覆われていない。

唯一調整できるのはエアコンとヒーターだけだ。

チューブを通して栄養を補給している。

NGチューブと呼ばれるものだ。

新生児は文字通り、非常に悪い状況にあり、ゆっくりと死んでいく。

誰かが状況を調整したり、改善したりしない限り」

 ガザの主要病院であるシファ病院は、ここ数週間の間、負傷者や家を失った人たちを収容している。

 

 シファ病院内にいるガザ保健省の報道官は13日、

イスラエル軍のドローンや狙撃兵が病院に向け発砲しており、

医療関係者が病院内を移動することが不可能だと述べた。

ロイターはこの情報を現時点では確認できていない。