日ごろのこと、何でも!

再び、韓国と日本のこと(2)

(1)からの続き

 

◇若い判事がやりたい放題

 【朝鮮日報デスク】

 反日感情は10年前と比べられないくらい減っています。

居酒屋では「日式」として、日本酒とか刺し身を扱っていますし、ドラマ「怪しい家政婦」は日本の「家政婦のミタ」のリメークだと知ってみんな見ています。

むしろ、日本のものは以前より受け入れられています。

反日教育という意味では、幼い頃から日本について学んでいるから、良いところは全然ないと考えてしまう部分もあります。

うちの6歳の子どもが保育園で最初に学んだ歌は「独島わが領土」です。

「官治経済」といいまして、政治が経済を支配する時代が続きました。

それがクリーンになり、自由になりました。あとは企業家が自分の力を出せるようになった。

半導体分野などは、日本の協力が欠かせませんでした。実際、今も協力関係にあります。

国際分業の中で、韓日は密接な関係にある。

安倍政権は、韓国では極右と思われていますが、普通の考えも持っています。

慰安婦や拉致問題などは違いますが。

外交面では優先順位が違いますね。安倍首相が大事にする日本人拉致問題は、こちらでは大きくはありません。

一番は(北朝鮮の)核問題です。

徴用工問題は新日鉄住金(現日本製鉄)とポスコの株の問題を注視する必要があります。新日鉄住金はポスコの株式の3%を持っています。これが差し押さえられる可能性もある。

昔ならこんな(日本企業に賠償を命じる)判決は出ません。

若い判事がやりたい放題やっているから急にこんな判決が出た。

一番の心配です。これは困ることになります。

ただし、メディアが韓日条約で解決済みと書いたら、国民から攻撃の対象になります。

だから、どのメディアも法的な問題を指摘しないのです。徴用工被害者に配る資金をポスコなどに投資したことは事実ですから。

安倍政権の公式の談話自体は素晴らしいと思います。

ただ、問題なのは、政治家がその談話と違うことを発言するからなのです。

 

◇政治とビジネスは別

 【韓国ビジネスマン(日本と特に関係ない)】

 日韓関係については微妙です。正義を判断するのは難しい。本やドラマで文化を楽しむこともあるので、いい悪いを考えるのは微妙です。

両親は戦争の世代ではないが、祖母が日帝時代を知っているので、話は聞いています。

日本人と接触することはほとんどありません。でも、日本のアニメなどは好きですよ。

独島については、われわれは小さい時から自分たちの領土だと知っています。

なぜ日本人が論争を起こすのか、分かりません。歴史に客観的な資料があり領土だと言っているのに。

たとえ韓日が取り合いになっても、韓国が実効支配しているので日本が欲張りに見える。

 

◇韓国は相手が失敗すれば喜ぶ

 【延世大学教授(右派)】

 両国関係が悪くなっている。お互いに理解しようとしていない。韓国は相手が失敗すれば喜ぶ傾向にある。

私は、天皇制について研究したいと考えています。

韓国では、それを全部悪いと批判しているが、実際にカリスマ性を維持し、存在している。

世襲はよくないと批判されている中で存在している事実を、否定的ではなく客観的に研究したい。

韓国では、天皇制は植民地時代の記憶になるが、日本ではいいという。

韓国で日本を研究している人はいますが、植民地、慰安婦、在日のことばかりです。

独島に関しては、歴史的に見ても韓国人が生活していた島だという認識です。

もともと韓国領土なのに、日本が自分の物だと主張している。

独島の海洋資源を奪おうとしている。そういうことで怒っています。

 

 【日系企業社長】

 韓国と日本の政治は、ビジネスには関係がありません。運命共同体だからです。

日本の技術力と韓国のコストパフォーマンスを一緒にすれば本当に力になります。

そうすれば、中国のマーケットをわれわれのものにすることができる。逆にバラバラだと中国の企業が伸びてしまう。2カ国の力を合わせたい。ビジネスをやっている人間はみんなそう思っています。

 

◇さあ、どうする

 「政冷経熱」といきたいものだと甘いことを考えていたら、「国交断絶しろ」などと国会議員が言いだすほど、日韓関係は悪化してきた。

韓国のサムスン電子やLG電子は、日本企業の大事なお客さまだ。

特に、部品や素材製造企業にとっては、もはや日本企業よりサムスンやLGの方が大得意になっている。

しかし、今のような政治情勢になれば、先行きは暗い。

もう一つ、ここでは採り上げていないが、日本には在日韓国人として大活躍している芸能人、文化人、企業人らが多くいる。

ところが、彼らのことを知り、尊敬する印象は受けなかった。

特に、旧セヌリ党の国会議員は、日本で在日の文化人が多く存在することすら知らなかった。

お互い人的、文化的交流があまりにも少ないのではないか。

また、若者も幼いころから反日教育を徹底されているので、日本に関心を持っていない者は皆、日本嫌いになっているようだ。

日韓関係改善には若者の交流がさらに必要だ。

しかし日本には、あまりにも(日本から見た場合)ゴールポストを動かし過ぎる韓国に疲れている空気がまん延しつつある。

さあ、文在寅大統領が日本に歩み寄るのか、安倍晋三首相が歩み寄るのか。

今、両国の世論をにらみながらの外交が水面下で展開されているのだろう。 

 

以上です。

どうでしょうか?

少なくとも、日本政府の公報、教科書でさえも、「これが正しい」とは言い切れない事が分かったように思います。

これら紹介した話の中にも、国、マスコミに植え付けられてきた知識、考えがある事が分かります。

それを鵜呑みにするだけで、考えも調べもしないというのは、とても恐ろしいことだと気付かされます!

人一人が、客観的な情報、知識を得る努力が必要だと強く感じました!