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信憑性の高いサイトを複数見ておきたい

 ニュースの内容の確かさ、信憑性の高さに疑問を感じることはありませんか?

例えば現在のウクライナ情勢ですが、

おそらく多くの人たちは(自分もそうですが)、ウクライナに不利な流れになって欲しくないという気持ちでいるのではないでしょうか?

そうなってくると、メディアによっては報道内容が偏ってくるであろうことは想像できます。

特に、ネットサーフィンで情報を集める時に「偏った内容なのでは?」と感じることがあります。

ネットサーフィンだと、「自分から興味のある見出しの方に進んでいってしまいがち」ということも大きいですよね。 

では、専門家はどのようにして信憑性の高い情報を得ているのでしょうか?

このことが紹介されている記事を見つけました。

以下、

池上 彰 : ジャーナリスト

佐藤 優 : 作家・元外務省主任分析官

 

【「NHKオンライン」は情報が速い】

池上:よく見るのは、NHKのニュースサイト「NHKオンライン」です。

即時性を重視するなら、テレビやネットは強いですからね。

 

佐藤:「NHKオンライン」は、テレビのニュースを見なくて済むし、

ニュースをまとめてチェックするのにもいいですよね。

私も見ています。

 

池上:テレビ放送のニュースだと、

その日にどんなニュースがあるのかは最後まで見ていないとわかりません。

でも、「NHKオンライン」を見れば、

短時間でヘッドラインが一望できて便利なんです。

 

【編集と校閲の入った「メディアサイト」を見る】

佐藤:ほかのニュースサイトはどうですか?

 

池上:「東洋経済オンライン」も見ますし、

「ヤフーニュース」や「ハフポスト」

も空き時間にざっと目を通します。

 

 

佐藤:マスメディアがきちんと運用しているサイトを見るわけですね。

 

池上:そうです。

個人のサイトやSNSの投稿の中には、

専門家が書いた優れたものもある一方で、

デマや思いつき、偏見も数多く見受けられますからね。

 

佐藤:個人サイトでは、

無責任な内容や偏見を含んだ論説もそのまま載ってしまいますが、

これらのサイトは、情報の価値を判断して掲載する記事を選ぶ「編集」の過程を必ず経ています。

 

池上:それに、個人のサイトは「校閲」の過程も経ていないので、

誤字脱字どころか、明らかに事実関係を間違えている記事もしばしば目にします。

誰かが書いたことに対して「裏をとる」こともなく、

そのまま安易にSNSで拡散してしまう人も少なくありません。

 

佐藤:ひとことで言うと、ネット空間は「ノイズ過多」なんですね。

活用するスキルをもたないと、時間ばかり浪費してしまう極めて効率の悪いツールにしかなりません。

もちろん、メディアサイトにも不正確な情報が載ることはありますが、

一から自分で判断するより、

まずは「プロの目」を通った情報を見たほうが効率がいいのは間違いありません。