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修理依頼されたアンプの故障個所は?(2)

<(1)からの続き>

 職場のスピーカー、テスターと配線材を使って、簡単なテストを行ったところ、リレーが故障していることがはっきりしました。

また、リレー直前の信号を取り出してスピーカーに繋げてみたところ、キチンと音が出ました!

これで、直す箇所ははっきりしました!

 

さて、部品、工具の調達ですが、これに結構時間がかかってしまいました。

まず、故障しているリレーを交換しますが、製造中止品で、しかもピン配置の同じ代替品もありません。

そこで、動作電圧、電流容量のほぼ同じ代替品を探して注文しました。

故障していたのは片チャンネルでしたが、劣化具合は両チャンネル共同様と考えられるので、両チャンネルとも交換します。

上が故障部品、下が代替部品

リレーのピン配置。上が代替部品、下が故障部品

ピン配置が上のように異なるので、基板に新しい穴(1.2ミリ)を開ける必要があります。

正確に穴を開けるために、ピンバイスハンドドリルなるものを見つけて使ってみました。上手くいきました!

では、部品を実装してハンダ付けします

右端のピンは基盤のパターンと接触してはいけないので、このような加工にしました

このあと、右端のピンと右から3番目の穴を別配線で接続します

下の写真は、上を左右反転した状態です

この後、左端の穴には充填剤を注入して、絶縁と接続部の固定も兼ねさせます

今回の立役者、センタードリル、面取りドリル、ピンバイスドリル、半田吸い取り器です

どれが欠けても作業が出来ません!

 基盤の表面です

さあ、これを明日職場へ持って行き、音出しテストを行います!

上手くいきますように!!

(続く)