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アンテナ線をこのように繋いではいけないんですが・・・

 今週末の作業ですが、瓦屋根に上って地デジのアンテナの修理です。

受信状況が不安定で、映ったり映らなかったり。

テレビの受信状況を確かめたあと、屋根に上ってみましたが、この瓦屋根はすごく滑りやすい!

瓦屋根を歩く専用の靴が入手できなかったので、両手で手がかりを持ったり瓦を押さえつけるようにしたりしながら慎重に瓦の上を移動しました。

アナログから地上デジタルに変わってからもうしばらく経ちますよね。

特に信号を混合したり分岐したり途中にブースターが入っていたりする場合に、これらのパーツがかなり劣化しているんですね。

屋根の上での風雨や夏の炎天下の高温にさらされたりという、かなり過酷な環境にさらされる部分なんです。

上部の地デジアンテナのみ使っていて、その下のUHFアンテナは今は使っていないので、もうこの混合器は不要でしょう。

(奥のBSは別配線です)

この混合器には信号を増幅するブースターが組み込まれているようですから、この混合器をパスして支障が出るようだったら新しいブースターを取り付けようと思います。

という見通しが決まったので、まずは混合器を取り外しました。

取り外したのは、下の左がUHFとVHF混合器兼ブースター、右が分配器です。

特に分配器は防水ケースが壊れていて中の錆び具合が酷いです。

この2つを取り外せただけでも信号レベルも信号の質もかなり改善されるはずです。

そして、信号線をとりあえず下のように繋ぎました!

実は、地デジの数百MHzの高周波信号を通す信号線をこのように繋いではいけないんです!

信号の減衰も大きくなるし、反射による歪も発生するでしょう。

アナログ処理なら問題ありかもしれないけど、デジタル処理だから信号レベルが大きければ何とかなるだろうという見込みです。

それにテレビが映るかどうかのテストをするためですから、まずはこれで試すことにしました。

屋根から下りて、テレビの地域設定からやり直して受信モードにしたところ、信号レベルもテレビの映像音声もすべてOKでした!

ここまででもう日も暮れかけていたので、再度屋根に上って信号線の接続部を自己融着テープで3重ほど巻いて絶縁防水処理をしておきました。

次に手を加える時に、信号線はアンテナから接続部分のない新品の1本線に交換します。

それまではこの状態で何とかなるでしょう。