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トンガ噴火「かつてない災害」 NZ当局はさらなる噴火と津波を警告
1月15日に起きたフンガトンガ・フンガハーパイ海底火山の噴火以来、同国政府は18日に初めて、被災地域の被害規模についての概要を明らかにした。
36人が居住するマンゴ島では全家屋が損壊し、フォノイフア島では現存する住宅は2棟のみで、239人が暮らすノムカ島でも甚大な被害が出ていると説明。
「トンガはかつてない災害に見舞われた」と述べるとともに、同国の全域を覆うまでに「火山によるきのこ状の噴煙」が拡大し、全人口10万人超が影響を受けたと指摘した。
同国は36の島々に人々が居住している。
一方、ニュージーランド外務省は18日、
さらなる火山噴火の可能性について警鐘を鳴らし、
津波のリスクを引き起こし得る と指摘した。
この見解は、同国の地質核科学研究所によるモデリングに基づいたもので、
「最もあり得るシナリオは、
数日から数週間にかけて噴火が続き、
トンガとニュージーランドへの津波のリスクが続く というものだ」
と述べた。
15日の噴火では、最大15メートルの津波が発生し、本島トンガタプ島の西海岸およびエウア島、ハーパイ諸島を襲った。
国連の報道官は、トンガ当局の初期評価により、人口の大部分が暮らすトンガタプ島で住宅100軒が被害を受け、50軒が損壊したことが分かったと述べた。
同島では避難施設が開設されておらず、住み家を失った人々は多くの場合、親族の元に身を寄せているという。
またエウア島では、89人が避難施設にいる一方、さらに外部の島々からの情報は乏しいままだとした。
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