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豊岡高が9点差を逆転! サヨナラで秩父高に劇的勝利!!

 昨日行われた第105回全国高校野球選手権記念埼玉大会の2回戦

豊岡高校は、秩父高校を相手に何と9点差からを追い上げました!

そして、ついに逆転サヨナラで秩父高校を下したのです!!

 

 五回表を終わって9点差。

「このまま俺たちは引退しなきゃいけないのか」

長い長い守備の時間、焦りと悔しさの混ざった思いが頭の中を巡っていた。

豊岡の尾形耕栄選手は、中学生の時に出会った豊岡の北能徳監督に誘われ、入学した。

しかし最上級生となった新チームでは、昨秋の大会を自らの失策で落とし、今春の大会には左足の疲労骨折で出場できなかった。

 

「絶対に借りを返す」という思いで臨んだ夏の初戦だったが、

球場にいた誰もが豊岡の敗退を予感する一方的な展開となってしまった。

 

しかし、五回裏に相手の失策で2点を返すと、

六、七、八回に自身の中堅越えのランニングホームランを含む11安打を集め、同点に追いついた!

 

そして迎えた九回。

内野安打2本とバントで作った一死二、三塁の好機で、打順が回ってきた!

「これまでの悔しさを晴らす絶好のチャンス」と初球の変化球を振り切ると、

打球は右中間を破った!

拳を突きあげながら仲間のもとへ飛び込み、もみくちゃにされた。

11―10の壮絶なサヨナラ勝利に、

「一つひとつの声援が耳に届いていた。スタンドとチームの全員で勝ち取った結果」

と興奮気味に語ってくれた。

 

 一生忘れることのない経験になりましたね!

応援も含め、現地の球場で思いを一つにして戦った皆さん、本当に良かったですね!!

そして、学校にいた生徒たち、教職員たちに大きな勇気も与えてくれました!

このことにも感謝したいと思います。