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昭和40年代のコンセント? お疲れ様でした!

 家庭のACコンセントですが、特に和室だったら、見栄えが悪くなるので、ACプラグ刺しっ放しにはせず毎日抜き刺しするんじゃないでしょうか?

古家の和室のこのACコンセントは、プラグを刺した時の手応えがほとんどないほど疲労? していました。

本当に長い間働いてくれたと思うんですが、そろそろ引退させてあげましょう!

さて、では交換作業ですが、他の電動器具を使っている最中だったので、ブレーカーを落とさずに交換しちゃいます・・・!

(本来は、ブレーカーを遮断してから行わないといけません)

このVVFケーブルをショートさせると大変なので、とにかくゆっくりゆっくり慎重に作業していきます。

そして、白(W)線に触れても感電しませんが、黒線に触れると感電することがあるので、これにも注意しながら作業します。

白線は大地に接地してある側なので、地面や床に対して電圧は0ボルトつまり人体から見ても0ボルトなんです。

黒線の方は、人体から見るとAC100ボルトなんですが、人体を通って地面へ電流が流れなければ感電しないことになります。

ゴム手袋等を使って作業するのはこういうことですね。

ただ、「白線を触っても感電しない」と覚えておくのはちょっと危険です。

白線と黒線が逆に配線されていることがたまにあるらしいんです。

作業慣れしていない又は知識が薄いアルバイト技師の施工とか!

さて、新品の三つ口コンセントに交換しましょう。

ここまで来れば、ショートの危険はほぼ無くなりました。

あとは、柱に木ねじで固定して上蓋を閉めて完成です。

さて、役目を終えたコンセントを良く観察してみましょう。

プラグを受ける接点金具が大きく開いてしまっています。

この状況では、消費電力の大きな器具を使おうとした時、既定の100ボルトの電圧が得られなかったり、

もっと怖いのは、このコンセントとプラグの接触部分が発熱して、最悪発火することがあることです!

コンセント付近からの発火のニュースは時々ですが見かけます。

コンセントにプラグ刺しっ放しで、そこに埃がたまっていたりして発火するようです。(タンスの裏側とか)

コンセントの接触金具は、この器具の最も大切な部分で、新しく取り換えたコンセントのプラグとの接触部分を見れば分かりますが、色々と工夫されていることが分かります。

こんなシンプルでさりげなく見える器具でさえも、色々なアイディアが蓄積されて出来上がっているんですね!