日ごろのこと、何でも!

ウイルス対策(2)・・・免疫力を上げよう!!

私たちの身の回りには、細菌やウイルス、ほこりや汚染物質など、身体に有害なものがたくさん存在しています。

そのような物質にさらされても病気にならないのは、それらの有害物質を身体から排除する、免疫という防護システムがあるためです。  

では、どのようなことを心がければ、自律神経のバランスを整える=免疫機能を正常に保つことができるのでしょうか?

 

「免疫力」を上げるヒント

自律神経の働きは、心理状態に大きく影響されます。

ですからストレスに対処することが最も大切なポイントといえるでしょう。

そしてもちろん、生活習慣を見直すことも必要です。

 


<身体を動かす>

まずは1日に10分程度の体操をするだけでもよいですから、運動の習慣をつけることが大切です。

可能ならば、うっすらと汗をかく程度の時間、散歩ができるとよいでしょう。 

運動は免疫機能を向上させる他にも、生活習慣病を予防したり、転倒を防いだり、脳を活性化させ るなどの効果があります。

 

<食事>

免疫機能を維持するためには、良質なタンパク質、ビタミン、ミネラル、そして良質な油が必要です。

脂肪や糖分ばかりが多くなりがちな食事になっていませんか?

ジャンクフード等に頼りがちになっている人は、早く見直しましょう!!

 

<ぐっすり眠る>

適度な時間、ぐっすりと眠りましょう。

そうすれば、昼間はすっきり起きて動けるようになります。

昼は交感神経が、夜は副交感神経が優位に働くという自然な切り替えをするためにも、睡眠のリズムを確保することが重要です。

 

<よく笑う>

笑うと副交感神経が優位に働きます。

また、NK細胞という、免疫をつかさどる細胞が活性化されることが分かっています。

たとえ作り笑いでもそのような効果がみられます。

 

<身体を温める>

体温が高いとリンパ球が増えて活性化し、免疫機能が高まります。

また、身体が温まると血管が拡張して副交感神経が優位になり、リラックスしやすくなります。  

入浴はぬるめのお湯でゆっくりと。

40℃くらいのお風呂に10分以上つかるとよいでしょう。

シャワーだけでは身体が温まらず、交感神経が刺激されるため、あまりリラックスできません。

身体を温める食べ物もあります。

根菜類、イモ類、しょうがなど、土の中にできるものは身体を温める作用があるといわれます。

 

<リラックスできる時間をつくる>

仕事が忙しく、いつも帰りが遅い人は、なかなかゆったりとした時間がもてません。

さらに、多忙はストレスから暴飲暴食を招きやすいものです。

仕事を早めに切り上げ、30分だけでも早く帰れるようにしてみましょう。  

また、責任感が強くまじめな人は、ついがんばりすぎて無理をしてしまうことが多々あります。

適度に「手を抜く」ことも、時には必要かもしれません。


<よい生活習慣を目標に>

「喫煙をしない」

「飲酒は適度か全くしない」

「定期的に運勤をする」

「適正体重を保つ」

「7~8時間の睡眠をとる」

「朝食を食べる」

といったよい習慣が多くある人ほど、身体的・精神的な健康度が高くなっています。

 

また、若いころからよい習慣を身につけている人が健康であるのはもちろんですが、高齢になってから生活習慣を改善した場合でも、健康上の効果があることがわかっています。  

生活習慣を改善する時期は若いほどよいのですが、年をとってからでも遅すぎるということはないのです。

 

-すぐに役立つ暮らしの健康情報-こんにちわ 2010年5月号より転載