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押し入れの補修(5)土壁の穴直し

 土壁の補修についての情報は多くないというか、見つけるのが大変でした。

大きなホームセンターを何店か回って相談もしてみました。

土壁を修理するような需要が無さそうな地域では、補修材も扱ってないでしょうし、お店の人も土壁については詳しくないと思われます。

現場の写真を見てもらいながら相談してみました。

この土壁ですが、もろくバラバラと崩れやすいので、これを相手に例えばモルタル(セメントと砂を混ぜた材料)は使えないだろうと思っていました。

では、セッコウならいいんじゃないかと思ったりしたんですが、やはりセッコウも結構硬く仕上がってしまいます。

最良の手は、専用の荒土と藁を入手して土壁の材料を作ってから、これを練って壁に塗りつけていくという方法でしょう。

時間があれば、この方法もいずれ試してみたいと思っています。

 

さて、埼玉の大型店舗の方の意見ですが、

「うーん・・・」と考えながら、「やっぱり漆喰を使うんでしょうね」という答えをいただくことが出来ました!

でも、その店舗では専用の補修材は取り扱っていなかったので、自分で壁塗りに使って余っている漆喰を使おうかと考えていました。

そして昨日、古家を修理している現地のホームセンターで同じように相談してみたところ、

「漆喰を使うんだと思いますが、こんな製品を試してみては?」と紹介してくれたのがこれです。

20kg1袋で1500円ほどの材料でした。

あとで良く調べてみたところ、南蛮漆喰という瓦屋根の施工や補修に使う材料のようです。

成分は、水酸化カルシウム、炭酸カルシウム、砂、麻スサ、フノリ、となっていました。

水をはじくシリコン、不凍液、ともありますが、これはイマイチ分かりませんでした。

すでに練ってあるので、このまますぐに使えます!

今日早速使ってみました。

まず土壁に霧吹きで水分を与えてからコテで塗りつけました。

これで数日後に様子を見てみないと結果は分かりません。

土壁に上手く馴染んでいるかどうかを確かめる必要があるんです。