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松任谷由実「卒業写真」

 悲しいことがあると開く皮の表紙
 卒業写真のあの人はやさしい目をしてる

  :

 人ごみに流されて変ってゆく私を
 あなたはときどき遠くでしかって

  :

 あの頃の生き方をあなたは忘れないで

 あなたは私の青春そのもの

 人ごみに流されて変ってゆく私を
 あなたはときどき遠くでしかって

  :

 

松任谷由実さんの「卒業写真」の歌詞です。

卒業式呼名BGMの係の仕事をした時、

ある先生の希望でこの曲のインストゥルメンタルバージョンを流した事があります。

曲名も知らないまま、メロディーが好きで忘れずにいたんですが、

歌詞付きのオリジナルを聞いたのは、それから何年も後だったんです。

すごくショックでした・・・!

歌詞が悲しすぎる・・・

 

今日、カミさんの実家で夕飯を食べながら、たまたま、この「卒業写真」の話になりました。

自分が、「やっぱり、あの歌詞は悲しすぎるよ」と言うと、

カミさんは笑みを浮かべて、「まあ、パパなんかには分からないでしょうねぇ」って言うんです。

「あの、胸に秘めた好きと言えないままの微妙な感覚が10代の頃にはあるのよ」と、恋愛経験豊富(笑)なカミさん。

自分は、「そうだろうなぁ、俺なんかの感覚じゃあなぁ・・・」となりました。

そして、自宅に戻ってから、歌詞をもう一度読み返してみました。

 

そうだった! はっきり思い出しました!

違うんです! 自分が悲しいと思ったところは。

 「あの頃の生き方をあなたは忘れないで」

 「人ごみに流されて変ってゆく私」

 

キラキラ輝いていた女の子。

彼には変わらないでって言いながら、自分は流されて変わっていってしまう。

イヤだ!! そんなの!!

絶対に!!

彼のことを想いながら、あなたにもずっとキラキラ輝いていて欲しい!

変わらないで!!

 

あの歌詞を聞いた瞬間に自分が感じたことです。

みなさんはどう感じているでしょうか?