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古家床リフォーム(7)

 この部屋の床が、水平面に対してどれくらいずれているのか、又どれくらい傾いているのかを調べてみる必要があります。

最も原始的ながら精度が高く、また素人にも出来そうな「水盛り管」でやってみたいと思います!

用意するものは、バケツ、水、透明な樹脂管。これだけです!

これを現場にセットしてみます。

樹脂管の片方を水の入ったバケツに入れ反対側の管の先をくわえて口で少しずつ吸うと、水がバケツの外側の管内に出てきます。

管の途中に空気が入らないように注意しながら管の中を水で満たします。

そして、基準線が書けるような柱の所に管の先端を持っていくんです。

管に印の線を付けておいて、水面をその線に合わせてから、水面の高さを柱に線で書き移します。

これを、部屋の中計5か所で行いました。

水が樹脂管を濡らしながら管の中をスムーズに動いているのか不安だったので、管を動かしながら再測定もやってみましたが、水の動きに問題はありませんでした。

さて、その結果ですが・・・

上の写真の、右端赤のカルコ(水糸固定用の針です)と左端のカルコの高さを見て下さい。

右側のカルコの方が上の位置にあるのが目で見ても分かります。

再度床面を良く見てみると 、右側が沈んでいるようにも見えます。

これら2か所の敷居からの高さの差は、12ミリありました。

水平距離3650ミリに対して12ミリということです。

これは、床の傾斜として許容範囲ではあるようなのですが・・・