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この記事を是非読んで欲しいと思います!(5)

リーダーの“英断”がいま求められている(5)
(4)からの続き

 

<流行を後ろにずらす>

 新型ウイルスSARSは、2002年11月(秋)から拡大し始め、翌年7月初旬(初夏)に「流行期」を終えてほぼ終息しており、「低温・乾燥」を好み、「高温・多湿」の環境には弱い可能性があります。

SARSと近縁の今回の新型ウイルスも、温帯地方では「高温・多湿」の夏季になれば、おのずと流行が下火になる可能性があります。

 

いまがまさに「正念場」です。

流行を完全にゼロにすることはおそらく不可能です。

唯一残された選択肢は、「大流行のピーク(感染者の急カーブの上昇)」の発生をできるだけ阻止すること。

そのためには、単なる「健康(厚労省管轄)」の問題ではなく、「国家の危機管理」の問題として、政府・全省庁、都道府県、自治体、企業などが広範に協力して取り組んでいく必要があります。

これによって夏季までにピークをつくらなければ、気温上昇にしたがって流行もおのずと収まっていく可能性があります。

そうすれば、被害を最小限に食い止められるはずです。