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精霊馬と精霊牛

 故人が浄土から現世に戻ってくる乗り物

それが精霊馬です。

精霊馬はきゅうりで作り、足の速い馬に見立てられています。

早く帰って来られるようにという想いが込められているようです。

 そして、再び浄土に帰る乗り物が、精霊牛です。

精霊牛はなすで作りますが、牛に乗ってゆっくりゆったりと帰って欲しいということなんですね。

 

ここは両親や義父が暮らしていた場所ではないんですが、

もし来てくれたらという想いで、迎え火の日にささやかながら用意しておきました。

明後日までの間ですが、可能なら戻って来て欲しいと願っています。