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発熱は免疫が働いている証拠!

 全ての薬をストップしたら、

昨日の朝から夜までの12時間ほどは38℃強の発熱が続きました。

この間は、布団に包まって静かに寝ていました。

夜中は熱も下がってきて、楽になってきているのがはっきりと分かりました。

 

そして、今朝5時ごろは37.1℃

昼ごろは36℃台の平熱になり、かなり平常に近づいた感じがしています。

ホッと一息ですかね・・・

もちろん、まだ様子見は必要ですが。

また、念のために付け加えますが、

ロキソプロフェンのような解熱剤には消炎作用もあるということなので、

解熱剤を積極的に服用した方がいいケースもあるようです。

さて、「発熱」について解説しているサイトを見つけたので以下に紹介します。

 

 

 そもそも発熱というのは、医学的には体温が37.5℃以上の状態を指します。

発熱すると免疫力が高まるため、

ウイルスや細菌(抗原)が体内に侵入した際に発熱することは、体を守るために必要な働きだと言えます。

抗原が体内で感知されると、

白血球やマクロファージなどといった、抗原を食べる働きを持つ免疫細胞が、サイトカインという物質を作ります。

さらに、サイトカインが抗原侵入の情報を脳に伝えるための物質を作ると、

視床下部という部分に、体温を上げるように指令が伝わります。

その後、体の各部位が熱放散を抑えることで体温が上昇します。

これによって抗原の増殖を防ぐほか、白血球の機能を活性化させ、免疫力向上に繋がります。

 

免疫において発熱することのメリットにはどのようなものがあるのでしょうか?

 

<病原体の増殖が抑えられる>

 発熱によって病原体の増殖が抑制できます。

そもそも、病原体であるウイルスや細菌は高温よりも低温で繁殖する特徴があります。

つまり、発熱によって体温が上がることで、病原菌の増殖を抑制することができるのです。

 

<白血球が活性化する>
 体温が上がることで、白血球の働きが活性化する点も発熱のメリットと言えます。

白血球は免疫細胞としての働きを持っており、

体内で発見された抗原を攻撃したり、自分の中に取り込んで消化したりする働きがあります。

 

<免疫応答が活性化する>

 体内に抗原が侵入した際に、

免疫細胞が抗原を攻撃したり、体を守ろうとさまざまな働きをしたりする反応を免疫応答と呼びます。

発熱は免疫応答の活性化にもつながります。

例えば、マクロファージといったウイルスを捕食する免疫細胞は、

発熱によって一層捕食の働きが強まる傾向にあります。

 

<発熱した時の正しい対処法>

 発熱は免疫において重要な現象であることがわかりました。

つまり、発熱したときに解熱剤などで無理やり熱を下げるのは不適切な場合もあります。

そこで、発熱した際はどのように対処するのが良いのか、ご紹介していきます。

 

<解熱剤をやみくもに使わない>

 解熱剤は一時的に熱を下げるのに有効ですが、

根本的に病気を治すわけではありません。

すでに説明した通り、発熱は免疫における体の自然な防御機能であり、

体温を上げることによって免疫細胞が活発化したり、病原体をそれ以上増やさないようにしたりすることができます。

そのため、あまりにも症状が辛いといったケースでない限りは、やみくもに解熱剤を使用するのはおすすめできません。

 

<熱の出始めはしっかり温める>

 熱の出始めの時点では、体温が上がりきるまで体をしっかりと温めることが重要です。

なお、熱の出始めはまだ体温が十分に上がりきっておらず、悪寒を感じることがあります。

寒気がなくなるくらい熱が完全に上がりきるまでは、

厚手の服を着たり、血管が集まる首、足首、手首などを重点的に温めたり、温かい飲み物を飲むようにしたりして、しっかり体温を上げてあげましょう。

 

<寒気がなくなったら温めるのをやめる>

 寒気は、筋肉を震えさせて体温を上げるための体の働きです。

そのため、体温が十分に上がれば寒気は自然と消えていきます。

寒気がなくなった後も温め続けてしまうと、皮膚からの熱の放散がうまくできず、鬱熱と呼ばれる熱中症のような症状が出てしまう可能性があります。

そういった状態を防ぐためにも、

体温が上がりきったらそれ以上温めるのをやめ、薄着に着替えたり、布団の枚数を減らしたりするなど、体温調節を心がけましょう。

 

<汗のふき取り・こまめな着替えを心がける>

 発熱すると体温が上昇し、寝ている間だけでもかなりの量の汗をかきます。

発汗すると服が濡れて冷たくなり、逆に体温を下げてしまう原因となります。

せっかく上げた体温を下げないためには、

熱を外に出さないよう、汗をこまめにふきとったり、着替えを行うことで体温調整を心がけましょう。

 

<水分補給する>

発熱により発汗することで、体内の水分は通常よりも多く失われています。

その状態が続くと脱水症状を引き起こす原因となるため、

少量でもいいのでこまめに水分を摂取するようにしましょう。

また、水分だけではなく塩分も同時に失われているため、

ミネラルを含む経口補水液や、スポーツドリンクなどを補給するとなお良いでしょう。

 

<頭を冷やすのは必須ではない>

 発熱すると頭を冷やすことが定番化していますが、実は必須ではありません。

というのも、頭を冷やしても、体温が下がる訳ではないのです。

体温を下げるためには、服や布団を薄いものに替えたり、水分補給をしっかりと行うことのほうが重要です。

ただ、頭を冷やすことで体や気持ちが楽になることがあるので、状況に応じて行うと良いでしょう。

 

<ビタミンCをよくとる>

 ビタミンCは、白血球などの免疫細胞の中に含まれており、免疫細胞の機能を活性化すると言われています。

一方で、ビタミンCは免疫細胞が働けば働くほど消費されてしまいます。

そのため、発熱した際には、ビタミンCを意識的に摂取することをおすすめします。

具体的には、みかんやレモン、いちご、キウイなどのフルーツのほか、

ブロッコリーやほうれん草などの野菜などの食材を食事に取り入れると良いでしょう。

 

<年齢・持続期間によっては早めに受診を>

 年齢や発熱の期間によっては受診が必要な場合もあります。

特に、生後4ヶ月未満の生まれて間もない赤ちゃんは、

お腹の中にいた時にお母さんからもらった免疫が機能しているため、

発熱や風邪などにかかるケースは少ないと言われています。

つまり、生後4ヶ月未満の赤ちゃんの発熱が3〜4日以上続く場合には、

何かしらの病気にかかっている可能性があります。

また、年齢に関係なく、呼吸が苦しかったり、どこかに痛みがあったりするなど、

発熱以外にも明らかに異常な状態が続くようであれば、早めに受診するようにしましょう。