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告別する人の、かつての姿を思い浮かべてしまう

 かつて元気だった人。

年齢を重ねるということはあるにせよ、

なぜ元気が失われていったのか?

本人が元気で居れるよう、周りでもっとしてあげられることはなかったのか?

いつもこのことについて考えてしまう。

 

本人がずっと元気で過ごせるために必要なことは、

生活の基本的な部分は自分自身で出来ること。

少なくとも自分でやろうとすること。

 

そのためには、身体が自由に動かせないといけない。

特に足腰が弱ると、連鎖的に体全体の動きが鈍くなる。

足腰の筋肉は第2の心臓と言われている通り、全身の血の巡りに欠かせない役割も担っている訳だから。

健康で持久力のある身体が、何よりの基本だと自分は考える。

 

食事が、ジャンクフードやカップラーメン、またお菓子の類などに偏ってしまわないようにする。

野菜やたんぱく質が不足しないような食事を自分で作った方がいい。

でも、それほど手をかけなくても素材の美味しさを感じられる食事は作れるはず。

 

家にこもりっきりになったりしないよう、

出かけたり、家の周りのことは自分で直したり掃除したりする習慣を身に付ける。

充分な睡眠をとって、ストレスをため込まず上手に解消していくことも重要だと思う。

日中良く動いていないと充分な睡眠はとれないから、このことにも運動が深く関わっている。

 

以上のようなことを続けていれば、病気で寝込むようになったりすることも減るだろうし、

最悪、病気を呼んでしまうことも遅らせられると思う。

 

自分の身体が元気で、身の周りのことが出来ていれば、

周りから不本意なアドバイスを受けることがあっても、

本人の希望に沿った提案にまとめることが出来る。

本人に元気がなく、病気がちであれば、周りの提案に従わなくてはいけなくなる。

本人にとって不本意な生活は、希望を失わせ、生命力が徐々に弱くなっていってしまう。