一番寒い時期におすすめの工夫
自宅の暖房も色々なスタイルが出てきたと思いますが、まだ、灯油を補給しながら使う石油ストーブが主流でしょう。
石油ストーブは、結構面倒な給油作業がありますよね。
この給油作業に、乾電池を電源にした電動灯油ポンプを使っていると思います。(昔は手動だった・・・)
この灯油ポンプの電池ですが、最近は単三電池タイプがほとんどですね。
この単三電池ですが、「灯油ポンプでは結構もたないなぁ」と感じた事はありませんか?(昔は単一電池タイプで、もちが良かったのでなおさらなんです)
そして、気温が低いほど電池の給電力が落ちるので、給油のスピードが遅くなってイライラする場面が増えるんです。
当たり前ですが、灯油ポンプは、気温が低い時ほどひんぱんに使いますよね。
電池をひんぱんに交換すれば、ポンプもハイパワーで動き続けられますが、まだ使える電池が残っていき、ムダになってしまいます。
充電式単三電池も使ってみたんですが、充電式は乾電池に比べて8割くらいの電圧しか出ません。
電圧が80%だと、電力Pは P=V2/R より、電圧Vの2乗に比例するので、電力は何と乾電池の時の64%に低下してしまう計算になります!
そこで考えたのが、ここで紹介するACアダプターを使う手なんです。
ACアダプターは、使わなくなって捨てようとしているものが手元にあればラッキーですが、
電圧と電流容量が合わないとダメです。
自分は下の写真のものを手に入れたんですが、ハードオフとかのリサイクル店で、簡単に安く買えるんですよ!
ポンプが単三アルカリ乾電池2本タイプだと、動作電圧は約3.2V。アダプターの電圧はこれの1割増し3.5Vくらいのものがいいと思います。
写真のアダプターは、電圧3.4V、電流2.5Aのもので、これでちょうどいいと思うんですが、電流容量はもっと少なくても大丈夫かもしれません。
このアダプターから出ている給電線を直に接続せず、コネクターと柔軟性のある細めのビニール電線で延長コードを作って、灯油ポンプに結線した方がいいと思います。
下の写真の右側の部分が、作成した延長コードです。
これを、灯油ポンプに結線するんですが、
ポンプ本体に電線が通る小さな穴を開けて電線を通し、電池が収まる部分の電極に直に電線をハンダ付けします。
今回はポンプを電池式に戻せるように、単三ダミー電池という部品を加工して使っていますが、こんなことはしなくても大丈夫です。
さらに工夫したのは、AC100Vからアダプターへの給電です。
下の写真のように電球用分岐ソケットを使い、ここからAC100Vをアダプターに給電しています。
こうすると、灯油タンクが置いてある部屋に照明を点けた時だけしかポンプは動きません。
部屋から出る時に照明を消せば、灯油ポンプは絶対に動かなくなります!
さらに、日常多くの場面で見られるような「ACアダプターが待機電力を消費したり、常に発熱したりする」ということも全くありません。
昔、納屋に灯油タンクとポンプを置いてあったんですが、何かがポンプのスイッチに接触してしまったようで、ポンプが作動してしまい、タンクの灯油が全部床に流れ出てしまっていたんです!
悪夢のようでしたし、火災が起きなくて本当に良かったと思いました!!
しかし、今回のような装置一式にしておけば、ポンプを灯油が入っているタンクに差しっ放しにしておいても、照明さえ消せば、全く安全なんです。
万一、本体のスイッチをオフにし忘れても、元の電源が切れてるから絶対に大丈夫!!
ところが、本体に乾電池が入っている状態だと、どうしても不安が残るんですね。
さて、これで、いくら寒くなっても、ポンプの動きが悪くなることはありません!
ちょっとした工作で、とっても効果大なんです!
しばらく使用している実績もありますので、是非おすすめしたいと思います!!
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