新しい作業台「馬」 とりあえず出来ました!(3)
カミヤ式作業台「馬」ですが、
筋交いの斜め切り、脚を取り付けるためのホゾ切りは、特に集中してやる必要がありました。
しかし、出来た筋交いの直角を測ってみると、案の定狂っていました・・・
ここは、新たに墨線を引いてから切り直したんですが、
次回からは、最初の45°斜め切りをしたあと、反対側の墨線はこのようにして引けばいいですね!
また、天板のホゾですが、脚がキツキツに入る幅をほんの少しですが超えてしまいました・・・
そこで、筋交いで天板と脚を固定する工程で、ホゾに木工ボンドを塗り接着固定することにしました。
さて、この前段階の、脚の仮固定、筋交いの仮固定に工夫が必要でした。
カミヤ先生の動画ではそんな作業はしていません!
当初この動画を真似て作業してみたんですが、全く上手くいきませんでした・・・
カミヤ先生は家具職人なんですね。
こういう所でのプロの作業(技ですね!)はホントに凄い!!
サッサと素早く、難なく簡単そうにやっているように見えるんです。
これは他のどんなプロの仕事についても言えるでしょうね!
そこで自分も真似してみようと作業してみると、凄く難しいことが初めて分かるんですね!
同じようになんか出来やしない。
こんな調子ですから、プロの真似なんて簡単に出来っこないんです!
まあ、当たり前のことなんですが。
さて、多少ずれていてもそこそこの形の馬は出来るでしょうが、それじゃあ勉強になりません。
今の自分の技量に合わせて何とかしなければなりません。
まず、天板と脚を正確に直角が出ている状態にして、仮固定します。
そうしてから、筋交いを押し付けるように仮固定する方法を考えました。
コーナークランプを使ってちょっと大げさになってしまいましたが、
このコーナークランプの固定がないとどうなるでしょうか?
写真のように筋交いを押し付けると、脚と天板の角度がわずかですが開いていってしまうでしょう?
ただ、あとになって思いついたんですが、
天板と脚を外側から固定する治具を角材とかで作れば良さそうです!
その方法の方がコーナークランプを使うより良さそうに思えます。
さて、この工程で筋交いを天板と脚に押し付ける時、ここでも意外な難しさが分かりました!
ちょっとした加減で、わずかに天板と筋交い、脚と筋交いの接合面がずれて、筋交いが浮き上がってしまうんです。
でもこの調整については、脚と天板を仮固定していたので、微調整しやすく何とかなりました。
次は、筋交いを天板と脚にコーススレッドで固定しました。
今度は天板に対しても、脚に対しても、コーススレッドが直交するよう打ち込み方を変更しました。
脚と筋交いは脚側から、天板と筋交いは筋交い側から、というように。
写真で見えるネジ穴は、最初に作業した時の穴です。
ここは、皿穴、下穴共に、最初に開けておいた方がいいです。
次は、脚の先端に横板をネジ止めして固定します。
もう先が見えたな! とか気が抜けると、失敗することが多いんですが・・・
横板を表裏逆に取り付けてしまっています・・・
やっぱり失敗してる!
こんなくだらないミスがまだ多いんですね・・・
やり直して、ようやく仮完成まで来れました。
ここまで出来たので、馬を床に置いて、天板と脚の接合部に力をかけてみました。
やはり、この部分がわずかですが上下左右に動いてしまいます。
おそらく家具とかだったら、ホゾ組の部分の動きは計算のうちなんだと思います。
自分は、この部分の遊びは不要と考え、接着剤で固定することにしました。
脚と筋交いのコーススレッドをいったん外してから、ホゾに接着材を塗ります。
再度コーススレッドを打ち直して、はみ出た接着剤を拭き取ってからクランプで仮固定しました。
この時のクランプ固定ですが、結果、下の写真のようにするのが大きな引張力もかけられてベストでした。
しかし、ここも、脚と天板だけに引張力をかけた方が良かったかも・・・
2脚目の接着剤が完全に固着すれば、とりあえず完成ということになります!
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