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ウクライナの子ども「溺れ死ねばよかった」 ロシア番組司会者が出演停止に

 ロシアの国営テレビ局のマルガリータ・シモニャン編集長は23日、

司会者のアントン・クラソフスキー氏との契約を停止したことを明らかにした。

 

この時の番組のゲストであったルキヤネンコ氏が、

少年時代にウクライナ西部の都市ウジホロドを訪れた際、

現地の子供達が、

「モスクワ人に占領されていなければ、暮らしぶりはもっと良かったと話していた」

と振り返ると、

クラソフスキー氏は、

「そういった子供たちは、マジでおぼれ死にさせる必要がある」

「モスクワ人に占領などと言った子供は、激流に放り込まなければならない」

と発言。

ルキヤネンコ氏が異論を挟むと、

「山小屋にたたき込んで、燃やせばよい」

などと続けた。

 

シモニャン氏は、発言は信じがたいと非難。

「これほどの馬鹿げた話しを共有できると考えることさえ許容できない」

と述べ、

「ウクライナの子供、ドンバスの子供、すべての子供たちにとって、

このすべてができる限り早く終結し、

自分たちが母国語と考える言語で平和に暮らし、

勉強ができるようになることを願っている」

と語った。

 

シモニャン編集長は、ロシアによるウクライナ侵攻を強く支持してきたが、

23日深夜に行った投稿では、

クラソフスキー氏の発言を

「野蛮で不快極まりない発言」と非難し、

同氏の番組出演を停止すると発表した。

翌24日には、

残虐行為の呼び掛けへの反対も表明した。

 

クラソフスキー氏は過去にも放送中に、

「ウクライナは存在するべきではなく、

存続させないためにわれわれは手を尽くしている」

などと発言していた。