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日高市の、ある登山口で・・・

昨年末からずっと気になっていたことがありました。

この1月に、近くを通りかかったので、この日高の登山口に再度寄ってみました。

昨年12月に、ここに尋ね人の写真付きの張り紙があったのです。

 

 自宅に「ごめんなさい」と書き置きを残し、妊娠中の妻と幼い娘を残し失跡。

 〇〇キャンプ場に車が置き去りになっていた。小学校教諭で30歳。

 ロープを購入した形跡があり、自殺の可能性がある・・・

 

強烈な内容でした・・・

写真のこの男性は、優しく元気そうで・・・ 写真の背景には、自宅でのひなまつりの時と思われるおひな様が映っていました・・・

自分が想像するに、この方は気が弱いとかではなく、むしろ責任感が強く、色々なことを引き受け、多くのことを背負っていたのではないでしょうか?

職場には、毎日のように、多くの困難や心を病むような出来事があっただろうと容易に想像が出来ます。

自分にとって、他人事とは思えなかったのです。

 

でも、

気がまぎれる時間が少しでもあれば、

何か気分転換が出来る機会が少しでもあったなら、

そんな簡単に解決なんかしないだろうけど、

ちょっとでも、元の気持ちに戻れたかもしれない。

ちょっとでも、元の強い自分に戻れたかもしれない。

追いつめられるまでは行かなかったかもしれない。

 

自分があの張り紙を見てからちょうど1か月経っていますが、もう張り紙はどこにもありませんでした。

この男性は、無事に自宅に戻っている可能性だってあります!

どうか、元の自分を取り戻して、無事で家族で過ごされていることを強く願っています。

どうか、無事でいて下さい!!