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雪道運転での限界 体験しておけるといい

 NEXCO東日本社が「雪道体験ドライブレッスン」という企画をやってくれています。

(この冬の分はまだ見つかりませんでした)

 

<限界を超えた領域を経験してもらうのが一番の目的>

 撮影しながらレッスン風景を見ていると、

ノーマルタイヤ装着車と同じように、ときにはそれ以上に挙動を乱してコース外周の雪壁にタイヤをぶつけているスタッドレスタイヤ装着車まで出ている。

スタッドレスタイヤ装着車のほうが大幅にスピードが出ていることがその理由だが、

この状況でほんとうにいいのか、少し疑問を感じてしまった。

そこで、インストラクターの勝田選手に質問してみたところ、

「これで狙いどおりです」とのことだった!

 

その理由について、勝田選手は

「このドライブレッスンでは、みなさんに限界を超えるとクルマがどんな状態になるのか経験してもらうことを重視しています。

どんな人でも、クルマがスリップすると最初は驚いてパニックになってしまいますが、

逆に1回体験すれば次からは冷静に対処できるものです。

ここは広くて安全ですし、われわれインストラクターも同乗しているので、

ここでスリップを体験して帰ってほしいんですよ」

と語ってくれた。

 

確かに、安全性が確保されたコースなら、

逃げ腰にもならずにタイヤがどこまでグリップするかチャレンジできる。

また、ノーマルタイヤでは、

クリープ走行から少しアクセルを踏んだ状態でも、すぐに限界を超えてしまうのに対して、

スタッドレスタイヤはかなり日常的な運転感覚に近く、タイヤが滑り始めてもコントロールできる余地があると実感できた。

 

コース脇から見ている以上に、

ステアリングの手応えや、アクセル操作に対する反応にもはっきりとした差があり、

これなら各参加者がタイヤ性能の違いをしっかり理解しているだろうと感じる内容だった。

雪道であまり運転した経験がないという人、

冬季はスタッドレスタイヤを使っているが、どれだけ効果があるのか確認したいという人は、

次回の開催時に参加してみてはどうだろうか。

(この企画は無料で行われていた)